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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.7.11 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 Quarter-final アルゼンチン×スイス ハイライト

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10人で追い縋るスイスをアルバレスが撃ち抜く

 準決勝の切符は残り1枚。順当続きのW杯の中でスイスが勝てば一大アップセットになることは確実。アルゼンチンのW杯をここで終わらせることができれば最大のサプライズになるだろう。

 序盤にペースを握ったのはスイス。4-4-2という陣形の大枠はキープしつつCHとSHが前にジリっと出ていくことでアルゼンチンのプレスを阻害する。スイッチを入れると敵陣でのショートカウンターに移行し、縦に速い攻撃に打って出てアルゼンチンのゴールをこじ開けにいく。

 ゆったりとした保持においては前の試合と同じくやや中盤ダイヤモンド型っぽい陣形だったアルゼンチンに対して、浮いたサイドバックから無理がなく前進。押し込むきっかけを作っていく。

 アルゼンチンは早々に前のラウンドでの切り札を切ってきた感。サイドに流れるメッシからの仕掛けでスイスを殴り返しにいく。押し返すきっかけを掴んだところからセットプレーで試合を動かしたアルゼンチン。ニアに入ったマック=アリスターから試合を動かす。

 入りはスイスに主導権を譲った感があったアルゼンチンだったが、スコアによって引き戻した感があった。引き続きアグレッシブに前から捕まえにいくスイスに対して、ポゼッションでいなすことで落ち着いた前進を見せていく。

 スイスは攻撃に転じると右のハーフスペースを狙うことで勝負をかけていく。アルゼンチンはリトリートベースでこれを受け止める格好。4-5-1と5-4-1を使い分けながら非保持でもテンポを落としながらハーフスペースを封鎖する。スイスは終盤にポゼッションを取り戻しはしたが、反撃へのクリティカルな道筋は目処が立たなかった。

 後半もハイプレスから勝負をかけていくスイス。アルゼンチンの左のユニットを咎める形から敵陣でのショートカウンターを繰り出せるように。

 アルゼンチンは縦に速いキックでテンポを上げながら対応。エミマルからのフィードは正確だったし、インサイド寄りに立つ2列目はセカンドボール回収にも効くポジショニング。あまりイメージにはない前進方法だが、有効で理に適っていた。

 スイスのリズムになったのは60分前後のこと。ジャカへのプレスがかからなくなったことで左右への散らしを止められなくなった。SBのオーバーラップで厚みを出しながら、即時奪回での回収。このリズムのうちに追いつきたい!という空気感の中でエンドイェが見事に仕事を果たした。

 このまま一気に逆転に!というムードの中でスイスはエンボロがシミュレーションで退場。この大会から適用範囲が変わった「人間違い」によるオンフィールドレビューで2枚目の警告が出されてしまった。

 この判定によって試合はアルゼンチンの保持一色に。スイスは5-3-1に構える形でアルゼンチンの攻撃を延々と受ける展開に。

 しかしながらアルゼンチンもここから一歩中に入っていくようなアクションを見せることができず。メッシに対してもジャカがうまくマークをハメながら自由を与えない。大外破壊モードもどうやらこの日は序盤に使ってしまったせいか、終盤の切り札としての再登場はならなかった。

 コッベルのファインセーブにも助けられながら延長でもなんとか食らいついているスイス。だが、保持一辺倒の展開を決着させたのはやはりアルゼンチン。左サイドから押し下げたスペースを活用したアルバレスのカットインからのシュートがネットを揺らし勝ち越しに成功する。

 再びサイドのオーバーラップを活かす形からスイスは反撃を狙っていくが、逆にラウタロ・マルティネスにゴールを許してしまって終戦。10人で食らいつき善戦したスイスだったが、最後はアルゼンチンを前に力尽きた。

ひとこと

 熱い120分。スイスの意地も堪能できる素晴らしい時間だった。

試合結果

2026.7.11
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
Quarter-final
アルゼンチン 3-1 スイス
カンザスシティ・スタジアム
【得点者】
ARG:10′ マック=アリスター, 112′ アルバレス, 120+1′ ラウタロ・マルティネス
SWI:67′ エンドイェ
主審:ジョアン・ピニェイロ

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