変則日程のフォレストが連勝を重ねる
プレミアでは珍しいフライデーナイトの一戦。特に月曜日にリーグ戦を行ったフォレストにとっては2週続けて変則的な日程での試合ということになる。
ボールを持つ流れになったのはホームのレスター。RSBで久しぶりの先発となったリカルド・ペレイラがインサイドに絞り、アンカー役のウィンクスの隣に並び立つ。3-2-5の形からフォレストの4-4-2に対してギャップを作りにいく。
フォレストのSHはレスターの3の外側についていくアクションを見せたので4-2-4っぽくなることもしばしば。レスターの狙いはこのSHの背後をとり、フォレストのCHを左右にスライドさせて、その背中を2列目で撮ること。より具体的にはフォレストから見て右サイド側にスライドすることが多かったドミンゲスの背中をブオナノッテが取る形だった。
ブオナノッテがボールを受けるとレスターの攻撃は一気に加速。ここからゴールを狙える。
カウンターがベースとなるフォレストの攻撃。縦横無尽に動くアンダーソンの好調さは前節をキープという感じではあったが、サイドから裏をとるスピード勝負はやや大雑把な感も否めない。
それでもレスターの雑さに救われてフォレストは先制点をゲット。サイドからのクロスの二次攻撃をイエーツがミドルで沈めてゴールを奪う。ハーマンセンが激怒したように、明らかにジャスティンの拙いクリアが招いた人災による失点であった。
しかし、すぐにレスターは同点。中盤のパス交換から4-2-4になったフォレストを背走させると、左サイドからのクロスをヴァーディが仕留める。ややフォレストからすると自陣側に戻りながらの対応となったが、最終的にはヴァーディが2枚のマークを外しており、この辺りはさすがのスキルと言っていいだろう。
前半の残りはレスターペース。押し込んでいきつつ、ファーを狙ったクロスでフォレストを苦しめ続ける。フォレストは守備の前後分断感が足を引っ張っている感があった。
しかし、後半早々にフォレストは勝ち越し。左サイドに抜けるアンダーソンからウッドがゴールを決める。またしてもレスターはボックス内のもっさりとした対応が目立つ失点シーンとなった。
失点したレスターは左のハーフスペースをヴァーディが強襲するも、自陣での守備の不安定さが先立つプレーが目立つなど、前半よりも苦しい展開となる。案の定、60分にはフォレストの追加点。自陣からのフィード一発に抜け出すという芸当をウッドにやってのけられてしまい、あっさりとリードされてしまう。
以降はフォレストがきっちりと試合をコントロール。後半を終始優勢に進めたフォレストが連勝を飾った。
ひとこと
ギブス=ホワイトがいなくなっても連勝を重ねられるのは強い。
試合結果
2024.10.25
プレミアリーグ 第9節
レスター 1-3 ノッティンガム・フォレスト
キング・パワー・スタジアム
【得点者】
LEI:23’ ヴァーディ
NFO:16‘ イエーツ, 47‘ 60’ ウッド
主審:クレイグ・ポーソン