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「Catch up Premier League」~2024.3.2 プレミアリーグ 第27節 ブレントフォード×チェルシー ハイライト

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前半はチェルシー、後半はブレントフォードが勢いに乗る

 トニーの復帰以降も思ったようにV字回復とはいかないブレントフォード。特に響いているのは失点の多さ。ピノックに加えて、前節ベン・ミーが離脱してしまったことで、バックラインの人で不足にはさらに拍車がかかっている。対するは先週カップ戦タイトルを逃してしまい、難しい1週間を過ごしたであろうチェルシーだ。

 まずはロングキックをベースとして試合はスタート。試合が落ち着くとボールを持ったのはアウェイのチェルシー。ブレントフォードの3-5-2を鎮圧し、バックラインからボールを動かしていく。左落ちするエンソなど外循環の方策からの前進を狙っていく。

 ミドルブロックで何とか踏ん張りたいブレントフォードはWBが高い位置から奪いに行くなど積極的なアクションを見せる。だが、こうした部分は逆にチェルシーに利用された印象。高い位置を取るWBの背後にジャクソンが抜け出したり、プレスで間延びしたライン間に入り込むパルマーに縦パスのレシーバーになられたりと怪しい動きは満載であった。

 しかしながらジャクソンがなかなかアタッキングサードでもたついてしまい、攻撃を仕上げることができないチェルシー。抜けた後のコントロールが乱れたり、ファーにてフリーで待つチルウェルのことを認識できていなかったりなど、いくつかのプレーでチャンスをフイにしてしまう。

 チェルシーの先制点はジャクソンのフィーリングが合ったタイミングでようやく。右サイドのクロスにばっちり合わせたジャクソンが35分に先制ゴールを手にする。ブレントフォードからすると、クロスのレシーバーは1枚だったのでここまでフリーにしてしまうのは頭が痛いところだろう。

 しかしながら、後半はブレントフォードが反撃。ややアバウト感を残す感じで入ったチェルシーに対して、カウンターを中心に攻勢に出ていく。同点ゴールを決めたのは50分。インサイドに入っていくローアスリウがゴールを仕留めて試合は振り出しに。前節のルイス-ポッターもそうなのだが、最近のブレントフォードのWBはインサイドに入っていきながら得点に絡む動きが多い。

 さらに70分手前にはウィサがアクロバティックなゴールをゲット。今節はもちろん、今季でも指折りのスーパーゴールで一気にチェルシーを逆転する。

 バックスのバタバタ感から逆転を許してしまったチェルシーだが、何とかそのバックスがカタをつけて試合をフラットに。ディザジのヘディングで再び同点となる。

 シーソーゲーム感があった試合は引き分けで終了。互いに勝ち点1を分け合う結果となった。

ひとこと

 チェルシー、前半まではよかっただけに勝ち切っておきたいゲームだった。

試合結果

2024.3.2
プレミアリーグ 第27節
ブレントフォード 2-2 チェルシー
ブレントフォード・コミュニティ・スタジアム
【得点者】
BRE:50‘ ローアスリウ, 69’ ウィサ
CHE:35‘ ジャクソン, 83’ ディザジ
主審:ジャレット・ジレット

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