
カラーの異なるサイドアタックの応酬
ルヴァンカップ3回戦は九州ダービー。平日にもかかわらず1万人以上が会場に集まった熱い一戦だ。
互いに3-4-3のフォーメーションとなったこの試合。序盤はロングボールの応酬から激しいデュエルに。開始直後にもかかわらず小競り合いが頻発する緊張感のあるスタートとなった。
このデュエル合戦というムードにうまく乗っかったのは福岡。敵陣でのボール奪取から鋭いカウンターに移行。直線的な攻撃から鳥栖のゴールを脅かしていく。
ショートパスでのプレス回避が軸となった鳥栖はインサイドでシャドーが受けられるようになってからポゼッションのリズムをつかむことができるように。城定が前を向くことで左右に散らし、福岡を押し下げていく。福岡のハイプレスモードは徐々に5-4-1のミドルブロックモードに移行。プレスの圧力は低下する。
押し込む機会を得た鳥栖は右サイドから勝負。WBの芳野の鋭いカットインから先制点をゲット。インサイドの城定のポストからのサイドへの展開が刺さることに。以降もサイドの芳野の1on1の切れ味は鳥栖の攻撃の軸になっていた。
福岡はすぐに反撃。こちらもWBからのゴール。鳥栖とは全然カラーが違う空中戦での強引な押し込みから、ユース時代に鳥栖に所属していた橋本がゴール。ノーセレブレーションで古巣に敬意を示す。
均衡した状態で迎えた後半。鳥栖は芳野の1on1で引き続き勝負。ライン間で前を向くことができたら、そこから一気にミドルシュートまで持っていく場面を作っていく。
福岡もサイドアタックで対抗していきたいところではあるが、切れ味はこの試合では鳥栖の方が上。ということでサイドからの攻撃手段としてロングスローを入れることができる前田を投入。また異なる味で勝負を仕掛けていく。
均衡した中で決勝点を決めたのは鳥栖。ライン間の中原に城定がパスを送って福岡を押し下げることに成功。サイドに展開して深さを作ったところに飛び込んだ山内がミドルシュートを沈める。
福岡の追撃を振り切り、鳥栖は逃げ切りに成功。九州ダービーを制して、4回戦に駒を進めることとなった。
ひとこと
要所でのギアの入り方が鳥栖の方が上かなと感じた試合だった。
試合結果
2026.10.14
Jリーグ
ヤマザキビスケット ルヴァンカップ
3回戦
サガン鳥栖 2-1 アビスパ福岡
駅前不動産スタジアム
【得点者】
鳥栖:32′ 芳野凱斗, 71′ 山内翔
福岡:37′ 橋本悠
主審:清水勇人
