
立ち上がりのゴールの壁を越えられず
第1節ではハイチに勝利したスコットランド。モロッコ相手に勝ち点を取れればノックアウトラウンドへの扉はかなり開けることとなる。逆にモロッコはここできっちりとスコットランドを叩き、突破を射程圏内に入れ込みたいところだろう。
スコットランドはまずは受けて入る立ち上がり。4-4-2で少し引き気味からモロッコのポゼッションを受け止める。スコットランドは簡単なモロッコの揺さぶりから決壊してしまった感じ。右サイドのやや角度のついたところから抜け出したサイバリを捕まえきれずに角度のついたところから失点。ハンリーがわずかにラインを上げ損ねたのが命取りとなった。
得点は特に試合の流れを変えることはなし。基本的にはモロッコがボールを持ちつつ、スコットランドはカウンターフォーカス。右サイドのマッギンを中心としたファストブレイクからゴールを狙っていく。
だが、モロッコのポゼッションを崩すのは簡単ではない。マズラウィの枚数調整から、スコットランドのプレスを空転。プレスからの主導権も与えない。
保持においてもスコットランドは苦戦。相手を誘引してアダムスがファウルをロングボールからもぎ取る形から単発でチャンスを作った場面はあったが、基本的には前進は困難。前半の終盤にサイドから泥臭く前に進むことがようやくできたくらい。
保持でプレスのギャップを作ったモロッコは右サイドから前進。ディアスのキャリーから一気に加速する。ブアディやウナヒなど、降りるアクションを右に定めており、第1節とは逆方向の動きを見せていたのが印象的だった。
後半になっても流れは変わらず。ハイプレスに出ていくことをやめないスコットランドだが、モロッコはショートパスから回避。マイナスのパスに合わせてラインを上げようとするスコットランドに対して、降りるCHに合わせて高い位置をとるSBから前進をしていく。押し込んだ後はセットプレーからニアフリックのエル・カンヌスなどゴールに迫るシーンを作っていく。
だが、スコットランドも同じくCHを低い位置に落とすことで少しずつ前進のきっかけを掴む。SBの上がりにモロッコのSHが早めに下がるところを利用し、CHにプレスがかからない状態を生み出す。
ようやく前に枚数をかけることができるようになったスコットランド。終盤にようやくラッシュをかけるが、最後までゴールを破ることはできず。開始直後のゴールを守り切ったモロッコが勝ち点3を手にしてGS突破に前進した。
ひとこと
立ち上がりのワンミス、スコットランドに取っては重たくのしかかってしまった。
試合結果
2026.6.19
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループC 第2節
スコットランド 0-1 モロッコ
ボストン・スタジアム
【得点者】
MOR:2′ サイバリ
主審:イルギス・タンタシェフ
