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第一回プレミアリーグドラフト会議 参加者としての感想

 TDKさん主催の第一回プレミアリーグドラフト会議が10/29に開催された。パチパチ。参加者の一人としてドラフトをしてきたが、それが結構面白かったので参加者目線で準備、戦略、面白かった点について述べてみます。

主催のTDKさんが記事にしてくれているので、結果とか主催者目線はそっちを見ていただければ!

目次

準備

 ドラフトの対象選手は「昨季プレミアトップ6以外の14チーム」なので、普段比較プレーを見る機会が少ない人たちの中から、指名選手を選ぶ必要がある。私自身は今季はマッチレビューに注力!と決めていたので、例年に比べてトップ6以外の試合を見る機会は少なくなっている。
 しかし、開催が決まったのは10/27で、開催日が10/29。時間がない!本来だったら注目選手をリストアップし、そのチームの試合をチェックしながら「おっ、この選手もいいじゃないか」とか代表監督のような選び方をしてみたかったのだが、残念ながら私は代表監督ではない。多くの試合をチェックしてくれる分析チームもいないし、自分でチェックしようにも手元にあるのはDAZNの見逃し配信で見れる1試合分しか映像がない。その上時間もない。

 映像もなければ、時間もなく、リソースもない。というわけで試合をじっくり見返すというプランは早々に放棄。
 見ることができないのならば、見た人の感想を参考にすればいいというのが次のプラン。ある程度自分で選手をリストアップしたところで、マッチレビュー探しに奔走した。

 参考にしたレビューサイトはあるのだが、本記事への掲載の許可取りをしているところなので、気になる方はDMとかで聞いてください。もし許可が取れたらURL貼ります。とにかくそのレビューサイトはとても参考になった!

 あとは○○ジャパン系のアカウントは現地のメディアの自チームに関する記事を翻訳してくれているパターンもある。中堅チームの現地メディア記事の翻訳はなかなか見られないのでこれも参考になった。

戦略

こうしてなんとかリストアップと各ポジションの優先順位付けが終了。完成したリストを見た自分の感想は以下の通り

・GKは各チーム有力な選手が多く、比較的簡単にリストアップできた。
・CFも屈強なパワー系な選手であれば、多くリストアップできた。
・SBはあまり多く有力な選手をあげられなかった。

 サイドバックはレビューなどでは、出てくる回数が比較的少なくなるポジションということも影響しているだろう。逆にCFやGKは試合においてもわかりやすく目立つことが多い。
 ここからは完全に自分の勘なのだが、GKは比較的早い順番で争奪戦になる可能性が高くなりそうで、SBはその逆という予想を立てた。独力で解決できるアタッカーもほしい。独力アタッカーは競合が多数になりそうだが、それでも競る価値はあるはずと判断した。

 メンバーの軸として考えたのはリシャルリソン(エバートン)とネべス(ウルヴス)。この2人はどうしても指名したいという思いが強く、上位で指名することを早々に決断した。

よって事前に立てたドラフトの戦略は下記の通り。

【1巡目】
2人の軸のうち、より1巡目で他者が指名しそうなリシャルリソンを指名。
【2巡目】
ネべスが指名可能ならば、ネべス。そうでなければSBの指名に移行。
【3巡目以降】
SBから指名していく。狙いはチルウェル(レスター)とワン=ビサカ(クリスタルパレス)あとは流れを見ながら。GKは後回しにしてもいい。

本番

 全体の指名結果は上記のTDKさんの記事を見ていただくとして、ここでは自分の指名について雑感を述べる。

【指名結果】
1巡目 リシャルリソン(エバートン)×→ザハ(クリスタルパレス)
2巡目 ネべス(ウルヴス)
3巡目 チルウェル(レスター)
以下はウェーバー制なので、重複はなし。
4巡目 ワン=ビサカ(クリスタルパレス)
5巡目 アンドレ・ゴメス(エバートン)
6巡目 カバセレ(ワトフォード)
7巡目 ラッセルズ(ニューカッスル)
8巡目 ベンテケ(クリスタルパレス)
9巡目 グズムンドソン(バーンリー)
10巡目 レルマ(ボーンマス)
11巡目 ハート(バーンリー)

 まず1巡目でリシャルリソンの抽選を外したのは痛恨だった。参加した8人中7人がアーセナルファンであるのに、前日にバカみたいにやられたザハ(クリスタルパレス)を全く指名しないというのは飛んだあまのじゃく集団である。リシャルリソンは好きな選手なので、指名できなかったのはつらい。しかし、あまのじゃく集団のおかげでザハという外れ1位を獲得できた。ザハ取る予定じゃなかったんだけど。ザハに合う選手ってどんなんだろう。。ってなりました。

 2巡目から4巡目までは予想通り。柔らかさを出したくてアンドレ・ゴメスを選んだけども、後ろの指名選手を考慮すると孤立する可能性もあるかもしれないなというのは振り返っての感想。シグルズソンが取れたら理想的だったが、ここは早々と取られる気がしていたので、半ばあきらめていた。

 逆に想定外だったのはCBの指名。マグワイアはあきらめていたが、アケが1巡目、ターコウスキが3巡目で他チームに指名されたのは痛すぎる。どちらも5巡目まで残っていたら指名する予定だったのに、かなり甘く見ていた結果に。この2人の指名とウィルソン(ボーンマス)の指名を逃したときはとても苦しかった。ちなみにGKは7巡目くらいで自分以外みんな指名し終わっていたので、自動的に11巡目に回した。

 困ったときは直接プレーを見たことがある選手を選びたくなるもの。9巡目のグズムンドソンはW杯でのプレーが印象的だったし、10巡目のレルマはコロンビア代表との試合前に五百藏さんが「こいつやばいよ!」って言っていたからプレー動画をチェックしたことがあった。他にも有力な選手は多くリストに残っていたのだが、自分のチームに引き入れるとなると、愛着を優先してしまうなぁと感じた。

やってみた感想

① 運営に専念する人がいた方がいいかも?
 今回は主催者側もドラフトに参加するシステムだったが、もしかすると2人か3人くらい運営専任がいた方がより円滑かつ公正に進むような気がした。
 1つは3巡目までの一斉に指名を明らかにする指名方式の時に不正が起きにくい点。今回はTwitterのグループチャットのような形式で行い、定刻になったら同時送信という形だったか、結構神経は使った。主催者1人にそれぞれがDMする形を取った方がスムーズに進むように思えた。
 2つ目は競合の際の抽選。今回はたまたま主催者がやたら重複指名になるという現象が起きた。主催のTDKさんが不正をするとは露ほども思っていないが、抽選をするのは主催者。仮に3連続で主催者があたりをひいたらメンバーによっては若干変な雰囲気になる可能性はあるかなと感じた。

② ある程度参加人数がいた方が楽しい。
 やはり重複指名→抽選の流れは醍醐味の一つだろう。抽選の時のドキドキはこのドラフトのハイライトといってもいい。今回は8人での開催だったが、個人的な予想よりは重複が少なかった。1巡目とか4チーム競合!とか見てみたかった。ただ、人数の増加は開催時間の長さとトレードオフになる。今回は2時間半ばっちり楽しめたが、これ以上増えると間延びする可能性もある。

③ 縛りをかけるとおもしろい。
 個人的には③の感想が一番大きい。今回はプレミアの中で昨年度のトップ6を外すという縛りだったが、これが絶妙だったと思う。11人指名となると、ある程度の数の選手を見なくてはいけないし、普段名前だけは聞き覚えのあるプレイヤーのプレースタイルの確認もできる。縛りをかけることで指名の難易度は上がるが、自分が知っている範囲から少し手を伸ばして知識を広げていける感覚になる。もちろん、指名すれば愛着もわく。
 一本釣りに成功したネベスや個人的な隠し玉枠だったワン=ビサカとレルマは、今後も所属チーム関係なく応援することになるだろう(アーセナル戦以外)。指名できなくても、確実に選手の名前は覚えるので、自分が見るクラブの対戦相手についてもより勉強することができるし、中位同士の対戦にもより興味が出てくる。これは私だけでなく、参加者のみんなが口にしていたことであり、8人の共通認識といっていいかもしれない。
 スター選手が大量にいるトップ6を入れてもそれはそれで楽しいだろうが、個人的にはこの縛りのさじ加減が盛り上がりに一役買ったように思えた。

 というわけで総じてめっちゃ楽しかったです。仲間うちでこれを参考にフォーマットを作るもいいと思う。何人かの方は「参加したかった!」と言ってくれたし、個人的にも次はこんな縛りでやりたい!という願望もあるので、それは今後TDKさんとかと相談して人集めをする可能性もあるかなと。とにかく今回はTDKさん主催でここまでやることができました!ありがとう!ほかの参加者の皆様もありがとう!次の日休みだったら酒飲みながら感想戦したかった。
 とりあえず僕はマイイレブンと共にキャリアモード始めますね。

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