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「期待したいのはイウォビのリベンジ」~2019.3.10 プレミアリーグ 第30節 アーセナル×マンチェスター・ユナイテッド プレビュー

前節のレビューはこちら。

前回対戦の復習はこちら。

目次

Fixture

プレミアリーグ 第30節
アーセナル(5位/勝ち点57/17勝6分6敗/得点61 失点39)
×
マンチェスター・ユナイテッド(4位/勝ち点58/17勝7分5敗/得点58 失点38)【主審】ジョナサン・モス

直近の成績

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戦績

近年の対戦

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 13-14以降の13試合でアーセナルの3勝、ユナイテッドの6勝、引き分けが4つ。

エミレーツでの直近10試合の対戦成績

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アーセナルの3勝、ユナイテッドの5勝、引き分けが2回。

以下はBBCを基にしたプレビュー

Head-to-Head

・直近2試合のユナイテッドのエミレーツ遠征はともに3-1でユナイテッドの勝利。カップ戦、リーグ戦それぞれ一度ずつ。
・ユナイテッドがアーセナル戦アウェイ3連勝になれば、83-85以来のこと。
・リーグでは200回目の対戦。
・アーセナルのプレミアにおけるユナイテッド戦の13勝のうち、9勝が日曜開催の試合。

【アーセナル】

選手情報

・トレイラは3試合出場停止の1試合目。
・ELで出場停止だったラカゼットは復帰予定。

Match Facts

・直近14試合のリーグでのホームゲームで無敗(W12D2)。8連勝中。
・直近41試合のエミレーツでのリーグ戦の敗戦は3つ。その3敗はいずれもマンチェスター勢との対戦によるもの(シティ:2,ユナイテッド:1)。
・今季のホームでの勝ち点は38で、これを上回るのはシティのみ。
・トップ6相手との8試合で9ポイント。昨季はシーズントータルで6しか取れなかった。(注1)
・就任後のリーグでのユナイテッド2連敗になれば、58-59以来のこと。(注2)
・コシエルニーが出場すれば250試合目の出場。
・ラカゼットがゴールを決めれば、ホームゲーム6試合連続ゴールに。ティエリ・アンリに並び2人目の偉業に。

注1) トップ6との試合は9試合終わってて、勝ち点9です。
注2) ユナイテッドとのリーグ初戦は引き分けに終わっています。
いずれもBBCのミスですかね?訳は原文ママです。

【マンチェスター・ユナイテッド】

選手情報

・鼠径部を負傷していたマルシャルは復帰予定。
・CLで負傷したバイリーも復帰の見込み。欠場したマティッチとエレーラもフィットする見込み。
・CLで出場停止だったポグバは復帰。

Match Facts

・勝てばリーグでのアウェイ7連勝。達成すれば93年以来。
・公式戦でのアウェイ9連勝中でクラブレコード継続中。
・リーグ戦12試合無敗はトップリーグで最長のラン。
・ポグバは今季PKを3つミスしている。今まで1シーズンに4回PKを決められなかった選手はいない。
・勝てばスールシャールは就任後、アーセナル相手の公式戦で2連勝した初めてのユナイテッドの指揮官になる。
・スモーリングは出場すれば、200試合目のプレミア出場。うち13試合はフルハムの選手としての出場。

予想スタメン

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展望

 マンチェスター・ユナイテッドの勢いは止まらない。苦し紛れのように思われたスールシャールの途中就任というユナイテッドの一手は、チームにポジティブな風をもたらした。ポグバを筆頭にモウリーニョ時代には不貞腐れていた主力は輝き始め、リーグ戦では無敗を続ける快進撃。カップ戦でも絶好調で、中でも週中にパリサンジェルマンを逆転で撃破したインパクトは絶大で、就任以降最も勢いに乗っている状況といってもいい。

 対するアーセナルも1週間前までは調子がよかったはずだった。スパーズを内容で上回っていたノースロンドンダービーも途中まではうまくいっていた。しかしながら、相手にPKを与えて自らはPKのチャンスをフイにして勝利を逸することに。4位争いで重要となる勝ち点2つとルーカス・トレイラを失うことになってしまった。その流れで臨むことになったELでも退場者に泣かされることに。ソクラティスの退場で試合の流れは大きく変わっており、突破には黄色信号が灯っている。ノースロンドンダービー前のポジティブな雰囲気は吹き飛んでしまった。勢いでいえばユナイテッドに分がある。

展開予想

 この試合の展開を予測するうえで、パルク・デ・フランスのパリ戦のユナイテッドの戦い方はほとんど役に立たないだろう。ユナイテッドの4-4-2の完成度は高くなく、幅を使った攻撃からパリにチャンスを数多く作られていた。おそらくこれはけが人続出の妥協策。むしろ、この4-4-2を維持してきたらアーセナルはしめたもので、中央でチャンスメイクが得意な2列目を中心にチャンスを作れるだろう。ただ、これはやらないはず。スールシャール就任後から基本線にしてきた3センターを戻すだろう。幸い出場停止と負傷者は復帰する。逆に前の3枚は流動的。リンガードは練習には復帰したが、スールシャールは起用について触れられていないようで、出場は不透明だ。というわけでラッシュフォード、マルシャル、ルカクの3枚を予想。並びはFA杯に近くなると予測。リンガード不在なら、3トップは横並びになる可能性が高そう。前節でスピード勝負に敗れて退場したソクラティスにとってラッシュフォードはやりにくい相手だ。ルカクがサイドに流れれば、モンレアルとはパワーもスピードもミスマッチになる。FA杯と同じようにここから前進できる確率は高い。

 アーセナルはFA杯のユナイテッド戦では、サイドでの数的優位を得ながらも、チャンスメイクに生かすことができなかった。スパーズ戦ではイウォビを起点にサイドから前進はうまくいっていた。イウォビのコンディションはよく、サイドからのチャンスメイクはこの試合でリベンジを期待したい。ビルドアップに関してはコシエルニーのコンディション良化と共に徐々に安定している。最終ラインからイウォビに配球ができれば、ユナイテッドの3センターは横に引っ張れるはず。絶好調のムヒタリアンが2ラインの間を向くお膳立てをチームとしてしたいところ。記録がかかるラカゼットにも期待を寄せたい。

 アーセナルは今季のリーグでのトップ6との対戦はこれが最後。ここを勝利で終えれば、トップ6相手に得た勝ち点は昨季の倍になる。少なくともホームではトップ6相手でも戦えることを示したといえる。しかしながら、そんな得意のホームでもなかなか勝てていないのがマンチェスター勢。すでにカップ戦ではエミレーツで敗れているユナイテッド相手に勝利を挙げて、チームの勢いをどうにか引き戻したいところだ。

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