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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.6.16 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 グループI 第1節 フランス×セネガル ハイライト

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先制点が切り拓いた完勝への道

 優勝候補として名高いフランスの初陣はセネガル。プレミア経験者を中心にタレント揃いのアフリカ屈指の強豪との一戦から始まることとなる。

 フランスの保持はチュアメニがサリーすることで後方の数的優位を確保。セネガルの4-4-2(非保持の際はカマラが列を上げる)に対して、バックラインからボールを動かしていく。

 特に右サイドはかなりフリーなポジショニングが目立つ展開。クンデがかなり自由に動き回り、オリースが自陣の中央に下がる動きも。当然、デンベレも右を軸に流れていくのでかなりアナーキーなポジショニングになった。

 全体的に低いポジションを取るというのはパリのコンセプトとは似ているが、異なるのはその分高い位置に顔を出すことでバランスを取るようなMFがいないということ。よって、エンバペとの距離が遠くなってしまうというのが前半のフランスで頻発した事象。

 時折、デンベレから出してくるような狭いコースからエンバペの裏抜けのアクションを生かす場面もあったが、基本的には単発。セネガルの4-4-2のブロックに対して苦戦する。

 一方のセネガルの方がポジションチェンジはなめらか。旋回するような動きは中盤にとどまっており、互いのポジションを意識したつながりがあるものになっていた。フランスの捕まえに行くアクションが遅れてしまうと、セネガルはすかさず背後を狙うサールに裏抜けのパス。無理のない保持から的確にチャンスを作る。

 左サイドのディウフとマネからのサイドアタックも強力。ロングカウンターから前半最大のチャンスを迎えるが、このチャンスをジャクソンが仕留めることができない。

 ハイドレーションブレイク以降はフランスの保持の時間が増えていくが、敵陣に入る機会が増えても、ポジションのバランスに改善の見込みはなし。全体的にブロックの外に立つ選手が多く、ボックス内にはエンバペだけというシーンも珍しくはなかった。

 逆にセネガルは右のSBのディアッタがドリブルで相手を外すなど、攻め筋が豊富。セネガルの保持の機会が多くはなかったが、一回ポゼッションの時間がもらえればセネガルの攻める時間も長め。前半最後もマネの左サイドの抜け出しからサールが決定機を仕留められなかったが、手ごたえのいいままハーフタイムを迎える。

 後半、フランスはゆったりとボールを持つスタート。前半よりは前線は奥を取ることを意識しており、オリースやドゥエは高い位置でキープすることが多かった。

 非保持においてもフランスも手ごたえ。マネをつぶしたところからのスムーズな動きから一気に縦に速い攻め筋を作っていく。フランスは最大の決定機を迎えるが、メンディが素晴らしいセーブでシャットアウトする。

 一方のセネガルは前半よりは苦戦したものの、ハイプレスに来たところを裏返すところからのスピードアップで対応。ジャクソンを終点としたカウンターからゴールを狙っていく。

 試合が動いたのは後半のハイドレーションブレイクの直前。再三チャンスを作っていたエンバペの動き出しがついに成就。オリースから出たパスにクリバリのリアクションが一瞬遅れたところを見逃さず、見事なゴールを仕留める。セネガルはジャクソンがすぐさまやり返すゴールを決めたかと思われたがオフサイド。同点のチャンスを逃してしまう。

 先制点を奪ったことでペースは一気にフランスに。コンパクトな4-4-2を捨てて前から捕まえに行く姿勢を見せざるを得ないセネガルに対して、フランスは縦に速い動きで無双状態。交代で入ったバルコラがさらにその流れを加速。追加点を奪ってみせる。

 セネガルは途中交代で入ったエンバイェが右サイドから鋭いゴールを決めて追撃。だが、パリの有望株が上げた反撃の狼煙は直後に先輩が鎮火。エンバペのミドルシュートで再びフランスが完勝を印象付ける一発をお見舞いする。

 苦戦したものの完勝したフランス。難敵相手の初陣で勝ち点3を手にした。

ひとこと

 1つスコアを動かしてから一気に道が開けたようなフランス。セネガルは絶対0で進めないといけない試合だったことを痛感したはずだ。

試合結果

2026.6.16
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループI 第1節
フランス 3-1 セネガル
ニューヨーク/ニュージャージー・スタジアム
【得点者】
FRA:66′ 90+6′ エンバペ, 82′ バルコラ
SEN:90+5′ エンバイェ
主審:アリレザ・ファガニ

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