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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.7.6 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 Round 16 ポルトガル×スペイン ハイライト

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交代選手でギアアップしたスペインがロナウドに引導

 Round16も後半戦。後半戦のスタートはイベリア・ダービー。最後のW杯を明言したロナウドに立ちはだかるのはスペインだ。

 どちらもらしい攻め方が見える立ち上がり。先にクリティカルなチャンスを迎えたのはスペイン。インサイドにポイントを作りながら、オヤルサバルの抜け出しから決定機。ブロックの中にギャップができてしまいやすいポルトガルの特性をいきなりチャンスに結びつけた感。

 ここまでのポルトガルのブロックのコンパクトさを見ると、もっとスペインは保持から制圧ができそうだなという感じもしたのだが、意外にもそういう展開にはならず。降りるロドリについていくアクションを見せるなど、4-4-2から人基準の守備に移行する様子はスペインが活用できそうなギャップにも見えたのだけども、その点であまりポルトガルはマイナスを吐いているような展開にはならなかった。

 保持においてもポルトガルはスペインの即時奪回のプレスを見事にいなす。この辺りは後方にパリ勢を多く抱えているチームだなという印象だ。

 ポルトガルは対角への長いレンジのパスを積極活用することで、敵陣に入っていく。ボックスの中に入るためのロジックは結構甘いポルトガルではあるけども、角度のあるところからでもあわやというミドルを放ちながら敵陣に迫ることができるのが彼らの魅力でもある。スペインの前からの圧力を外し、敵陣に入り込んで早めのシュート選択から攻撃を完結させていく。

 敵陣での仕上げにクオリティを感じるのはむしろスペインの方。ヤマルはアウトサイドからの仕掛けだけではなく、インサイドレーンからの抜け出しでもクオリティを見せていた。ハイドレーションブレイク明けにはダニ・オルモがボックス内の飛び込みで存在感を見せるなど、ポルトガルのDF陣を出し抜くケースも。よりクリティカルなチャンスがあったのはスペインの方だが、決め切ることはできず。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。

 後半も展開としては大きく変化はなし。一進一退の攻防の枠組みは同じ。その中でスペインはヤマルを軸とした攻撃を展開。メンデスが踏ん張りながらポルトガルはなんとか渡り合っていく。

 しかし、そのメンデスは筋肉系の負傷で交代。セメドが代わりに投入される。ポルトガルはジョアン・ネベスの最終ラインに落ちるアクションやジョアン・フェリックスの挟み込みでサイドの守備をサポート。重心が下がった分、保持の機会自体はスペインに譲るが、メンデスの離脱がすぐに致命傷にはならない範囲のダメージに抑え込んだ感じはある。

 ボックス内の動きが物足りないスペインはバエナに替えてフェラン・トーレスを投入。オルモとオヤルサバルと共にストライカータスクの均質化で勝負をかける。

 決め手になったのは”ストライカーのできる中盤”の追加投入。抜け出したメリーノが冷静にシュートを仕留めてゴール。交代からチームを救ってみせた。

 交代策で差をつけたスペインがイベリア・ダービーの勝者に。クリスティアーノ・ロナウドは涙と共にW杯に別れを告げることとなった。

ひとこと

 メンデスの負傷からじわじわと真綿で首を締めるような戦い方をしたスペイン。MFのストライカータスクシェアの方向性もハマった。

試合結果

2026.7.6
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
Round 16
ポルトガル 0-1 スペイン
ATBTスタジアム
【得点者】
ESP:90+1′ メリーノ
主審:アンソニー・テイラー

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