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「Catch up Copa America」~2024.7.2 コパ・アメリカ 2024 グループD 第3節 コスタリカ×パラグアイ ハイライト~

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わずかな突破の可能性を追い求めるが・・・

 すでに第2節の終了の段階でノックアウトラウンド進出の望みが絶たれてしまったパラグアイ。突破という観点ではこちらもブラジルが負けないと話が始まらないコスタリカも厳しいのは同じである。

 しかしながら、そのモチベーションの差は立ち上がりの両チームのパフォーマンスにくっきりと現れることとなった。コスタリカはボールを動かしつつ、DFを背負う前線にボールを当てる形で時間を作っていく。トップに入ったマドリガルと左のハーフスペースに顔をだすアルカセルの2人を主に起点として進撃をしていく。

 すると、あっという間に先制点をゲット。CKからの二次攻撃を左サイドから行うと、前に残っていたカルボがゴールを仕留める。さらには4分後。左サイドからボールを受けて反転したアルカセルがゴールを決める。いいゴールといえばそれまでなのだけども、パラグアイの粘り腰のなさには敗退が決まってしまっているチームのオーラを感じざるを得ない展開だった。

 コスタリカは非保持でも展開を制御。2点のリードを確保したこともあり、リトリートをベースに守備を組むコスタリカ。パラグアイのオーソドックスな保持に対して、トップが同サイドにボールを追い込みながら狭く狭く追い込んでいく。特にキャンベルは見事。ポジションを入れ替えながらもバランスをとりつつ、きっちりとパラグアイのビルドアップを片側に追い込んでいた。保持に転じた際のキープ力も含めて非常に見事なパフォーマンスだった。

 前半は全く反撃の糸口が見つからなかったパラグアイ。ポゼッションに加えて、高い位置からのチェイシングで敵陣で圧力をかけていく。

 立ち上がりはコスタリカの保持にいなされていたパラグアイだったが、ソサのミドルでブロックの外から壊すとリズムは変化。前に出ていくか、きっちり後ろで組むかに迷いが生じたコスタリカのバックラインの乱れに対して徐々に有効打となる攻撃を効かせるようになる。

 終盤は苦しい展開になりながらも逃げ切りに成功したコスタリカ。しかしながら、他会場ではブラジルがきっちり勝ち点確保に成功。パラグアイと揃ってここで大会に別れを告げることとなった。

ひとこと

 日本戦のイメージと違って、イケイケのコスタリカが見られて個人的には楽しかった。

試合結果

2024.7.2
コパ・アメリカ 2024
グループD 第3節
コスタリカ 2-1 パラグアイ
Q2スタジアム
【得点者】
COS:3‘ カルボ, 7‘ アルカラス
PAR:54’ ソサ
主審:イェール・ファルコン

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