
ギョケレシュの真骨頂で決勝に
4チームの中で1つだけが本大会の切符を手にするプレーオフ。まずは決勝の椅子を手にすべく、ウクライナとスウェーデンが激突。舞台はバレンシアだ。
序盤からボールを持つのはウクライナ。中盤3枚の自在なポジショニングから4-4-2のミドルブロックのスウェーデンを攻略にかかる。特にトップ下のスダコフは自由なポジショニングでヤルモリュクやオチェレトコが彼が動いたスペースに入っていく形で合わせにいく。
スウェーデンは左のSBのグドムンドソンを片上げする形での3バック化。ウクライナは4-4-2のミドルブロックをキープしつつ、高い位置に出ていくシーンも。スウェーデンは寄せられると迷いなくロングボールにシフト。ギョケレシュにボールを当てることで陣地回復を狙う。
このギョケレシュへのロングボールからスウェーデンは先制点をゲット。左サイドに流れたエランガにニグレンとグドムンドソンが絡む形。旋回する中でハーフスペースに抜けるニグレンのマークを外してしまったウクライナ。このニグレンからのクロスをギョケレシュが仕留めてリードを奪う。
ポゼッションから反撃に出たいウクライナ。スウェーデンはミドルゾーンにラインを定めつつ、ニグレンを大外に落とす5バック化も入れていく。
ウクライナは深い位置までスウェーデンを引きつけながら中盤にスペースを作っていきたいところだが、逆に圧力をまともに食らってしまい、苦し紛れのロングボールに。スウェーデンが非保持をベースに試合を握る。
保持においても引いた位置からの陣地回復の手段が豊富。ギョケレシュへのロングボールや、グドムンドソンやエランガの大外爆走から一気にカウンターを打っていく。
30分を過ぎたところからは試合を落ち着かせてコントロールするスウェーデン。どちらのチームにもチャンスがない状態ではあったが、リードのまま時計の針を進められているという点でスウェーデンの思惑通りということができるだろう。
後半の頭にもチャンスがあったのはスウェーデン。セットプレーからの立て続けのチャンスからあわや追加点という場面が2回訪れる。
ボールを握り直したウクライナ。右サイドのツィガンコフを軸にドリブルでのワンツーから抜け出すチャンスを探っていく。
しかし、再びスウェーデンのロングカウンターが炸裂。ノルフェイトからのロングボールを収めたギョケレシュがそのままゴールをゲット。GKからのアシストでスウェーデンがリードを広げる。
さらには同じようなロングボールの抜け出しからPKをもぎ取ったギョケレシュ。自らPKを沈めて3点目。これで事実上の決勝戦進出を決める。
終始押し込んだウクライナは終了間際に1点を返して意地を見せるが反撃はここまで。決勝に駒を進めたのは予選で不振に喘いだスウェーデンだった。
ひとこと
ギョケレシュの持ち味がふんだんに出た90分だった。
試合結果
2026.3.26
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
欧州予選 プレーオフ 準決勝
ウクライナ 1-3 スウェーデン
エスタディオ・シウダ・デ・バレンシア
【得点者】
UKR:90’ ポノマレンコ
SWE:6‘ 51’ 73‘(PK) ギョケレシュ
主審:ジョアン・ピニェイロ
