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「Catch up Premier League」~2024.4.6 プレミアリーグ 第32節 アストンビラ×ブレントフォード ハイライト

優勢に進める中での10分間の集中砲火

 ブレントフォードは立ち上がりから強気のプレス。広さを取るアストンビラのバックラインにもまったくおかまいなし。深い位置まで追い回してコーナーフラッグ付近まで相手を追い込んでいく。

 アストンビラはそれでも深い位置からつなぐトライを行う。パウ・トーレスを軸に左右に揺さぶるポゼッションからブレントフォードのプレスを回避。ブレントフォードの同サイド圧縮に逆らっていく。

 押し下げる機会が増えることでブレントフォードは5-3-2ブロックでリトリート。自陣の深い位置にブロックを組む二段構えの形でアストンビラに対抗する。

 立ち上がりはブレントフォードに押し込まれる場面も多かったが。15分以降はほとんどアストンビラが一方的に押し込んでいく形に。ローブロックに対して左右にボールを動かしながらのアクション。コンサとトーレスがそれぞれ後方支援役に回ることでブロックの攻略に移行していく。もちろん、ここからブレントフォードはカウンター狙い。自陣からの縦に速い攻撃でビラに反撃を仕掛ける。

 しかしながら、先行したのはアストンビラ。右サイドからのマッギンのクロスにワトキンスが合わせて先制。ブレントフォードの守備ブロックをこじ開けることに成功する。

 勢いに乗るビラは後半早々に追加点をゲット。前半と同じく押し込む流れになる前にあっという間に2点目。右サイドに流れたロジャーズがティーレマンスからの縦パスを受けて、一気にゴールを陥れる。

 2点のビハインドを背負ったブレントフォードは2トップがそれぞれ左右に流れることでチャンスメイク。アストンビラのSBの背後を取る形で地道に陣地回復を図る。

 すると、このサイドの裏からブレントフォードはゴールをゲット。セットプレーの二次攻撃の流れからクロスをあげると、これを前線に残っていたイェルゲンセンが仕留めて1点差に追撃する。

 さらには直後にも左サイドのクロスから同点に。追撃弾からわずか2分。ブレントフォードは試合を振り出しに戻す。

 勢いの止まらないブレントフォードはあっという間に逆転。以降もデュエルでアストンビラ相手に優位を取ると、同点ゴールと同じくレギロンが左サイドを出し抜いてついに試合をひっくり返した。この間わずか9分である。約10分でブレントフォードは一気に2点のビハインドをリードに塗り替えた。

 反撃に出たいアストンビラだが展開は互角。ペースを完全に引き寄せきれないまま、試合は一進一退の攻防となる。こうした中で違いを見せたのはワトキンス。右サイドからのクロスに対して、上から叩き込みまたしても試合は同点に。

 アストンビラはこのゴールをきっかけに前半のようにブレントフォードの守備ブロックを押し込んで戦っていくが、4点目を手にすることはできず。打ち合いとなった試合は3-3のドローのまま終焉となった。

ひとこと

 完全にビラペースかと思いきや、10分間のブレントフォードの畳みかけはとても見事だった。

試合結果

2024.4.6
プレミアリーグ 第32節
アストンビラ 3-3 ブレントフォード
ビラ・パーク
【得点者】
AVL:39‘ 80’ ワトキンス, 46‘ ロジャーズ
BRE:59’ イェルゲンセン, 61‘ ムベウモ, 68’ ウィサ
主審:マイケル・サリスベリー

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