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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.6.18 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 グループB 第2節 スイス×ボスニア・ヘルツェゴビナ ハイライト

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均衡をジョーカーが爆発させる

 初戦ではカタール相手に土壇場で同点に追いつかれることを許してしまったスイス。突破のためにもここは絶対落とせないところだろう。

 マンツーでのプレスをかけてくるボスニア・ヘルツェゴビナに対して、スイスはややずらす形でのポゼッション。GKを絡めつつ、右のSBを押し上げるような形から可変3バックでボールを動かしていく。サイドにボールをつけつつ、斜めのパスでエンボロのポストから横断。逆サイドにボールをつけてサイドアタックを狙っていく。

 まずは押し下げるところを優先したスイス。それが済むと左サイドからのサイドアタックに移行。パス交換から抜け出す選手作りを手数をかけて行い、相手のバックラインの背後を取っていく。ジャカを出し手としてここからハーフスペースの手前と奥を使いながらボックスに入る準備を行う。

 ボスニア・ヘルツェゴビナはアライベコヴィッチが最終ラインに入る5バックにて迎撃。しかしながら、最終ラインの動きは味方の動きに無頓着で、人を入れてレーンを埋めても相手の動きに対応する選手によって簡単に歪んでしまう。

 さらには保持に回っても陣地回復役にしたいアライベコヴィッチが低い位置でボールを持つことでなかなか前に進めず。スイスの即時奪回に苦しむこととなる。

 前半の途中からボスニア・ヘルツェゴビナはフォーメーション変更とハイプレスへの移行。噛み合うように5-3-2のような形に布陣を整理し敵陣から相手を捕まえにいく。

 この変化によって、アライベコヴィッチとメミッチが左サイドに集結。カットインができるアタッカーを2人揃えることでストロングサイドを作り、攻撃の目処まで立つように。得意のセットプレーの機会も増えてスイスのゴールを脅かす。

 後半は同じ噛み合うフォーメーションの中でも逆に手数をかけるボスニア・ヘルツェゴビナに対してスイスがハイプレスで出ていく立ち上がりに。ボールを捨てるようなアプローチを取ることでボスニア・ヘルツェゴビナを自陣に釘付けにする。

 ボスニア・ヘルツェゴビナは左サイドに中盤を下ろすなど工夫を見せていたが、簡単に回避することはできず。スイスのプレスの圧力をモロに受けてしまう。

 ボールを奪った後の決め手となるのはエンジアイ。左サイドからキレのあるドリブルで敵陣に迫っていく。

 しかし、ボスニア・ヘルツェゴビナは左サイドのユニットから少しずつ巻き返し。試合はポゼッションの機会が一進一退の展開となる。

 決め手になったのは交代選手の働き。スイスはマンザンビが均衡を破るアクロバティックなゴールを決めると、これがワンサイドゲームの幕開けに。そのマンザンビのパスから相手の退場を誘うと、続いてのゴールは同じく交代で入ったバルガス。自陣から出ていくことができないボスニア・ヘルツェゴビナをサイドから叩き続けて追加点を奪う。

 さらにはマンザンビは自らのゴールで追加点。1点をアクロバティックなシュートで返されるが、最終的にはジャカのPKでパーティーのやり直しに成功。先制点から交代カードで一気に流れを引き寄せたスイスが2戦目にして今大会初勝利を挙げた。

ひとこと

 ボスニア・ヘルツェゴビナもよく抵抗したと思ったが、スイスの交代選手の働きが素晴らしかった。

試合結果

2026.6.18
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループB 第2節
スイス 4-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ
ロサンゼルス・スタジアム
【得点者】
SWI:74′ 90′ マンザンビ, 84′ バルガス, 90+7′(PK) ジャカ
BIH:90+3′ マフミッチ
主審:ジョアン・ピニェイロ

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