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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.7.1 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 Round 32 ベルギー×セネガル ハイライト

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匂いのしない同点劇から流れを引き寄せたベルギー

 混戦のグループGを首位通過したベルギー。ノックアウトラウンドの初戦は”死の組”グループFから最終節にグレートエスケープを果たしたセネガルだ。

 序盤から互いにボールを持つ時間が長くなるジリジリとした展開に。中盤を厚く、前線の人数は限定的という守備プランは両チーム共通であり、保持側はこの守備の方向性に対して解決策を示す必要があった。

 ベルギーはバックラインからの対角のパスでサイドにボールをつけつつ、外側から攻略を狙っていく。サイドにはデ・ブライネがフローすることでそこから先の道筋を探しにいく形。

 一方のセネガルは相手に捕まっている選手が背負いながら反転を狙う形。ベルギーは前線は緩めでも、バックスがセネガルの前線にタイトなマークをしていたので、前を向くことは簡単ではない。

 それでも引きちぎることができるのがセネガルのフィジカルの魅力。相手に捕まっているような状況からでもボールをコントロールしてボックスに進撃。こぼれたところをディアッラが詰めて先制点を奪う。

 失点したベルギーはボールの保持の機会が多くなる。しかしながら、ギアアップのタイミングをなかなか見つけられず。非保持からプレスのリズムを作るチームではないし、保持においてもサイドからの打開策が見当たらない。特にセネガルが優れていたのはドクのマーク。欠かさずダブルチームを行うことで簡単にスピードに乗らせないことを徹底。ボックス付近の迎撃も安定しており、総じてセネガルは安全に無失点で前半を終えることができた。

 後半、ベルギーはルカクを投入するが急激にギアが変わることはなし。むしろ、後半の頭は押し込みながら相手を動かしていくセネガルのポゼッションに苦戦する。それならばと前がかりになったところでDFラインの乱れを突かれる形でベルギーは失点。イスマイラ・サールが追加点を決める。

 2点差になったことでベルギーはドクとデ・ブライネを外すという荒療治を決断。それでも流れは返って来ず。ボックスの手前に顔を出すトロサールによって、セネガルのブロックが間延びするシーンは出てくるものの、そのスペースを連鎖して利用することができない。

 共にローギアのまま進んでいったこの試合。ベルギーが押し込み続けるわけでもなく淡々と時間が過ぎていった中でルカクのゴールは脈絡がなくセネガルのボックス対応が甘くなったシーンだと言える。

 立て続けにベルギーはティーレマンスがゴールをゲット。直前に揉めていたトロサールのアシストによって、一瞬で試合を振り出しに戻す。

 延長戦でも展開的には交互に押し込みながらブロックをどのように攻略するか?という睨み合い。ほぼチャンスはない展開の中で最終的にゴールを手にしたのはベルギー。ボックスに飛び込んだティーレマンスのPK奪取で125分にベルギーは決勝点。W杯史上最も遅いゴールでベルギーがRound16への切符を手にした。

ひとこと

 ベルギーが試合を支配している感じはしなかったけども、終盤は強引に相手を引きちぎるシーンがなかったことを踏まえると、セネガルはだいぶ疲れていたのかもしれない。

試合結果

2026.7.1
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
Round 32
ベルギー 3-2 セネガル
シアトル・スタジアム
【得点者】
BEL:86′ ルカク, 89′ 120+5′(PK) ティーレマンス
SEN:24′ ディアッラ, 51′ イスマイラ・サール
主審:サイード・マルティネス

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