
詰めの甘さと精度不足が拭えないまま敗退決定
第1節では大量のシュートを浴びせながらも勝ち点を奪うことができなかったトルコ。第2節で勝利を手にして、なんとか最終節に望みを繋ぎたいところだ。
同じ4-4-2がベースとなったこの試合。高い位置からプレスでボールを奪いにいくのはパラグアイ。強烈なプレスが身を結んだのはわずか2分。トルコの左サイドでボールをひっかけるとあっさりとゴールまで持っていくことに成功。ガラルサの一撃でリードを奪う。
このハイプレスはあくまで成功例。パラグアイの激しいプレスは結果としてファウルや軽い負傷を呼び込むことも多く、立ち上がりから主審はこの試合をコントロールするのに苦労していた。
一方のトルコは第1戦と同じく体を寄せるアクションにゆるさが見える。寄せているつもりでもプレッシャーを感じていないという状況はこの試合でも。パラグアイ相手にボールを奪うことはできない。
それでもトルコはトランジッションから反撃。サイドの裏にスピードを生かして潜り込むことにより、縦に速い展開になんとかくらいついていく。
15分も経てば試合はトルコのポゼッションで落ち着く形に。3-2-5でポゼッションを行うトルコに対して、パラグアイはSHを低い位置まで下げて時には6バックになる陣形に見える時も。一方的に押し込みながら広くポゼッションを敢行。裏抜けのアクションもオーストラリア戦よりは見られており、悪くはない入りだったと言えるだろう。
ただし、ミドルシュートなどの詰めの甘さは健在。枠にきっちりボールを飛ばすところがなかなかこの試合でも達成することができない。だんだん攻撃のテンポも画一的となり、もう一手詰めたいところで雑に終わらすケースも出てくる。
受けるパラグアイが素晴らしいのはこれだけ下がってもロングカウンターを打つことができる馬力があるということ。カウンターから馬力あふれる突破で敵陣まで。トランジッションの強度は明確にトルコよりも上なので、敵陣で時間を稼げれば枚数的には優位を取ることができるケースが多かった。
しかし、順調だったパラグアイにアクシデント。アルミロンが”プレスティアーニ・ルール”で退場となり、10人での戦いを余儀なくされる。
後半、選手交代を挟んで4-4-1でトルコの攻撃を受けるパラグアイ。トルコは前半からストロングだった左サイドからチャンスメイク。SHもCHも最終ラインに入ることが多かったパラグアイに対して、ミドルやバイタルからのラストパスを増やしていきたいところではあったが、割とあっさりとクロスにシフトする場面も。
終盤は2トップにシフトし、右のSBのミュルドゥルもボックスに入ることで圧力を増していたトルコ。しかし、肝心のシュートがゴールに向かわない。
パラグアイは10人でも馬力を見せてのカウンターで陣地回復。プレスで無理なく圧力をかけるシーンもありながら、簡単には裏を取られないバランス感覚を持っていた。
それでもトルコに押し込まれる終盤戦はかなり厳しい立ち回り。祈るしかなかった終盤戦はヒルのファインセーブとトルコの精度不足でなんとかトルコの猛攻を凌ぐ。
最終的には10人で45分以上を逃げ切ったパラグアイ。死に物狂いで守りきり、勝ち点3を手にした。
ひとこと
トルコ、基本的には攻撃の詰めの甘さがよく目立つチームだと思うが、さすがに最後の10分はシュート精度のせいだなという感じ。
試合結果
2026.6.19
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループD 第2節
トルコ 0-1 パラグアイ
サンフランシスコ・ベイエリア・スタジアム
【得点者】
PAR:2′ ガラルサ
主審:イヴァン・バートン
