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「Catch up La Liga」~2023.2.18 ラ・リーガ 第22節 オサスナ×レアル・マドリー ハイライト

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アンフィールドに弾みがつく勝利

 過密日程が続くマドリー。CLのリバプール戦がちらつきながらもリーグタイトル争いについていくにはリーグ戦を捨てるわけにはいかないという難しい状況に立たされている。今節の相手はオサスナだ。

 まずはバックラインが広がりながら組み立てを行っていくマドリー。これに対してオサスナは4-4-2と4-3-3の中間で守っていく。どちらかといえばブラシャナツがブディミルのヘルプに出て行くことが多かったようにも見えたが、頻度は少なくとも逆サイドのIHもこの動きを繰り返していたので、どちらかといえば4-1-4-1という方が近いかもしれない。

 中央ではしつこくマーカーがついてきそうな雰囲気がしているマドリー。おそらくブディミルがケア役であろうアンカーのマークの受け渡しは少し怪しく、ここから打開できる雰囲気もあったマドリーだが、積極的にカマヴィンガを使いながらのビルドアップをするわけではなかった。

 攻めの中心になっていたのは左サイドのヴィニシウス。低くないオサスナの最終ラインの裏に走り込む動きを行うことでダイレクトに敵のゴールに迫るように。オサスナは5バックにシフトすることでヴィニシウス周りの警戒を引き上げる。まずはヴィニシウスにスピードに乗らせないように1人が体を寄せて、周りがその間に陣形を整える形だった。

 ボールを広がりながら持ち、ライン間に縦パスを入れてくるオサスナの保持に対してもマドリーは比較的慎重策。バルベルデがラインを下げて5バックを形成する機会を増やすなど、試合は攻守の切り替えの少ない堅い展開に流れていく。それだけに43分に迎えたプレスがハマった流れからのブディミルの決定機は生かしておきたいところだった。

 後半、何とか得点が欲しいマドリーはCFから左サイドの崩しに加わったロドリゴから決定機を迎える。左サイドは密集にせよ、裏の動きにせよ勝負を定めている感があり、ベンゼマがいない陣容においてヴィニシウスと彼の周りの連携にかけるアンチェロッティの期待の大きさがうかがえる。

 オサスナはマンツー気味のプレスで後半は前半よりも敵陣でのプレッシングが強まる傾向に。徐々に互いの攻守がぶつかり合う熱量の高い試合に展開が変わっていく。

 そうした中で結果を出したのはやはりマドリーの方だった。再三狙っていた左サイドの突破に合わせてバルベルデの遅れて入る動きを組み合わせるという緩急のついて動きで先制。右の大外にアセンシオが入り、配置が固まったところに中盤から突撃したバルベルデを誰が見るかがオサスナは整理できていなかった。

 マドリーはハイプレスから結果を出して終盤に2点目を手にする。左のハーフスペース付近で縦パスを受けるブラシャナツや右サイドからのカットインのドリブルを見せるルイスなど面白い動きはあったが、結局マドリーのゴールを揺らすことは出来ず。2試合連続のクリーンシートでマドリーはアンフィールドに準備万端で乗り込む。

ひとこと

 一瞬バルベルデ以外のすべての時が止まったかのような先制点は結構画になるなと思った。

試合結果

2023.2.18
ラ・リーガ 第22節
オサスナ 0-2 レアル・マドリー
エスタディオ・エル・サダール
【得点者】
RMA:78′ バルベルデ, 90+2‘ アセンシオ
主審:ムヌエラ・モンテーロ

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