
人事を尽くした5得点
連敗でここまで来た両チーム。生存のための唯一のルートは「目の前の相手をひたすら大量得点で倒す」というミッションとなる。
序盤からいきなりチャンスを迎えたのはセネガル。右サイドのハーフスペースにディアラが抜け出すアクションからセットプレーを得ると、このCKをセックが仕留めて先制。起用に応えたCBが試合を動かす。
さらに直後のプレーでマネが反転からスラカからファウルを奪取。これがOFRの末にDOGSOと判定されてイラクは10人となる。
大量得点が欲しい中で願ってもない先制点と数的優位を手にしたセネガル。しかし、イラクも勝つしかない状態というのは同じ。積極的に前から捕まえにいくアクションでセネガルに圧力をかける。
セネガルはポゼッションから引き込んで前進という場面も初めはなくはなかったが、総じてあまり数的優位という状況を上手く使えていない印象。マネの反転など相手が11人でも変わらないようなチャンスメイクが目立った。
逆にイラクは左サイドのジャシムとドスキの縦関係からチャンスメイク。特に左の前を担当したジャシムは背後にボールを引き出すアクションも豊富。セネガルのロングボール対応を複雑にしていた存在だったと言っていいだろう。
少しずつ左サイドの抜け出しを引き出すなど反撃のきっかけを探っていくセネガルだが追加点を奪えず。試合はセネガルの1点リードでハーフタイムを迎える。
後半はセネガルがより腰を据えたポゼッションから試合をスタート。左右に散らしながら押し込むことで局面の安定化を図っていく。
しかしながら、得点に結びつきそうだったのはトランジッションの方。イラクのアグレッシブさを利用しての反転の方がボックス内の攻略にスムーズに移行することが出来ていた。
ゴールショーのきっかけになったのも相手のバイタル付近でのミスを利用したトランジッション。カマラのドリブルからイスマイラ・サールのゴールでセネガルがリードを奪う。
このゴールをきっかけに一気に火がついたセネガル。パプ・ゲイェのミドルは投入いきなりでのインパクトが凄まじい一撃。これも数的優位は関係なさそうな感じはしたが、左サイドをえぐって決めた4点目のゴールは手薄なボックス内の状況を利用したように見えた。
5点目もパワーシュートによる豪快な一撃でゴールショーを演じたセネガル。勝ち点3の3位チームの中ではトップのテーブルに君臨し、無事にミッションをコンプリートした。
ひとこと
人事を尽くしたセネガル。およそ、8時間後に無事に突破が決まることとなる。
試合結果
2026.6.26
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループI 第3節
セネガル 5-0 イラク
トロント・スタジアム
【得点者】
SEN:4′ ディアッラ, 56′ イスマイラ・サール, 59′ 71′ パプ・ゲイェ, 82′ イリマン・エンジアイ
主審:アンソニー・テイラー
