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「Catch up Premier League」~2021.8.14 プレミアリーグ 第1節 レスター×ウォルバーハンプトン ハイライト

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■千両役者の揺さぶりと仕上げ
 
 互いにミドルゾーンで構えるチーム同士の対戦となった。多くのプレミアリーグファンにとって保持の印象があるのはレスターの方だろう。だが、この日はウルブスの5-4-1ブロックを前にややてこずる。苦戦したのは4枚の中盤をなかなか動かせなかったところに原因がある。
 
 しかし、レスターはそう簡単にあきらめることはない。後方のボール回しで中盤を突破することが難しいと見ると、まずはヴァーディの左右の裏抜けでチームを縦に引っ張りウルブスのラインを下げる。

加えてSBがやや低い位置で受ける頻度を増やし、ウルブスのSHをつり出す。この動きでSH-CHの段差を作ると、そのスペースにマディソンが入り込み間受けをする。これにより、レスターは前進の道筋を見つけることが出来るように。
 
 押し込む頻度が増えた中で先制したレスター。サイドからペレイラのクロスに合わせたのはヴァーディ。千両役者のエースがレスターの今季のオープニングゴールを飾ることになった。
 
 そしてどちらかといえば保持が不慣れなのはウルブスの方。5バックなので後方のビルドアップ隊は数がいる分、レスターのプレスに引っかかることはなかったけど、前線までにボールを届ける道筋を見つけるのはハードだった。
 
 だが、一度ボールが渡ってしまえば前線のアダマ・トラオレが好調。EUROでほぼ出番がなかった鬱憤を晴らすようにカウンターで暴れまわる。
 
 後半になると、さらに展開はオープンに。そうなるとペースはよりウルブスの方に転がることになる。速い展開からシュートを重ねていくウルブス。一方のレスターはシュート数こそ差がついたものの、やられっぱなしだったわけではない。カウンターでゴール前まで運べるけどひっかけてしまう。そんな場面の連続だった。
 
 レスターは終盤5-3-2で引いて受けることで試合を落ち着けようとするが、前線にヒメネス(おかえりなさい!)がいるウルブスは撤退守備に対する攻撃力が昨季よりも向上、クロスに対してレスターファンが冷や汗をかく場面もあった。
 
 だが、試合はレスターが逃げ切り。立ち上がりの落ち着いた展開を攻略し奪った先制点が奏功し、白星スタートを決めた。

試合結果
2021.8.14
プレミアリーグ 第1節
レスター 1-0 ウォルバーハンプトン
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:41′ ヴァーディ 
主審:クレイグ・ポーソン

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