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「Catch up J1 League」~2025.5.10 J1 第16節 横浜FC×アビスパ福岡 ハイライト

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タイトな展開を制した横浜FC

 リーグ戦では3連敗中。横浜FCは降格圏内に入ってしまった。今節の対戦相手は福岡。こちらはシーズンの中における乱高下が大きいチームである。

 序盤、横浜FCは櫻川へのロングボールから前進を狙っていく。一方の福岡はきっちりとこのロングボールを跳ね返したところから、左サイドでキャリー。素早くサイドの背後を狙うトランジッションからメリハリある陣地回復を狙っていく。

 どちらも前進の手段はありそうではあるが、最後の1/3を壊しにいく工夫を掴むことができない。横浜FCはオープンプレーでは苦しんでいたように思えたが、セットプレーではチャンスがありそう。福森というエクストラキッカーを逃してなお、横浜FCにとってはセットプレーは大きな得点源ということだろう。

 前線の櫻川も裏を狙うなどのアクセントもつけつつ、ロングボールを引き出すバリエーションをつけていく作業も。ただ、オープンプレーではなかなかクリティカルなチャンスを見出すことはできなかった。

 福岡は横浜FCの前からプレスにいくアクションをひっくり返すところから前進する場面も出てくるように。横断から薄いサイドをキャリーする場面もなくはなかったが、結局のところボックス内に効果的に迫っていくシーンは横浜FCよりもさらにないという状況となった。

 後半のキックオフは互いにロングボールからのスタート。より前に進むイメージができていたのはやはり前半も優勢だった横浜FCの方だろう。櫻川へのロングボールによる縦に速い展開からシャドーやCHのセカンド回収で攻勢に回る機会を増やしていく。

 攻め手を確立することができた横浜FCは60分に先制ゴールをゲット。右サイドに開いところからクロスをファーの櫻川狙いで合わせると、これがクロスの対応ミスを誘発。最後は室井が押し込んで先にゴールを奪う。

 福岡は3枚交代で攻撃にブーストをかけていく。右の大外に紺野を置く形にすることでより幅を使いながら大外から仕掛けられる状況を演出。横浜FCを完全に自陣に追い込んでいく。

 だが、ゴールに迫ることはできなかった福岡。虎の子を守った横浜FCが3連敗を止めて大きな勝ち点3を手にすることとなった。

ひとこと

 クリティカルなチャンスがない中でよく横浜FCがこじ開けたという展開だった。

試合結果

2025.5.10
J1リーグ
第16節
横浜FC 1-0 アビスパ福岡
ニッパツ三ツ沢球技場
【得点者】
横浜FC:60′ 室井彗祐
主審:上村篤史

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