
残すテーマは早々に決着
共にグループステージはすでに突破が決定。残すテーマはどちらが首位通過を果たすかどうか。そして、そこにどこまでそのテーマに重きを置くか?ということになるだろう。
端的に言ってしまえば、ノルウェーはあまりその点に重きを置いているようには見えなかった。メンバーの入れ替えからも次を見据えているのは明らか。この試合はある程度”仕方ない”と思っていそうな11人を並べることとなった。
序盤から攻め立てるのはフランス。右のハーフスペースに突撃するエンバペからいきなり鋭いシュート。この日は幅取り役に徹するような形を取ったデンベレによって生み出されたスペースからゴールに迫っていく。ビルドアップでは左サイドから旋回するような形もあったが、基本的にはそれはオマケの範疇。スペースを狙う1つのパスから一気に仕掛けるのが理想。
しかし、先制点を取ったのはこのシーンでは囮となったデンベレ。当たり前の話だけども、囮役をやるのも主役級というのがフランスの怖さだと思う。
ノルウェーは先制点を奪われたことで撤退意識を強める格好。5レーンを埋めるような守備を見せる。こういうところも無理がないなと感じる部分だったりする。
保持においてはバックスの落ち着いた保持を許容されるノルウェー。左サイドをメインに手数をかけた攻撃から敵陣に入っていく。
しかし、トランジッションの局面が生まれればフランスの思うツボ。ボールを奪ってから1つ目、2つ目のパスの質が高く、そこからのスピードアップがスムーズ。デンベレのゴールが決まったのは20分のことだった。
だが、ノルウェーもすぐさま反撃。アースゴールの一撃は相手を外すスキル満載の見応え十分な得点パターンだった。
フランスはもう一撃デンベレでノルウェーの反撃ムードを抑えることに成功。何度もフェイクを繰り返したデンベレが空いたシュートコースから素晴らしい一撃でリードを広げる。
後半はより安全運転先行という感じ。この試合の行方が決まったことでよりその流れは強まる。ボブが奪取したPKが決まっていればそのムードは変わったかもしれないが、ラーセンはこのシュートを仕留めることが出来なかった。
ノルウェーはポゼッションのターンを得ることはできていたが、そこから先に進むことができず。逆にフランスは無理のない試合の進め方で時計を刻んでいく。
終盤にはドゥエのゴールで追加点を決めたフランス。余裕を持ってグループ首位通過を決めた。
ひとこと
ノルウェーも含めてきっちりこの結果を受け入れて次に向かおう!という試合だった。
試合結果
2026.6.26
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループI 第3節
ノルウェー 1-4 フランス
ボストン・スタジアム
【得点者】
NOR:21′ アースゴール
FRA:7′ 20′ 32′ デンベレ, 90+4′ ドゥエ
主審:マイケル・オリバー
