
最後は安全に着地
勝ち点3同士で並ぶ両チームの試合は一見のところデスマッチにも見える。しかしながら、よその会場を見る限り、勝ち点4は安全地帯。デスマッチに見せかけて両者ともに救済される未来も見えるという48チーム制ならではの状況を迎えている。
序盤から一方的にボールを持つのはオーストラリア。パラグアイの2トップの脇にポイントを作ることで、保持の安全地帯を作りにいく。
序盤はロングボールを積極的に狙っていたオーストラリアだったが、徐々に流れに乗るようにポゼッションにシフト。一方的にパラグアイを押し込んでいく。地上戦ではCHのアーバインが右のハーフスペースに抜け出すなど、位置交換から少しずつチャンスを狙っていく。
ボールを捕まえることが出来ないパラグアイは保持でも一発での陣地回復ができないまま苦戦。ミドルゾーンでオーストラリアの守備に咎められてしまう。
20分過ぎからは少しずつパラグアイが敵陣で陣形を噛み合わせるようなシーンを増やしていく。しかしながら、パラグアイがこれをきっかけにゴールに向かえるようになったというよりはプレーエリアがピッチの中央に集約されたイメージという方が近いだろう。
オーストラリアもパラグアイもゴールから遠かった状態で試合はハーフタイムに。スコアレスのまま折り返すこととなった。
後半は試合が反転。ハイプレスに出ていったパラグアイに対して、オーストラリアはイランクンダのスピードを生かして背後を狙うなどダイレクトな展開で対応。敵陣では噛み合うようなミラー気味なフォーメーションを強めることでオーストラリアの保持をパラグアイが阻害するスタートとなった。
しかしながら、この試合はどちらがボールを持とうと押そうと引こうと簡単に局面を持続させることが出来ない。試合の中盤には少しテンションが上がり、接触プレーの強度が上がったようにも見えはしたが、アルデレーテの負傷くらいのタイミングで再びテンションはトーンダウン。
終盤はまずはお互い安全圏となる4ポイントで!ということを優先したように見えた両チーム。スポットで攻める場面もあったが、ネットを揺らすところまでは至らず。スコアレスのまま試合は決着。パラグアイは突破濃厚の4ポイントで3位の座を確保することとなった。
ひとこと
最後は安全に着地した印象が強い試合だった。
試合結果
2026.6.25
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループD 第3節
パラグアイ 0-0 オーストラリア
サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム
主審:クレマン・トゥルパン
