
ロンドンでも違いを見せつける
すでに1st legで大きな差がついてしまっている両チーム。しかし、リードしているパリは緩む様子も控える様子もなし。立ち上がりから人基準のマンツーで一気にプレスを仕掛けていく。
チェルシーは3-2-5に変形しつつ、プレスがある中でも前線にダイレクトにボールをつけていく形を優先。ジョアン・ペドロのキープ力を活かしながら、ハキミの背後を狙うククレジャからラインブレイクを狙う。
この攻撃の精度自体はそこまで悪くなかった。だが、その狙いを裏返すようにパリは先制点をゲット。サフォノフのフィードで抜け出したクワラツヘリアが1on1を制してゴールを決める。チェルシーはサールが簡単にあしらわれてしまった。
さらにパリは45分にトランジッションから追加点を確保。右サイドからザイール=エメリ→ハキミ→バルコラと流れてあっさりとゴール。長いレンジの崩しだったが、いとも簡単に沈めてみせた。
リードを許してもチェルシーは戦う姿勢を緩めず。前線をかなり入れ替えながら最適解を探しつつ、右サイドからのインスイングのクロスでゴールに迫る場面も作り出していく。
前線のジョアン・ペドロの存在感も相変わらず。パリがボールを持つ側に徐々に変化していく中で、チェルシーはカウンターから活路を見出していく。
前半最大の決定機はマンツーハイプレスからチャンスを得たパーマー。ややタイミングを外されたようにも見えたが、サフォノフの素晴らしいセーブによってパリはゴールを許さない。
後半もサンチェスのフィードなどチェルシーは局所的に意地を見せるが、試合の大きな流れを変えるところまでは至らず。保持率は上がってもゴールには向かえない。
パリは強度をそこまで落とさずにきっちりと組み合う形。時折、ハイプレス回避のポゼッションで気が抜けたシーンも見られなくはなかったが、その隙を突くことができるほどチェルシーはシャープではなかった。
最後の仕上げとなったのは左サイドからのカウンター。こちらも長いレンジからの崩しとなったマユルのゴールで、リードをさらに広げる。
前線を入れ替えたこともあり、最後までプレスを緩めたくないチェルシーだったが、チャロバーの負傷退場によって最後の意地を折られた形に。パリがロンドンでも3点差をつける快勝を決めた。
ひとこと
脱力して試合を支配したパリだった。
試合結果
2026.3.17
UEFAチャンピオンズリーグ
Round 16 2nd leg
チェルシー 0-3(AGG:2-8) パリ・サンジェルマン
スタンフォード・ブリッジ
【得点者】
PSG:5′ クワラツヘリア, 45′ バルコラ, 61′ マユル
主審:スラヴコ・ビンチッチ
