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「Catch up EURO 2020」~Match day 1 Group D-F~ 2021.6.13-15

第1節前編はこちら。

目次

⑦【グループD】イングランド×クロアチア

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■しょっぱくて盤石な逃げ切りとここでも苦労人のモドリッチ

 ここまでのEUROは比較的強度的には大人しい試合が続いていた。そんな中、3日目の初戦に登場したイングランドの立ち上がりはなかなかに勢いがあるものだった。高い位置からのプレッシングとシュートまで畳みかけるような攻撃で立ち上がりにクロアチアを圧倒する。

 特に効果的だったのは5分に見かけたスローインからの一連の流れ。ケインとスターリングが入れ替わるように横移動を見せて、縦への進路を確保。スターリングとフォーデンのスピードを活かした縦への早いプレーが見えたシーン。スローインからの緻密な設計も垣間見えた場面であった。

 だが、立ち上がりこそ攻め込んでいたものの、徐々にちぐはぐなところも目立ってくるイングランド。遅攻の際は左サイドのスターリングとマウントを軸に切り崩しを狙う。だが、本職が右のトリッピアーが左に起用されているせいで3人目としての機能を果たすことができない。そのため、左サイドで奥行きを取ることができず。ショーやサカのようなレフティを起用しても良かったような気がするのだが。

 加えて、もう1つ気になるのは最終ラインの連携。それぞれのビルドアップ思考がバラバラ。無駄にリスクを取った体勢からフィードを狙うミングス、つなぎたがるストーンズ、とにかくけっ飛ばしたいピックフォードとしっちゃかめっちゃか。アンカーでゲームメイカー役だったライスを消されてからは、攻守に連携で怪しい場面が目立つ最終ラインだった。

 一方のクロアチアも順風満帆とはいいがたい。モドリッチが前にサイドに守備で奔走する姿はまさしくレアル・マドリーでの彼の姿と瓜二つ。このキャリア、この年齢でもこの役割を果たさなくてはいけないとなるとなかなかな苦労が絶えない。

 クロアチアは立ち上がりはイングランドのプレスに苦戦。だが、イングランドの前線と中盤が間延びするようになると、徐々に豪華なクロアチアの中盤が火を噴き始める。モドリッチ、コバチッチを中心に支配し、敵陣に進撃する場面が目につくように。ただ、サイド攻撃は左サイドのペリシッチとグバルディオルの縦関係に依存。右はヴルサリコに丸投げしており、こちらは機能しているとは言えず。また、左も一本鎗としてはやや威力不足。ゴールエリアに迫る動きは少なかった。前半はスターリングとフォーデンの裏抜けという明確な武器があったイングランドが優勢と見ていいだろう。

 試合を分けたのは前半に機能しなかった中盤の仕事。本職ではないIH気味に起用されたフィリップスの1列前でのボールの引き出し+ラストパスでスターリングの先制点をお膳立て。もっぱら出し手としてリーズの中軸を担っているフィリップスが異なる才能を開花。膠着を打開した。

 その後の試合はイングランドペース。しょっぱい試合とはいえ前線が守備をサボらないメンツなのは大きい。前半よりも撤退した守備網をクロアチアは打開できず。前半は周囲と動きが合わなかったケインも徐々にテンポを掴み始める。終盤は堅くクローズに走ったイングランド。『結局はつまらない』と揶揄されつつも、一瞬の閃きで生まれた得点を守ったイングランドが第1戦を勝利で飾った。

試合結果
イングランド 1-0 クロアチア
ウェンブリー・スタジアム
【得点者】
ENG:57′ スターリング
主審:ダニエレ・オルサト

⑧【グループD】スコットランド×チェコ

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■一本槍を後押しする声援を打ち消したシック

  テクニシャンとハイタワーの融合というのがチェコの伝統的なイメージだったのだが、この試合のチェコは少し様子は違った。何はともあれフィジカルをゴリ押し。スコットランドを向こうに回してゴリゴリに削りあう展開に。『マッチョ』という言葉がやたらTLに飛び交う試合になった。

 チェコが丁寧にやる時はCHのソーチェクとクラールで縦関係を築き、CBの手助け役としてクラールが低い位置を取る。だが、そういった場面は限定的。縦に早いボールでシックやソーチェクに当てて大きく前進しながら、押し上げていくようなパワーに頼った場面が目立つ。

 確かにチェコのCFのシックはパワーもスピードもあるのでそういうやり方もいいとは思う。実際に先制点は彼の競り合いでの力強さを前面に押し出した場面ではあった。ただ、彼のキレイなポストプレーの落としみたいなのはもう少し活かしてもいいのではないかなと。押し上げる局面を制御しつつもっとゆっくりと丁寧に進めながら試合を支配してもよかったのかなと。特に、スコットランドが相手ならばなおさら。

 footballistaの名鑑では散々な下馬評だったスコットランド。特に押し下げられた後の前進の手段と決定力についてメタメタに書かれていた。ただ、前進の方はチェコがプレスを緩めた時は全くダメというわけではなかった。2トップはサイドに流れながらボールを引き出していたし、トップがサイドに流れていた時はIHがエリア内に突撃するというパターンは一応あった。チームの得点源はマッギンということからも何となくこういう形で得点しているのだなという部分は透けて見える。

 トップが左サイドに流れたところに後方からフィードを打ち込み、フォローに入ったロバートソンがクロスを上げるというのがスコットランドの攻めの主体。この日は見ることができなかったティアニーとロバートソンの併用は、恐らく後方からティアニーが縦に蹴りまくる形で成立しているのだろう。マクトミネイも代表では後半のようなバックライン起用が多いとのこと。スコットランドは後方に砲台が必要なイメージなのだろうか。

 ロバートソンという一本鎗、そして決定力に欠けるストライカーという苦しい展開ではあった。だが、ホームのハンプデン・パークの観衆がスコットランドの背中を押す。後半の立ち上がりは声援を背に、この日最もゴールに近づいた時間帯といっても良かった。

 だが、それを打ち砕いたのは再びシック。会場の雰囲気を一刀両断するかのような冷静なロングシュートでハーフラインからゴールマウスを強襲。EURO史に残るであろう長い距離の得点でスコットランドを黙らせてしまう。その後も奮闘を続けていたスコットランドだが、最後までゴールをこじ開けることはできず。もう1つの決定力不足が大きくのしかかる無得点での敗戦となった。

試合結果
スコットランド 0-2 チェコ
ハンプデン・パーク
【得点者】
CZE:42′ 52′ シック
主審:ダニエル・シーベルト

⑨【グループE】ポーランド×スロバキア

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■終着点の狙い撃ちでリスクが増加する

 立ち上がりからボールを持つのはポーランド。スロバキアはトップも含めてボールよりも自陣側に下がることでバリケードを張る。攻撃時はフリーマン的な役回りとなるハムシーク(みんな昔はハムシクって言ってなかった?)も守備には参加する。

 ポーランドのビルドアップはちょっとちぐはぐだった。後方の最終ライン3人+アンカーのクリホヴィアクの4枚でボールを持ちながら組み立てを狙う。しかし、このビルドアップの目的地をぼかしてくるのがスロバキア。SHが後方に下がる6バック的な守り方で最終ラインを埋める。そして、降りる選手には積極的に捕まえに行く。スロバキアは6バックでポーランドの2トップとWBの4枚を監視するので、数としては余る。これならば大エースのレバンドフスキにも複数人かけることはできる。

 しかし、スロバキアが狙いどころを定めようと、ポーランドの最終的な目的地はレバンドフスキ。ポーランドは4対6の状況でひたすら個人戦を仕掛けまくる状況に。強いて言えばスロバキアの左サイドのマクの戻りが遅れがちなところを狙い目だった。

 だが、これは明らかにポーランドにとってマイナス収支。猪突猛進な個人戦は実ることが少ない。ベクトルを変えたクリヒのアイデアが光った得点シーンを除けば、ポーランドの攻撃は軒並み不発といっていいだろう。むしろ、ボールロスト時はビルドアップのために横に広がった3CBとがら空きのクリホヴィアク周辺にスペースがわらわら。スロバキアがきっちりと反撃を行う隙を与えてしまっていた。アンカーのクリホヴィアクが退場まで追い込まれてしまったのは本人の軽率さに加えて、構造上の欠陥も大いに影響しているだろう。

 加えて、撤退守備でも難ありのポーランド。スロバキアの先制点のシーンは2人がかりでマクをサイドに追い込み、かつ背中向きにタッチラインまで追い込んだ。だが、ヨズヴィアクが急に挟み込みを解除したせいでサイドをあっさりと突破。シュチェスニーのオウンゴールを呼んでしまう。

 退場者を出すとより苦しくなったポーランド。押し込まれ続けるとセットプレーからシュクリニアルに決勝点を決められて万事休す。攻守の機能不全や退場者とポーランドにとっては踏んだり蹴ったりな第1節になってしまった。

試合結果
ポーランド 1-2 スロバキア
サンクトペテルブルク・スタジアム
【得点者】
POL:46′ リネティ
SVK:18′ シュチェスニー(OG), 69′ シュクリニアル
主審:オビデウ・ハツェガン

⑩【グループE】スペイン×スウェーデン

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■コケとぺドリには実直さを感じたが…

 4時に起きて、テレビをつけるとそこに広がっていたのは頭で想像した通りのスペイン×スウェーデンの展開が広がっていた。ボールを握り倒すスペイン、それに4-4-2ブロックで対抗するスウェーデン。90分間この綱引きが延々行われたというのがこの試合のざっくりとした総括である。

 スペインはサイドにWG、IH、SBの3枚を固めて崩しに挑む。それに対してスウェーデンは徹底的に中盤を引いて受ける選択肢を取る。特にスペインのIHにはCHがとりついて逃がさない。スペインとしては崩しきれない左右の三角形からエリアに迫るルートをなかなか見つけ出すことが出来なかった。

 撤退+後方重心での余らせマンマークが主体のスウェーデン。これを打ち破るにはピンポイントでスペースにあわせるクロスを入れるか、対応できないタイミングでエリアに選手が入ってくるかのどちらかしかない。この部分で輝いたのはコケ。前半20分付近にはダニ・オルモへのピンポイントパスであわや得点の機会を演出。その後には自らがエリア内に飛び込むことでスウェーデンの守備陣の虚を突いた。出し手としても受け手としても高水準のコケの部分はズレをつくるきっかけとなっていた。

 撤退したスウェーデンの攻撃の希望になっていたのはイサク。推進力のあるドリブルと複数人に囲まれても体を入れ込みながら網を打ち破ってしまう馬力は唯一無二。イブラヒモビッチとは異なるやり方ではあるが、彼は彼なりのやり方を示し、それが多くの人に認められているのは間違いない。

 後半はWGを絞り気味にすることでマンマーク気味のスウェーデンに対して4バックだけで横幅を守ることができなくなるように揺さぶりをかける。それでもまだ得点が決まらないスペインは交代でチアゴを投入。実際彼起点のサイドチェンジで薄いサイドを作ることには成功。投入が効果的だったことは間違いない。ただ、アンカーの替えというのはたまげた。割とネガトラの場面で頑張れて、高さのあるロドリを下げたのはバランスを考慮しても結構意外だった。

 とはいえスウェーデンの采配はそれの上を行く難解さ。チアゴの投入を失敗に追い込むためのトランジッションの切り札がイサクだった。だからこそそのイサクを交代で下げてしまうというのは非常に意外だった。イサクが下がったので、チアゴをアンカーに据えました!ならわかる。でも、逆だとどっちの采配もちんぷんかんぷんに思えるから不思議である。

 後半に目についたのはペドリとアルバの左サイド。特にパスを引き出すためのポジションを取り続けてチアゴのサイドチェンジの受け取り手になったペドリは秀逸。10代と思えないほど90分のプレーに起伏が少なく、ひたすら汗をかきながらパスワークのリズムが快適になるように努めていた。最終盤のスペインの強みはここ。後は決めるだけの場面もなかったわけではないがモラタやモレノにはこれを活かすことが出来なかった。

 列強が勝利でEUROを開幕させる中、沈黙してしまったスペイン。スウェーデンが仕掛けた塹壕戦を制することが出来ず、ドローでのスタートとなってしまった。

試合結果
スペイン 0-0 スウェーデン
エスタディオ・ラ・カルトゥーハ
主審:スラフコ・ビンチッチ

⑪【グループF】ハンガリー×ポルトガル

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■幸運なゴールで均衡が一変

 コロナ禍に世界が襲われてからおよそ1年3か月。我々は満員のスタジアムを見なくなってからことに1年以上の月日が経った。だがこの日、本拠地のプスカシュ・アレナにはハンガリーを応援する観客がスタジアムを埋め尽くすことになる。文字通り圧巻の光景だ。

 そんな観客の声援を後押しとするかのように、ハンガリーは積極的なスタンスでポルトガルと対峙する。ハンガリーの5-3-2はWBの手前をどう閉じるかが構造的な問題となる。ここまでのいくつかのチームがそうしてきたように、大外を捨ててエリアに引きこもる選択もあり得たはず。だが、ハンガリーはIHが高い位置までチェックに出ていくことにより、ポルトガルの前進を寸断。中央をケアしつつサイドでボールを食い止めるやり方でミドルゾーンで踏ん張る。

 ポルトガルはこれにだいぶ手を焼いた。ボールこそ問題なく握れるものの、ビルドアップはU字型になってしまい、なかなか前進できない。個人個人のオフザボールの質は十分なのだが、どうも組み合わさらない。ベルナルドの縦横無尽の動きもラファエル・ゲレーロの斜めのランも他の選手とつながらない。

 裏抜け頼みの単調な攻撃に終始するポルトガル。もう1つ可能性を感じたのは左右のクロス。特にCHの片方(ダニーロはそういえばRSBもできるよね)がサポートに出張する右サイドからのクロスはチャンスがあった。エリア内のジョッタとロナウドのコンビはクロスに合わせる能力が抜群。ジョッタはやや硬さが目立つ初戦だったが、入り込むところまでできていた。したがって、クロスまで行ければポルトガルにチャンスができる形にはなった。決まらなかったけど。

 ハンガリーの攻撃はポストが主体。特に9番のアダム・サライにボールを集める。カウンターの際に多少遠回りになってもまず彼を探す場面が目立っていたので、恐らく相当頼られているのではないかなと思う。確かにフィジカルは強靭だった。

 後半はディアスやセメドが前半以上に前がかりになるポルトガルの裏を取り、ハンガリーがカウンターから主導権を握る場面すらあったほど。対人守備で強みのあるポルトガルをファウルせざる形に追い込んだり、オフサイドとはいえ途中交代のシェーンがネットを揺らし、あわやという場面を作っていた。

 だが、勝利の女神がこの日微笑んだのはポルトガル。クロスもシュートも相手に当たって方向が変わるという非常にラッキー要素が強い得点で均衡を破る。そうなるとここからはロナウド劇場。隙ができてきたハンガリーの守備陣に途中交代のサンチェス⇒アンドレ・シウバのラインでPKを奪取。これをロナウドが決めると、後半追加タイムにはおかわり。

 80分までの均衡に似つかわしくない3点差という結果で決着。ハンガリーのサポーターたちは悔しさを噛み締めつつ、善戦した代表選手たちをバイキングクラップでたたえていた。

試合結果
ハンガリー 0-3 ポルトガル
プスカシュ・アレナ
【得点者】
POR:84′ ゲレーロ, 87′(PK) 90+2′ ロナウド
主審:ジュネイト・チャキル

⑫【グループF】フランス×ドイツ

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■虎子を得られなかったドイツ

 グループステージ第1節の目玉カード。圧倒的死のグループであるグループFで優勝候補の本命であるフランスが歴戦の猛者であるドイツと激突する。

 両チームは各国メディアの事前予想通りのスターティングメンバーを並べてきた。唯一異なるのはフランスの3トップの並び方。トップ下にグリーズマンを置く2トップ予想が目立ったが、実際の並びはフラットな3トップ。ドイツの3バックにかみ合わせる?と思ったのだが、右に開いたグリーズマンのマーク対象はリュディガーではなく、このサイドに降りてくるクロース。リュディガーは放置プレイである。

 誰かにボールを持たされて苦しめられるドイツというのは、どこかのワールドカップで見たことがある気はする。だが、メキシコほどフランスがめっちゃ組織立っていたかと言うとそういうわけでもない。例えば、中央の3センターの守備はやや開き気味。ミュラー、ハフェルツなど降りてくるドイツの前線をカンテ1人では潰しきれない場面も目立つ。

 したがって、ドイツも縦にパスを入れる機会さえあれば十分に前進することができた。強いて言えば縦パスの落としを受ける人と、そこから裏抜けする人までセットできれば上出来。だけど、ドイツもそこまでの完成度ではなかった。クラブでの役割を考えるとギュンドアンには1列前に入りたい。もちろん、被カウンターのリスクはあるけど。虎穴に入らずんば虎子を得ずがこの日のドイツのテーマだったように思う。リスクを取らないとフランスから点は取れない。

 フランスの攻撃はグリーズマンがフリーマン化。守備時の右サイドにこだわらず、逆サイドまで顔を出すこともしばしば。人を捕まえる傾向が強くなりがちだったドイツに浮遊するグリーズマンの存在はややこしかった。フランスの狙い目になっていたのはドイツの右サイドの裏。先制点の場面もその裏を突いたリュカの攻撃参加がトリガー。後半もラビオの決定機がこのサイドから生まれるなどフランスの攻めのターゲットにされていた。

 後半のドイツはその右サイドの保持を整備。WBのキミッヒがSHやIHのあたりに浮遊することでフランスの守備の基準を乱す。前半に指摘したカンテ周辺の過負荷をさらに増やすこと、そしてニャブリーの決定機のように前線に顔を出しながらレーンを入れ替えるなどチャンス創出に貢献。もちろん裏を狙われるリスクはあるけど、虎子を得るには仕方ない。

 だが、後方を支えるギンターの負傷から徐々にドイツのリスクが顕在化。後半はキミッヒの裏狙いに専念したフランスが逆に決定機を生み続ける展開になる。追加点こそ得られなかったものの、後半もフランスには多くの好機はあった。

 ドイツは後半の終盤に失速。間で受けられるハフェルツを下げてヴェルナー、サネというスピードスターコンピを投入したことが裏目になった。前線はミュラーと誰がリンクするかという部分がドイツの今後の伸びしろのように思う。結局大一番はフランスの勝利に。ドイツは2節、3節にプレッシャーがかかる苦しい状況を迎えることになった。

試合結果
 フランス 1-0 ドイツ
フースバル・アレナ・ミュンヘン
【得点者】
FRA:20′ フンメルス(OG)
主審:デル・セーロ・グランデ

 続きはこっち。

第2節前半

第2節後半

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