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川崎フロンターレ 個人レビュー2018~DF編~

   行ってみよう!GK編はここ!

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2 登里享平

    飛躍の一年だった。

    もともとは「讃岐のジャックナイフ」の異名の通り、突貫小僧のイメージが強かった。ポジショニングより突撃!突撃!誰かが「シュートがうまくないレナト」と表現していたのを見かけたが、確かにその通りと思っていた。それが今季は大変身。ボールを引き出す動きや周りの選手に合わせたポジショニングが飛躍的に改善。攻守ともに大幅に向上したというのが個人的な印象。もちろんいざとなれば突破も可能だし、対人の強さも健在。さらには中央からボールをさばくのも難なくこなしていて、びっくりである。マジで何があったんだ。

    普段のコメントから見ても、周りの選手を良く見ている印象は受けるので、気配りの性格と技術が徐々にマッチしてきたのかもしれない。森保JAPANのサイドバックとは少し毛色が違う気もするが、世が世なら代表に選ばれてもおかしくないと個人的には思っている。

   昨季は優勝を決めた大宮戦で出場してないのに、表彰式で一番はしゃいでいたが、今年の優勝を決めたC大阪戦ではスタメン出場。ただし、前半で負傷交代をしてしまったため、大腿筋を気にしながらはしゃいでいた。次は健康にスタメン出場して優勝を決めたいものだ。

3 奈良竜樹

    昨季終盤の好調のままに先発CBとしてシーズンをスタート。ただ、春先のACLでは昨季に続いてPKを献上したり、夏場には謎の干されを経験したりして若干不安定だった。夏の干されはマジでなんだったんだろう。とにかく、終盤はスタメンも取りもどし、ガンガンあたってバンバンチャレンジ!みたいな本来のプレースタイルで最終ラインを引き締めた。昨季本人が「手を使うなと嫁に怒られた。」と言っていたが、今季はさらに手を使う守備は減少した印象。「手を使ったら飯抜き」「手を使ったら毎日トイレ掃除」「手を使ったらプラダのカバンを買ってもらう」などのあらゆる手段を講じて、奈良の手癖を直してくれたに違いない嫁さんにはフロンターレサポーター代表としてお礼を述べたいところだ。

   長短のフィードは徐々に向上し、安定感も増している。前線へのタッチダウンパスの試行回数は谷口よりも多いかもしれない。高い位置で止められる対人守備に加えて新たなスキルを身につければ、来季は日本代表も狙えるはずだ。

    ってか出場記録調べるためにtransfermarketのページに飛んだらこんな人出てきたんだけど君は誰…。

画像1

7 車屋紳太郎

   評価の難しいシーズンだった。馬車馬のような稼働率だった昨シーズンに続き、今季も頭からフル稼働。ただ、積年の課題であるポジショニングの怪しさは健在で、それ起因のピンチを招くこともしばしば。奈良が謎の失踪を遂げた夏場にコンバートされたCBではわりと安定した出来で、特に広島戦とかはパトリックを封殺し「ずっと俺のターン」状態に大いに貢献したといえる。
   しかし本職に戻った秋以降、今度は負傷に苦しむことに。徐々に攻撃時のサポートの向上は見られたものの、昨年より明らかに良くなったか?と聞かれるとうーむ…っていうのが正直なところだった。SBよりCBの方が出来が良かった気がする。

    最終節も無念の負傷交代となり、落ち込んでいるはずなので、川崎のイベント企画部は彼の大好きな谷口とマツコデラックスがMCを務める「川崎から夜ふかし」「カワサキ×デラックス」などのスペシャル番組の制作を企画して欲しいところ。我が軍にはDAZNマネーがある。

画像2

好きすぎ

17 武岡優斗

   私は毎年ファン感で選手に優しくされるとその選手を好きになり、残留を望む会を立ち上げるのだが、今年は「武岡と森谷の残留を望む会」を立ち上げ去年に続き爆死しました。(去年は森本)
対人の鬼も今年で退団である。今季のリーグ戦出場は5試合。リーグ戦は23節の広島戦以降ベンチ入りがないので、残留を望む会会長という私情を除けば仕方ない。
全盛期は突っ込んでくる原付くらいなら止められるんじゃないかってくらい割と何もかも止めていたけど、度重なる怪我が影響が出やすいプレースタイルだったともいえる。悲しいけどもここでお別れだ。
    素敵なスマイルを持つ優しいお兄さんであり、きっとどこのファンからも愛されるはず!武岡さん、まだまだこれからでっせ!

18 エウシーニョ

    彼もまたお別れである。
「なぜそこにエウソン」「大外からエウソン」「一家に一台エウソン」「おはようからおやすみまでエウソン」など、神出鬼没の異名をとるサイドバック。

    今季は例年に比べると「なぜそこに?」と思うポジションを取ることは少なく、得点は例年より伸びなかった。それでも豊富な運動量と優れたオフザボールの動きで右サイドを一手に引き受けたり、神戸戦(H)や鹿島戦(A)など中央でのビルドアップが詰まった時は出口として機能したりなどチームに欠かせないSB。

   開幕前に負傷した17年を除けば、いずれのシーズンも32試合以上出場を記録しているように体も丈夫。性格も温厚でカッとなることはほぼない。おまけにハイスペックとなると引く手数多っぽいけど、いかんせん特殊技能者なのでうまく行かせるかは監督次第。フリーキッカーでもないSBに「得点は例年より伸びなかった」とかいう評価は普通はしません。
   今季のように鎖をつけるか、自由に躍動させて他に穴を埋めさせるどちらかがベターかと。どこのクラブに行くのかはわからないけども、大事にしてやってください。

   4年間サンキューな!アディオス!エウソン!

23 エドゥアルド

    ハイスペックなCBなのだが、やってしまった17年ルヴァンカップ決勝のように近年はミスが目立ち、今年もレギュラー奪取とはならず。貴重なレフティー、まだ若い年齢、組み立てに貢献できる足元の技術などポテンシャルは感じるのだが「最終ラインが怪我をしない」「奈良が結構好調」「エドゥアルドを左CBに入れると谷口と車屋の距離が遠ざかり、車屋が不機嫌になる」などのチーム事情もあり、出場時間は得られなかった。

    個人的にはまだまだ期待をしたいのだが、リーグ戦は3試合の出場にとどまり、ACLも3試合出たけど敗退濃厚になってから。リーグ戦最後のベンチ入りは5月となると流石に残留は厳しいと考えるのが自然だろう。本人にとっても出場機会を得られるクラブに行く方が幸せなはず。個人的には千葉方面でハイラインを跳ね返すエドゥアルドが見たいです。

26 タビナス・ジェファーソン

   こないだみんなでUSJ言ってたけど、タビナスがハリーポッターのマント着たら、ハリーをいじめるスリザリンのやつっぽいなって勝手に思ってました。来季は試合でような!!

27 舞行龍ジェームズ

    怪我ばっかりだった昨季に比べれば、多少なりともいいシーズンを過ごしたとは言えそう。序列もいつも間にかエドゥアルドを抜き第3CBに昇格。ただ、本当に今年のCB陣は怪我をしなかったので、出番はもらえなかった。
   ルヴァンカップでは出場できたものの、鹿島に敗れ、彼のシーズンは終了。ってか、リーグ戦1分も出てないんだけど!
   なんだかんだもう30歳なので、今季は平気かもしれないが、来季あたりは結果を出さないと割とやばい。毎年広告塔になっているORIHICAのスーツ姿はちょーイケメンなので、ORIHICA的には残留を切望してるはず。ORIHICAのためにも頑張れマイケル!

つづく!

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