
貫禄の勝利で堂々の首位突破
すでに突破が決まっているオランダに対して、チュニジアは敗退が決定。残される決定項目はオランダのグループステージの通過順位のみというのがこの試合の状況だ。
裏のカードのスコア次第だけども、最低限勝利が欲しいオランダ。先制点が欲しかったオランダは数分でそのミッションを達成。第2節でも攻略の重要なポイントとなったブロビーのポストから深さを作ることに成功。右サイドから抜け出したダンフリースからオウンゴールを誘発。この日は緊急手当的に最終ラインに入るスキリのクリアが非常に雑になってしまい、失点を喫することとなった。
さらにオランダは立て続けにゴールをゲット。セットプレーの流れからブロビーが押し込んで追加点を生み出す。
チュニジアはこういう状況では仕方ないのかもしれないが、オランダ対策がうまく行っていないのかな?と言わざるを得ない立ち上がり。オランダはスウェーデン戦での再現という感じ、縦パスの出し手にチュニジアは制限をかけられず、ブロビーがポストをしつつラインを下げてくる動きにも対応することができなかった。
失点が重なってもなお、前からのプレスをかけることができないチュニジア。オランダは一方的にボールを持ちつつ、押し込みながらハイプレスで回収。延々と自分たちのターンを続ける。
チュニジアは時折サイドの裏を取ることで陣地回復を仕掛けていくが、逆にこれはオランダの反撃のきっかけを引き寄せることにもつながっていた感じ。スピードに乗ったカウンターを受けるリスクもあった状況となった。
後半も展開は同じくオランダの保持が支配的な状況。引き続き、得点の可能性が高いシチュエーションを作り続ける。
だが、後半の初めに得点を決めたのはチュニジア。ハンニバルを起点とした縦に速い攻撃がようやく決まり、反撃の狼煙を上げる。
この時間帯に日本がスウェーデンに得点したこともあり、非常に日本人として盛り上がる展開だったが、その状況に冷水をぶっかけたのはオランダのセットプレー。ファン・ヘッケの一撃でさらにオランダはリードを広げる。
以降も一方的に押し込むオランダが試合を支配する展開。だが、次のゴールを生ませずにチュニジアは踏ん張りこのまま試合はクローズ。オランダが首位通過でRound32でのモロッコとの対戦を決めた。
ひとこと
さすがに早めの先制点はチュニジアが意地を見せたいという心を折ってしまったかなという感じ。
試合結果
2026.6.25
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループF 第3節
チュニジア 1-3 オランダ
カンザスシティ・スタジアム
【得点者】
TUN:54′ マストゥリ
NED:3′ スキリ(OG), 7′ ブロビー, 62′ ファン・ヘッケ
主審:カティア・ガルシア
