
ほぼ完璧だった前半のバイキング
ノルウェーからCLに初参戦のバイキング。ホーム開幕戦となる第2節は優勝候補のバイエルンをホームに迎えての大いなるチャレンジとなる。
観客の大歓声という後押しに包まれたホームチームはいきなりハイプレスからセットプレーのチャンスを活かして先制点を確保。ステンスネスが競り勝ってゴールにボールをねじ込む。
以降はバイエルンの保持が中心となったこの試合。ローブロックに移行するバイキングに対して、ポゼッションから試合を進めていく。バイキングは中盤とDFラインの間がコンパクト。バイエルンはケインで深さを作りながら奥行きを生み出していく。
バイキングはロングボールベースでの前進が基本だが、起点を作るのに苦戦。保持が難しいのであれば、非保持でテンポを作ろうということで少しずつハイプレスの機会を増やしていく。敵陣ではマンツー基調のハイプレス、自陣ではローブロックでの人海戦術を組むバイキング。バイエルンとしてはマンツーを外してブロックを組む前に解決していきたいが、そうした隙を突く攻撃を完結することができない。
バイキングはロングカウンターというワンチャンスでリードを広げることに成功。抜け出したクリスチャンセンが1on1を制して点差は2点となる。
以降はゆったりとボールを持つシーンも作れたバイキング。考えられうる最高の形で前半を終えることとなる。
後半、バイエルンはレギュラー組を中心に3枚交代を敢行。WGを軸にサイドからの揺さぶりを仕掛けていく。ローブロックで踏ん張るバイキングだったが、ライマーをハウゲンがキックしてしまいPKを献上。これをケインが決めて点差は1点。
このゴールを皮切りにガンガン攻めていくバイエルン。キミッヒがパスで奥行きを作り、ビショフがミドルを放つなど異なる形で存在感を放っていく。
これまで露呈しなかったバイキングのトランジションを突いてバイエルンは同点。攻めに転じるタイミングからひっくり返してケインがこの日2点目のゴールを決める。
イケイケのバイエルンはケイン→ライマーで右の奥を取ることに成功。ディアスがこれを沈めてこの試合初めてリードを奪う。
徐々にムードを制圧しかけていたバイエルンだが、流れを変えてしまったのはオリーズの退場。2枚目の警告でバイエルンは10人に。4-4-1→5-3-1と徐々に重心を下げながらバイキングのポゼッションを受けていく。
バイキングの保持が実ったのは90分。デイビスを狙ったファーのクロスで競り勝って同点ゴール。終盤に追いつくことに成功する。
逆転勝ちを逃してしまったバイエルン。ポット4の相手に痛い勝ち点ロスをしてしまうこととなった。
ひとこと
本当に前半は完璧なバイキングだった。
試合結果
2026.10.13
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第2節
バイキングFK 3-3 バイエルン
バイキング・スタディオン
【得点者】
VFK:2’ ステンスネス, 38‘ クリスティアンセン, 90‘ ハウゲン
BAY:54‘(PK) 60’ ケイン, 71‘ ディアス
主審:ゲオロギ・カバコフ
