
証を刻んだトルコ
すでに敗退が決まっているトルコと首位通過が決まっているアメリカ。やることがない状況で迎える正真正銘の消化試合だ。
序盤からボールを持つのはアメリカ。敵陣でのセットプレーを軸にチャンスメイク。トルコは自陣で数回のタッチがあったにも関わらず、クリアしきることが出来ない。このシーン自体は助かったという形ではあったが、アメリカは直後のセットプレーからゴールをゲット。ファーに走り込んだトラスティから先制ゴールが決まる。
しかしながら、この日のトルコはやられっぱなしというわけではない。カウンターからギュレルが持ち運び、鋭く攻撃をしていく姿勢を見せると、そのギュレルが同点ゴールをゲット。ユルマズとのワンツーでボックス内に侵入すると、ようやく枠内に飛んだ!と言いたくなる一撃でようやくゴールを仕留める。
この試合のトルコはアタッキングサードで味方を使う意識が高かったという点が非常に評価ができるところ。特に左サイドの味方を追い越すアクションが有効であり、これはコクチュの逆転ゴールにつながっている。
アメリカは3-2-5のポゼッションから押し込む局面を作り出していく格好。マッケニーはこの試合でも元気でギャップでボールを受けたところから、エネルギッシュなプレーを行っていく。
アメリカの制御していきたい感にトルコは逆らうようなスピードアップで対抗という構図。前半はトルコのリードでハーフタイムを迎える。
後半はアメリカの保持が支配的な流れ。敵陣に押し込んでいくところから、セットプレーでチャンスを得ると、ロングスローからのセカンド回収後のミドルシュートで得点。いきなりゴールを生み出して同点に追いつく。
トルコはなかなか反撃の流れを作ることが出来ない形。前半のようなエネルギッシュな陣地回復は静まってしまい、一方的に押し込まれる局面が続く。アメリカはホームの観客の後押しを利用して一気に攻め込みたいが、ネットを揺らすまでは至らない。
しかしカウンターから少しずつトルコがチャンスを作っていく形で終盤に巻き返しに成功。敵陣での攻撃の時間を増やしていくと、最後の最後で粘りを見せて勝ち越し。ファーサイドで余っていた選手を作り出すと、折り返しをアイハンが強引にゴールへ押し込んで逆転。最後の最後でW杯に証を刻むことに成功したトルコだった。
ひとこと
総じて、終盤にトルコの意地を見ることが出来た試合だった。
試合結果
2026.6.25
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループD 第3節
トルコ 3-2 アメリカ
ロサンゼルス・スタジアム
【得点者】
TUR:9′ ギュレル,31′ バルシュ, 90+8′ アイハン
USA:3′ トラスティ, 49′ バーホルター
主審:ムスタファ・ゴルバル
