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「Catch up Premier League」~2025.12.2 プレミアリーグ 第14節 ニューカッスル×トッテナム ハイライト

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ホームチームにとって悔いが残る痛み分け

 序盤から主導権を握ったのはホームのニューカッスル。トッテナムを押し下げつつヴォルテマーデを中心としたパス交換で敵陣に入っていく。ヴォルテマーデが中央に降りていくとトッテナムの中盤に対して数的優位に。中盤中央で形成する数的優位に対して、トッテナムはリアクションが一歩遅れ続けている感じとなった。

 非保持においてもポロを3バックの一角とするトッテナムの変形に対して、4-5-1に構えたところからジリっと前に。ハイプレスに関しても手応えがある立ち上がりとなった。トッテナムはジョンソンの裏へのランなどスピードを活かしていく形に切り替えていく。右サイドでのクドゥスのキャリーも陣地回復の一手になるが、ニューカッスルがタイトなディフェンスで簡単に前を向かせなかった。

 どちらかといえばトッテナムの中央への強引な縦パスの差し込みはむしろニューカッスルの燃料に。中盤につけるパスを延々と回収して進んでいく。トッテナムは少しずつ前線への長いボールでロストした際のリスクが少ないプレーに切り替えるようになった。

 試合はニューカッスル優位に進みながらもスコアレスでハーフタイムに。トッテナムとしてはなんとか逃げ粘った前半となった。

 後半、ニューカッスルはハイプレスの巻き直しを敢行。長いボールを軸に前にボールをつけていくトッテナムに対して、もう一度前からボールを捕まえにいく。トッテナムはサイドにボールをつけてプレスを弱めながらポゼッションから敵陣に入っていくルートを探っていく。

 ニューカッスルは保持においては少しずつ速い攻撃を織り交ぜることでテンポアップ。得点の匂いを引き寄せていく。すると、71分にサイド攻撃から先制点をゲット。WGの入れ替えからゴードン、ヴォルテマーデで作った深さを活用し、ミドルシュートで仕留めたのはギマランイス。重かった試合を先に動かしたのはホームチームだ。

 しかし、ニューカッスルはすぐにリカバリーに成功。セットプレーからロメロの一撃で素早く同点に追いつく。

 80分台になっても得点の取り合いは変わらず。試合後にフランクが抗議した微妙なPK判定を生かしたゴードンが先にニューカッスルをリードに導く。だが、OFRでかかった分の長い追加タイムでロメロが再びゴール。この日2得点目の活躍でなんとか1ポイントを探り寄せる。

 後半に動いた試合だったが、痛み分けでの決着。ニューカッスルにとっては終盤に勝ち点を落とす展開となった。

ひとこと

 優位に進めていたのはニューカッスルの方。おそらく悔いが残るのはこちら。

試合結果

2025.12.2
プレミアリーグ 第14節
ニューカッスル 2-2 トッテナム
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
NEW:71′ ギマランイス, 86′(PK) ゴードン
TOT:78′ 90+5′ ロメロ
主審:トーマス・ブラモール

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