
残留争いに大きな3ポイント
まずボールを持つのはアトレティコ。大幅にメンバーを入れ替えた中でも、バックラインにプレスをかけず5-4-1で構えるセビージャに対し、ゆったりとボールを動かしていく。3バック気味に変形しながら左サイドを押し上げ、ブロックに穴を開ける狙いだ。
対するセビージャは前線のファストブレイクが軸。縦に速い攻撃を仕掛ける中で先制点を奪う。OFRの結果PKが与えられ、これをアダムスが沈める。
失点後も試合の構図は変わらない。セルロートへのロングボールや1トップ脇を起点としたショートパスから、アトレティコは引き続き押し込む展開を作る。中盤のフリーを活用しながらサイドや背後を狙う形だ。
一方でセビージャも5バックをベースに5レーンをある程度封鎖。受けに回りながらも守備の意図ははっきりしており、ブロックの意義は保たれていた。
背後へのボールの質はもう一歩だったアトレティコだが、空中戦から同点に追いつく。セルロートの競り合いを起点にボナーが押し込みゴール。この得点で流れは一気にアトレティコへ傾く。
さらにバエナの右サイドの仕掛けから追加点の気配も高まるが、前半終盤に試合を動かしたのは再びセビージャ。セットプレーからグデリが決め、再びリードを奪って前半を終える。
後半も基本構図は同様。アトレティコはポゼッションから相手を広げて押し込み、セビージャはファストブレイクで応戦する。だが、ロメロは決定機を仕留めきれず、追加点には至らない。
アトレティコはあと一押しが欲しい展開だったが、主力投入はルックマンのみにとどまる。それでもこの交代は攻撃の推進力となり、セビージャを押し込む時間は増えていく。
それでもセビージャは耐える。終盤はセルロートへのロングボールに対して複数で挟み込み、起点を封鎖。最後は1点差を守り切るために体を張り続けた。
逃げ切りに成功したセビージャ。アトレティコを下し、残留争いにおいて大きな勝ち点3を積み上げた。
ひとこと
アトレティコ、あくまでカップ戦モードだ。
試合結果
2026.4.11
ラ・リーガ
第31節
セビージャ 2-1 アトレティコ・マドリー
エスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファン
【得点者】
SEV:10′(PK) アダムス, 45+2′ グデリ
AMA:35′ ボナー
主審:イシドロ・ディアス
