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「Catch up Serie A」~2024.1.13 セリエA 第20節 ナポリ×サレルニターナ ハイライト

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前半終了間際のPKがサレルニターナのプランを狂わせる

 バックラインからボールを持つスタートとなったのはホームのナポリ。前進の起点となっているのは右サイド。ディ・ロレンツォを起点に右サイドのポジションを入れ替えながらボールを前に進めていく。

 しかしながら、クロスを上げるフェーズにおいてはボックス内で空中戦の優位を取れるオシムヘンがいないため、アバウトさが許容できない。左サイドにも展開がなかなかできず、ボールを持ってもどうにもならない状況が続いていた。

 サレルニターナはロングボールを軸だが、こちらの方がむしろ形がしっかりしていた。左サイドに流れるトップのシミーが背負ってボールをキープし、前をむいたカンドレーバから前進を狙っていく。左サイドでのポゼッションは安定。CHのマルテガーニも落ち着いてボールを持つことができており、ショートパスでのつなぎも多かった。

 ナポリも20分になればポゼッションに少しずつ安定感が出てくる。パスワークの中でアンカーのロボツカがフリーでボールを持てるようになった上に、左のクワラツヘリアからの仕掛けも出てくるようになっていく。

 決定的なチャンスをなかなか迎えることができない両者。そうした中で試合を動かしたのはカンドレーバ。目の覚めるような左足の一振りで先制する。

 ラインを下げてスペースを埋めるサレルニターナに苦戦するナポリ。完璧な前半を迎えるはずのサレルニターナだったが、終了間際にファシオがあっさりとPK献上。軽いプレーでナポリに同点ゴールのきっかけを与える。

 後半も試合の流れは同じ。ナポリの保持が試合のベース。ただし、選手交代により4-2-3-1気味のフォーメーションでのセットとなった。

 押し込まれることになったサレルニターナはプレスを少しずつ強めながらペースを変えにいく。ナポリはこれに対抗しようとするが、淡白なカウンターを連発。なかなかスペースを活かすことができない。

 サレルニターナにカウンターに出ていく威力がなくなった終盤はナポリが左サイドの攻め筋を中心にチャンスを迎えるが、なかなかゴールを奪うことはできず。このままタイムアップかと思いきや、後半追加タイムのセットプレーからナポリは劇的ゴールをゲット。ラフマニの大仕事で土壇場で勝ち点3を手にすることができた。

ひとこと

 ナポリ、勝ちはしたが相当苦しい90分。サレルニターナは前半終了間際の失点が手痛すぎる。

試合結果

2024.1.13
セリエA 第20節
ナポリ 2-1 サレルニターナ
スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
【得点者】
NAP:45+4′(PK) ポリターノ, 90+6′ ラフマニ
SAL:29′ カンドレーバ
主審:リビオ・マリネッリ

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