
特大インパクトの自己紹介
デッドラインデーでは駆け引きに失敗し、FWの補強は叶わず。トップチームでのCFはバリーただ一人という状況で残りのシーズンを戦うこととなったエバートンである。
いきなり試合はマグワイアの頭部の負傷でスタート。一時は10人となったことでエバートンがゆったりとボールを持つ展開で始まることとなった。
エバートンはGKを絡めながら自陣からショートパスで繋いでいく。左サイドからエンベウモを手前に引き寄せつつ、その背中をジョージで取る。
ジョージ自身が旋回、もしくはダイレクトに落とす人がいるかどうかという設計で出口を作ることができるか勝負。そうした賭けに序盤はかなり勝っていた。
非保持においてはいつも通り、ガーナーとアームストロングのところでボールを取り切りたいエバートン。しかしながら、必勝パターンに持ち込むには障壁が多い試合。早々にアームストロングが警告を受けてしまったのが1つ。もう1つはCHが前がかりに出て行こうとした時に、クーニャやエンベウモが背中を取るように縦パスをレシーブすることを狙ったこと。
敵陣に入っていくユナイテッドだが、少し仕掛けは早め。もう一手二手かけたいところでシュートを打つケースが散見された。
それでも左サイドのラッシュフォードは違いを時折見せることでミドルからあわやというシーンを演出。だが、ネットを揺らすことはできないまま。エバートンもレールが右の外からトランジションに出ていくが、こちらもユナイテッドの守備は間に合っていてチャンスには繋がらなかった。
前半ジリジリしていた展開は後半早々に嘘のように決着。インサイドに入り込んだエンベウモのミドルで先制。ドリブルに対するリアクションが遅れてしまった感があった。
返さなくてはいけないエバートン。だが、エバートンの左サイドの仕掛けに対するユナイテッドの守備者は少し遠さが気になるところ。ジョージはのびのびと仕掛け、ハーフスペースを抜ける味方との連携で大外を抉る。
時間の経過とともに左サイドのマークがタイトに。そのタイミングでグリーリッシュというのはなかなかにニクい。ユナイテッドの守備のロストの多さも相まって、この時間はエバートンペースだと言っていいだろう。
押し込む機会が増えたエバートンは右サイドのジョージが強烈な一撃で同点。鋭くニアを撃ち抜くシュートで追いつく。
ショウの高精度クロスからの88分のシェシュコの勝ち越しゴールはこの試合を決めるのに十分なものかと思われた。しかし、この日のヒル・ディッキンソン・スタジアムにはそれ以上の決め手が。実質ラストプレーで見事なゴールを叩き込んだのはメイトランド=ナイルズ。緊急出場となったデビュー戦でホームのファンに特大の自己紹介に成功。エバートンは勝ち点1を最後の最後で掴み取った。
ひとこと
ちょっと最後のシュートは凄すぎて言葉がないね。
試合結果
2026.9.6
プレミアリーグ 第3節
エバートン 2-2 マンチェスター・ユナイテッド
ヒル・ディッキンソン・スタジアム
【得点者】
EVE:83′ ジョージ, 90+6′ メイトランド=ナイルズ
Man Utd:47′ エンベウモ, 88′ シェシュコ
主審:ジョン・ブルックス
