Fixture
明治安田 J1リーグ 第4節
2026.8.29
川崎フロンターレ(13位/0勝3分0敗/勝ち点3/得点4/失点4)
×
ジェフユナイテッド千葉(20位/0勝0分3敗/勝ち点0/得点0/失点9)
@Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
戦績
近年の対戦成績

直近5年間の対戦で川崎は5勝、千葉の2勝、引き分けが3つ。
川崎ホームでの戦績

過去10戦で川崎の5勝、千葉の2勝、引き分けが3つ。
Head-to-head
- 直近7試合の千葉戦で川崎は負けがない(W4,D3)。
- 千葉の最後の川崎戦の勝利は2008年のJリーグカップ。18年間勝利がない相手。
- リーグ戦での千葉の川崎戦勝利は2005年。フクアリで巻誠一郎のゴールでの1-0。等々力でのリーグ戦の勝利は2000年が最後。
- Jリーグでの千葉の川崎戦の勝利は3つとも全てクリーンシート。
スカッド情報
- 小林悠(?)
- 大島僚太(?)
- 家長昭博(?)
- 関德晴(代表活動)
- 藤田明日翔(代表活動)
- 長璃喜(代表活動)
- 小川尋斗(代表活動)
- 宮城天(ハムストリング)
- 鳥海晃司
- 喜田陽
- 姫野誠
予想スタメン

Match facts
- 今季ここまで公式戦4試合無敗。
- しかし、直近のリーグ戦では8試合で1勝のみ(D4,L3)
- 2026年のリーグ戦の勝利は7つとも全て先制点を手にしている。
- 公式戦直近9試合クリーンシートがない。
- ラザル・ロマニッチは今季3試合で2得点。百年構想リーグで記録した得点数にすでに並んでいる。
- 長谷部監督はホームの千葉戦で4戦負けなし(W3,D1)
- 今季ここまでリーグ戦で無得点。
- 直近8試合リーグ戦では勝てておらず、直近13試合で11敗している。
- アウェイゲームは直近4試合とも複数失点。
- 2026年のリーグ戦においてアウェイでの勝利は1つだけ。5月のFC東京戦。
- エリソンは来日以降、そのシーズン初めて等々力で先発した試合はいずれも得点を決めている。
- ゴール期待値は1.6でリーグ最下位。被ゴール期待値は6.8でG大阪(7.0)に次いで多い。
予習
第1節 広島戦

第2節 町田戦

第3節 FC東京戦

展望
エリソンの重みづけを変えられるか?
リーグ戦開幕3試合でドローが続いている川崎。リーグ戦で初めての勝利を目指して等々力で迎えるのはいまだ勝ち点どころか得点もつかみ取ることができていない千葉である。クリーンシートが途絶えている川崎とは地味にホコタテ対決となる。
ここまで千葉が対戦したチームは広島、町田、FC東京。明らかに今季の上位を争うチームと対戦しているという点では情状酌量の余地はあるだろう。しかしながらそれでもやはり苦しさはぬぐえない。どの試合でも勝ち点や得点を取る道筋がなかなか見えなかった。
フォーメーションは3-4-3と4-4-2をここまでは併用。町田と広島には3バック、FC東京には4バックなので相手との噛み合わせを重視したフォーメーション選択になっているのかもしれない。
川崎時代以上にチームにおけるエリソンへの依存度は大きい。やはり彼をロングボールの的にする形に頼る必要は出てくる。本来はロングボールを収めることがあまり得意ではない(どちらかといえば裏に抜け出す馬力で局面を制圧する選手)けども、千葉の現状くらい押し下げられているとなれば当然FWへの1本で何とかしたいところではある。現に直近のFC東京戦ではエリソンと田中の2人で相手のDFラインを強襲し、決定機を作ることができていた。
例えば広島のようなエリソンへのロングボールが通用しない相手であれば、割り切って後方からつなぐ択もある。ただ、そのパス回しでミスが出てしまいあっさりと失点級のピンチを迎えてしまうというのが切ない。
津久井が前を向いてSBとの連携で仕掛けるような場面を増やすことができれば得点の可能性はあるし、セットプレーでは高さのあるホールが攻め上がることができるためチャンスはある。しかしながらロングボールだろうとショートパスでのつなぎだろうとそこまでのセットアップが難しい。
エリソンを生かした縦に速い攻撃を別にすれば、アタッキングサードでの武器はどれも一撃で仕留めることができるような大きいダメージを与える威力ではない。それならば試行回数が欲しい(この点は今季の川崎も同じだけど)と考えたいのだけども、そこの土台も不安定というのがここまで3試合で無得点という結果につながっている。
非保持においてはローブロック時にややリアクションがズブくなるのが気になるところ。ライン間に差し込むパスにリアクションが遅れることが多く、人がいても守れないこともちらほら見られる。ライン間でそのまま反転を許して危機を迎えるような場面は減らしていきたい。
どちらかといえば最後の局面で体を投げ出すことが求められるハイライン気味の状況の方が守れている気もしないでもない。ホールのような無理の利くCBに祈る方が構えてフリーズするよりは割り切れていいのかもしれない。
好材料となるのは守護神のスアレスだろう。FC東京戦でも好セーブを連発。劣勢の戦況をつなぎ留めながら終盤まで競った状態を作った立役者だと言える。
構えたブロック守備局面でのライン間のパスに対するアタック、攻撃機会を担保できる前進手段の確立。エリソンの速攻からの得点はここに乗っかるくらいの重みくらいに持っていくことが千葉の戦い方の理想になるのではないか。
少人数で相手を引き出すことを淡々と
基本的にはここまではボールに積極的なアタックをしてくるようなチームとの対戦が多かった川崎。千葉の守備はローブロックベースでこれまでとは少し異なる毛色のチームとの対戦となる。
千葉の前線~中盤の守備の課題は相手の陣形の変化に対するリアクションが遅いこと。サリーなどで相手のバックラインの枚数が変化した時に特に合わせる素振りを見せず、前線の脇に縦パスを刺すことができる選手を簡単に作られてしまう。
よって川崎もまずは後方でズレを作りたい。できればブローダーセンを噛ませながら千葉のプレスの矢印を一方に向けて、逆側のCBをフリーにしたい。今の川崎のCBはキャリーができるのでドリブルで中盤を引き出しながらライン間のスペースを狙っていきたいところ。
脇坂がビルドアップに関与せず高い位置にフォーカスできることが、今の川崎が最終局面の質の向上を祈れる部分。ここまでのビルドアップのスキルであれば千葉のライン間で前を向く選手を作るという工程まではたどり着くことができるはず。最後の局面の質は一朝一夕には上がらないとは思うが、そこまでたどり着くプロセスはこの試合でも磨きたいところ。今までよりも引き出すのが大変な相手かもしれないが、荒木相手にも渡り合うことができたロマニッチのポストを生かしながらインサイドにフリーマンを作るトライをしたいところ。
非保持においてはまずはエリソンだろう。自分より強度で劣る相手には滅法強いエリソンに川崎のCBが足切りを食らうようであれば、千葉のチャンスは一気に増えることになる。細かいアジリティよりは選んだプレーの鋭さで勝負するタイプというのはどちらかというとホマーノの相性が良さそうな相手ではあるが、一瞬の反転で背中を取られるリスクは常に存在する。
プレスに出ていく時にもう1つ気を付けたいのは田口をきっちりと抑えることができるか。彼がフリーで前を向ければ千葉はサイドの仕掛けにスムーズに移行することができる。そうなってくると攻撃機会の確保は安定してきてしまう。
インディオは開幕戦ではビルドアップのズレ作りに効いていたが、現状ではフリーになった後のパスの精度にやや難がある。前線への飛び出しは鋭いのでもう少しBtoB寄りの選手なのかもしれない。
少なくとも現状でチーム全体の重心を上げるのに一番効いているのは田口。バックスにプレスに行く際はこのCHの受け渡しは必ず行いたい。
悪くない内容、粘れている戦いでここまで来れていることはわかっている。だけどもそろそろ勝利が欲しいのは間違いない。百年構想リーグでも手を焼いたように千葉は簡単な相手ではない。けども待ちに待ったシーズン初の3ポイントを何とか今週末に手にしたいところだ。
【参考】
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)
