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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.6.24 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 グループC 第3節 モロッコ×ハイチ ハイライト

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片道切符のハイチが見せた意地

 すでに敗退が決まっているハイチとあとは通過順位だけが重要となるモロッコ。対照的な状況ながら、試合は非常に熱の入ったものとなった。

 まず勢いを感じたのはハイチのハイプレス。明らかに行けるところまではフルスロットルで行くという気概を感じるハイプレスでひたすらモロッコを追い込んでいく。

 しかしながら、モロッコも落ち着いた対応。ハキミのフリーマン化に始まり、エル=カンヌスやディアス、サイバリなど2列目の面々がかなり自由な動きを見せながら、ハイチの動きに迷いを与える。サイドアタッカー陣は止まった状態からでも1枚を剥がすことができるという点で明確に質での優位を持っているモロッコだった。

 だが、ハイチはとにかく相手を捕まえ続けることでこの日は生きていく!という流れ。その意気込みが実を結んだかのようにハイチは10分で先制点をゲット。右サイドのカシミールのロングボールから追い越すデュベルネからのクロスがオウンゴールを誘発。歴史に名を刻む初ゴールを生み出してみせる。

 以降も落ち着いたポゼッションでモロッコに対抗するハイチ。引き込んで相手のSHの背後にSBを置いてそこにボールを届けることでサイドからの進撃のきっかけを作っていく。

 それでもオープンな展開が続けばさすがに優位なのはモロッコ。プレス回避も安定していく中で前線に飛び出すハキミが徐々に決定機を作っていく。

 すると、そのハキミが同点ゴール。ディアスで左に揺さぶり、クロスを上げると飛び込んで試合を振り出しに戻す。

 ここから前半は撃ち合い。モロッコの一方的なペースを許さない!というスタンスを見せたハイチは脈絡もなければプレミアで見たこともないイシドールの素晴らしいミドルでリードを奪う。

 だが、すぐにモロッコも反撃。右サイドからまたしても抜けたハキミの折り返しをサイバリが仕留めてまたも同点。ハーフタイムはタイスコアで迎えることとなる。

 後半はさすがにハイチは下火に。4-4-2のミドルブロックを組むケースが多く、その中でモロッコは保持の安定を図りつつ、敵陣では即時奪回を仕掛ける。ハイチが抵抗しようと速いテンポでプレーすれば、そこから全体のスピードを上げて、その時の質で相手を上回るというサイクルを延々と回すことでハイチを圧倒。ただただボールを逃すことでいっぱいのハイチと比べると緩急をつけながら相手の空けたスペースを侵略するという数段上の攻撃を繰り出すことができていた。

 試合を動かしたのはセットプレー。この試合らしくシュートは豪快に。途中出場のラヒミの一撃でこの試合で初めてモロッコが前に出る。

 ビハインドになったところでハイプレスを再開したハイチ。基本的にはアグレッシブなこの試合のハイチの姿勢は肯定したかったが、最後の最後はセルフジャッジによる失点に泣いたのはもったいなかった。

 決定的な4点目を手にしたモロッコだが、ブラジルのスコアによって2位の座は変わらず。F組の首位との対戦に臨むこととなった。

ひとこと

 大会の外れ値のような捨て身感のあるハイチとモロッコがうまく組み合った試合だった。

試合結果

2026.6.24
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループC 第3節
モロッコ 4-2 ハイチ
アトランタ・スタジアム
【得点者】
MAR:39′ ハキミ, 45+1′ サイバリ, 78′ ラヒミ, 89′ ヤシン
HAI:10′ ブヌ(OG), 43′ イシドール
主審:ダニー・マッケリー

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