
苦しみながらも勝利で再び暫定首位に
ニースに初勝利を献上し、順風満帆なシーズンにミソがついて中断期間を迎えたリール。代表ウィーク明けの今節は心機一転、ホームでル・アーブルを迎えての一戦に臨む。
序盤にいきなり試合は動く。右サイドの大外から裏を取ったバクワがパス一撃で抜け出しに成功。ダイアゴナルなランでオフサイドにかからないまま背後を取り、そのままゴールを陥れる。
強気に出ていく必要が出たル・アーブル。4-1-2-3の3トップが外切りのハイプレスから高い位置でプレッシャーをかけていく。WGの外切りのハイプレスをかわすことができるか?がリールの一つ目の論点。右のWGの中村の背後をペローが取ることができれば、一気に前進を見込むことができる。
非保持になるとリールは慎重策に移行。4-4-2のローブロックを組み、ル・アーブルのCB陣に自由にボールを動かさせていく。自由にボールを持つことができる分、左右のSBを高い位置に送り込むル・アーブル。後方では日本代表でも配球の面で存在感を出した瀬古が右サイドの中村とラジアドのフォローを後方からするシーンもあった。
ル・アーブルの攻撃を跳ね返しながら順調に時計の針を進めていたリール。しかし、チアゴ・サンタナが負傷。流れ良く進んでいた試合に一抹の不安が残る展開に。それでもリールの優位は揺るがず。左右のSBから背後を取り、対角パスでル・アーブルの3CHの脇を取るようなパスワークから前進を試みる。
リールが非保持でSHを下げたこともあり、前半の終盤はル・アーブルが保持の時間を長引かせる場面も。リールは初めはSHを下げて最終ラインを埋めていたが、中盤を3CH気味に調整する形に徐々にシフト。中盤の枚数を合わせつつ、4バックの最終ラインに対してカジュアルにカバーに行けるようにCHの枚数を増やしたイメージだろうか。
支配とは言わずとも試合を膠着させることには成功したリール。リードしたままハーフタイムを迎える。
後半はダイレクトな展開でスタートしたこの試合。サイドからの押し下げ合いで主導権を握ったのはル・アーブル。右サイドから奥を取ってマイナス、もしくはファーサイド側のサマッタをめがけたクロスからチャンスを作る。だが、シュートを枠に持っていくことができないサマッタによって、得点の機会は生かされない。
しかし、流れを変えたのは交代選手。上田へのロングボールから抜け出したハラルドソンが瀬古の退場を誘発。これでリールが数的優位を得る。ポゼッションの機会は一旦リールに。
だが、ラインを上げながら積極的な守備を見せていたル・アーブル。上田をはじめとしたリールのアタッカーが背後を取るなど、ハイラインにリスクを突きつけていくが、いずれもわずかにオフサイドで難を逃れる。
危機を回避したル・アーブルは徐々に圧力がプラスに働くように。こちらも交代で入った水多からのクロスなど、少しずつ敵陣でのプレータイムを増やしていく。
最後まで悠々とコントロールとまではいかなかったリールだが、なんとかル・アーブル相手に逃げ切り勝利。CLに向けて弾みをつける勝利を手にした。
ひとこと
冷や汗をかきながら勝ち点を手にしたリールだった。
試合結果
2026.10.10
リーグアン
第6節
リール 1-0 ル・アーブル
スタッド・ピエール=モロワ
【得点者】
LOSC:5′ バクワ
主審:バスティアン・デチェピー
