「ほぼ確実」を「確実」に変える3ポイント
一応数字の上では降格の可能性は残されていなくもないが、ほとんど残留は確定していると言っていいフォレスト。すでに降格となってしまったバーンリーのホーム最終戦には気楽に立ち向かうことができる。
そんなフォレストはあっさりと先制ゴールをゲット。右サイドのエランガの1on1からファーのウッドのクロスが通り、2分で先制点を奪う。
保持で押し込もうとしていたバーンリーとしてはかなり面食らった立ち上がりとなった。フォレストは先制点を奪ったこともあり、バックラインにはプレッシャーもかけず、バーンリーに自由にボールを持たせていく。バーンリーはフリーになったエステーヴからキャリーして前にボールを運び、サイドに展開して1on1を作る。
だが、ここはフォレストのSBがストップ。抜き切らないクロスを上げることもあったが、バーンリーはなかなかこじ開けることができない。この流れは前半が終わるまで続く。
一方のフォレストは虎視眈々とカウンターから追加点を奪いにいく流れ。無理なくバーンリーのゴールに迫っていく。すると14分に追加点をゲット。左サイドから押し下げたところからのミドルにウッドが触ってボールはゴールイン。オフサイド判定にはやや時間がかかったが、ゴールは認められることに。これ以降もフォレストが試合をコントロール。バーンリーをきっちりと受け止めてのカウンターで、安定した試合運びを見せる。
後半、バーンリーは2人を入れ替え。引き続きボールを持ちながら解決策を探しにいく。右に入ったグズムンドソンはアクセント。前半よりはゴールに迫る可能性があるクロスを上げて勝負に出ていく。
ハドソン=オドイが列を下げて自陣のプロテクトを行うフォレストだが、カウンターからの反撃は十分に健在。少ない人数での攻撃でもお構いなし。敵陣にスピードに乗った状態で襲いかかる。
バーンリーはカレンのミドルが幸運な形で跳ね返り1点差に。これ以降はバーンリーの攻撃の精度が増したことを感じたのかフォレストは本格的にDFを揃えて5バックにシフト。自陣を固めて逃げ切りを図る。
結局試合はそのまま終了。終盤は少し危うさを感じさせたフォレストだが、速いクロスをきっちり跳ね返すことにフォーカスして逃げ切りに成功し、「ほぼ確実」を「確実」に変える3ポイントを手にした。
ひとこと
受けて跳ね返すことに終始すればOKのフォレスト。バーンリーは与しやすいタイプの相手だったと思う。
試合結果
2024.5.19
プレミアリーグ 第38節
バーンリー 1-2 ノッティンガム・フォレスト
ターフ・ムーア
【得点者】
BUR:72′ カレン
NFO:2′ 14′ ウッド
主審:グラハム・スコット