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「はじまったな」~2026.9.12 プレミアリーグ 第4節 サンダーランド×アーセナル プレビュー

目次

Fixture

プレミアリーグ 第4節
2026.9.12
サンダーランド(12位/1勝1分1敗/勝ち点4/得点3 失点3)
×
アーセナル(2位/3勝0分0敗/勝ち点9/得点6 失点1)
@スタジアム・オブ・ライト

戦績

過去の対戦成績

 過去10回の対戦でアーセナルの7勝、引き分けが3つ。

サンダーランドホームでの成績

過去10回の対戦でサンダーランドの2勝、アーセナルの5勝、引き分けが3つ。

Match facts from BBC sport

Match facts
  • サンダーランドは直近29試合のプレミアのアーセナル戦で1勝のみ(D10,L18)。2009年11月のダレン・ベントのゴールでの1-0以降、17試合連続で未勝利(D6,L11)。
  • アーセナルは直近14回のサンダーランド遠征で1敗のみ(W8,D5)。直近7試合では5勝を記録しているが、昨季の同カードでは2-2のドロー。
  • アーセナルがプレミアチャンピオンとしてサンダーランドと対峙するのは2回目。1回目のシーズンではホームで3-1、アウェイで4-0のダブル。サンダーランドがホームで前年王者に勝利したのは過去4回あり、いずれも異なるチームが相手(1996-97のマンチェスター・ユナイテッド、2012-13のマンチェスター・シティ、2015-16のチェルシー、2016-17のレスター)。
  • サンダーランドは直近2試合のプレミアでのホームゲームで勝利しており、いずれも相手はロンドン勢(チェルシー、フラム)。最後のスタジアム・オブ・ライトでの勝利は2012年1-2月でこの時は“シティ”勢に3連勝を記録(マンチェスター、ノリッジ、スウォンジー)。
  • アーセナルは通算6回目のトップリーグでの開幕4連勝を狙う。はじめの3回(1930-31,1947-48,2003-04)は優勝、あとの2回(2004-05,2022-23)は2位で終わっている。
  • アーセナルは今季のプレミアにおいて被xGが最も少ないチーム(0.93)。被枠内シュートは6でこれより少ないのはサンダーランド(5)だけ。
  • グラニト・ジャカは今季のプレミアにおいてタッチ数(243)、チャンスクリエイト(7)、ボックス内でのパス数(26)、ファウル獲得(8)、パス成功数(163)のチームリーダー。
  • カイ・ハヴァーツは今季のプレミアにおいてストライカーの中で最も多くの距離を走っている(32.9km)。スプリント数も50でこれより多いのはゴンサロ・ガルシア(52)だけ。
  • クリストス・ツォリスは今季のプレミアで8つのチャンスクリエイトを記録しており、これより多いのはモーガン・ロジャースだけ(9)。前節はリーグ戦初のアシストを記録している。
  • 今季のプレミアにおいてデクラン・ライスは最も多くのファイナルサードにおけるラインブレイクパス(40)を記録。

スカッド情報

Sunderland
  • ハビブ・ディアッラ(ハムストリング)
  • ロメイン・マンドル(膝)
Arsenal
  • クリスティアン・モスケラ(脚)
  • ユリエン・ティンバー(鼠蹊部)
  • ウィリアム・サリバ(背中)

予習

第1節 イプスウィッチ戦

第2節 フラム戦

第3節 ブレントフォード戦

準備中

予想スタメン

展望

質実剛健な中に見えるチャレンジ

 ここまでは公式戦4連勝。W杯で稼働した選手を多く抱えながらも、なんとか序盤戦から結果を出すことができているアーセナル。週末に中2日で迎えるのはサンダーランド戦。現在真っ最中のアウェイ4連戦のうちの2戦目となる。

 サンダーランドはここまで公式戦4試合を消化。そのうち2試合はホームで開催しており、いずれもクリーンシート(フラム戦、カラバオカップ・ハル戦)と、昨季前半にプレミアを席巻したホームの要塞ぶりを再現するスタートとなっている。

 基本的には質実剛健で、どの局面も苦手にしないという傾向は変わっていない。近年のプレミアの残留組の中では珍しいオールラウンダーであり、いい意味で昇格組っぽくない戦い方で走り抜けた昨季。今季もその昨季をベースに走っているといっていいだろう。

 微妙に変化が見えているとすれば、やや攻守にチャレンジングな側面が増えていることだろうか。ブレントフォード戦では降りるダムズゴーをジャカが敵陣まで付け回すなど、高い位置から人を基準に追いかけていくようなアクションがかなり多め。構えながらのミドルブロックからローブロックにどちらかといえば強みがあったチームかと思うが、アグレッシブな敵陣からのチェイシングにも磨きをかけている。

 自陣からのポゼッションに関してもベースは変わらないが、アクセントが効いている。左右や前後に陣形を変えながらポゼッションをしているCHが相手のマークに捕まらず、ここからゲームメイクをしているという土台に変化はない。中盤でジャカが浮いてしまえば、左右への展開や鋭い縦パスが入るため、受ける側は一気に不利になる。

 それに加えて、ブレントフォード戦ではダンソがアグレッシブにインサイドに差し込もうとしたり、ドリブルで突っかけたりなど新しい動きを入れている。ロングスローのスローワー、セットプレーのターゲットなど、多面的な部分で存在感を見せている。

 サイドアタックに関しては大外の選手を基準に、そこから三角形を作りながらポケットを取っていくという動きが同じ。左サイドにはアングロが定着し、大外の柱として君臨。ジャカ、ヘイニウドに加えて、どちらにも顔を出すことができるル・フェがプラスカードとして加わり、枚数をかけたサイドアタックからボックスに鋭いクロスを入れている。

 少し気になるのは後方で手数をかけている中で、ビルドアップ局面でのミスが散見されること。CBは昨年比で少しミスが多いという意味で、ややパフォーマンスを落としている部分がある。アグレッシブなスタイルへの挑戦の代償をミスとして返済しているのかなという印象もある。

 それでも全体的には屈強で与しにくいチームという印象に変化はない。多面的に質実剛健を押し出してくるサンダーランドが、中2日でアウェイ連戦となるアーセナルにとって厄介であることは間違いない。

中盤の+1が刺さる可能性

 アーセナルにとってはハードな相手。高い位置からプレスをかけることができれば、今季やや脆さを見せている自陣からのビルドアップを付くことができるとは思う。ただし、ショートパスでのつなぎに確かなこだわりがあるチームというわけではないので、ミスが出ているのは確かだが、明確な弱みとカテゴライズするのは危険。前線を中心にメンバーを入れ替えたとはいえ、どこまで深追いするか?という部分ではあるだろう。

ハイプレスをするのであればブロビーを使ったお手軽な陣地回復に屈するのは避けたい。コンサは右サイドのカバーリングを含めた高水準のパフォーマンスを見せてはいるが、真っ向から身体能力を生かした背負われ方をすると少しつらそうというのはナポリ戦で見えたところではある。ブロビーでズリズリできればサンダーランドにとっては非常に楽となる。

 加えて、前から追う時にマストで管理しなければいけないのはジャカ。大きな展開ができるこのMFをフリーにしてしまうと、一気に厄介な状況を呼び込むことになる。新シーズンになってからはこうした中盤の受け渡しのギャップに苦しむことは少ないが、改めて警戒しておきたい部分であることは確かだ。

 セットプレーも警戒しておきたい部分。縦に並べたCBをターゲットに手前を囮、奥を本命とした形でのセットプレーは健在。昨季にアーセナルもやられたが、このチームは屈強なCBを攻撃参加で生かすのが非常にうまい。こちらも屈強なメンバーを揃えることはできるので、メンバー選考の際には全体のフィジカルの総和は気にしたい。

 ポゼッションにおいてはややマンツーベースのカラーが強まった分、相手の移動に後手を踏む部分があった。ルイス-ポッターの絞るアクションについていけなかったように、縦横無尽なカラフィオーリやウーデゴールの受け渡しには苦しむ可能性がある。今季の旋回しながらのポゼッションは人を捕まえるカラーが強くなったサンダーランドの守備に比べるとやや相性が良くなったように思える。特にサイドでその傾向が強いので、SH-SBがビルドアップで影響を与えることができれば面白い。どちらかといえば、アーセナルはビルドアップはセンターラインを中心に組んでいると思うので、ここはサンダーランドをズラすことに寄せるかどうかは気になるところではある。

 アウェイ連戦で中2日、相手の地力を考えれば当然ここはタフな相手。ややこしい相手のスタジアムが続くのはしんどい反面、ようやくシーズンがはじまったなとの実感を味わうことができる。どんな内容でも勝ち点3を確保するというのがタフなアウェイ連戦での唯一のミッションだといえるだろう。

【参考】
https://www.bbc.com/sport/football/premier-league

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