
仕留めきれないエクアドル、痛恨の1ポイント止まり
第1節ではドイツ相手に得点を挙げるという奮闘を見せながらも7失点で敗れたキュラソー。第2節のエクアドルも強い相手ではあるが、なんとかW杯初の勝ち点を奪取したいところだ。
序盤からキュラソーは非常に積極的な入り。サイドの高い位置で止める意識が高く、エクアドルのビルドアップを早い段階で阻害する。ラインを高く設定し、かつマンツーでホルダーを厳しくチェックしてこない相手には裏という定石でエクアドルは対抗。早々に背後に抜け出したエネル・バレンシアが決定機を迎える。
徐々に押し込む時間が増えていくのはエクアドル。3-4-3と3-5-2の間のようなファジーな中盤の構成で微妙に相手に基準点を作らせない。CHのサリーから4バック化するケースもあり、今話題のミシャ式っぽくなっている場面もあった。
攻略のパターンとしては外循環を軸に大外→ハーフスペースで相手の5バックに対してズレを作り、DFラインを押し下げたところからクロスというのが王道。インサイドに差し込むのはスペースがない分厳しいが、エストゥピニャンが手前で絞るなど変化をつけながら、ライン間に差し込めるような工夫もあった。
基本は外循環でも相手を不意に下げるパターンを作ることができたので問題はなし。キュラソー目線でも前進はできておらずハードという展開だった。
ハイドレーションブレイク明けにキュラソーはマンツーハイプレスを起動。エクアドルはかなり面食らった感があり、自陣でのロストから怪しいシーンを繰り返す。キュラソーの左サイドにカウンターの決め手があればあるいはという展開であった。
しかし、負傷による一時的な数的不利からキュラソーのイケイケドンドンハイプレスは沈静化。それでも自陣側で相手のサイドアタックをマンツーで封鎖しギャップを作らせない。前半はスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半もエクアドルの保持が中心。前半の終盤のようなエクアドルが押し込み続けるが、決定機が量産されるわけではない展開が続く。
キュラソーは左サイドからのカウンターに手応えが出てきた後半。ジュニーニョ・バクーナからのキャリーで陣地回復に成功する場面も出てくる。エクアドルは第1節でもほんのり見られた一歩遅れの迎撃で穴を広げてしまう様子が見られた。
シンプルなエネル・バレンシアへのクロスでチャンスを掴んだエクアドルはWBにより攻撃色の強いアングロを入れることでさらに攻勢を強めていく。
プレシアードを投入しての更なるサイドアタック強化に前線のターゲット増加などできることはやったエクアドル。だが、チャンスが巡ってきたエネル・バレンシアが枠をとらえられないのは立ち上がりと同じ。沈黙が続いたままのファイナルホイッスルで勝ち点1を分け合う結果となった。
ひとこと
いくら首位通過が決まっているとはいえ、ドイツ残しのエクアドルはだいぶ追い込まれた感がある。
試合結果
2026.6.20
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループE 第2節
エクアドル 0-0 キュラソー
カンザスシティ・スタジアム
主審:マー・ニン
