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「Catch up FIFA World Cup 2026」~2026.6.22 アメリカ・メキシコ・カナダW杯 グループJ 第2節 アルゼンチン×オーストリア ハイライト

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メッシを中心に楽しい大暴れ

 第1戦ではメッシの大暴れで勝利。サウジアラビアにくじかれた前回大会とは打って変わって好スタートを切ることに成功。このグループでは最大のライバルになるであろうオーストリアを撃破すれば1試合を残してグループ突破を確定することができる。

 オーストリアは中盤で構えるスタンス。強引にプレスにはいかずに様子を見ていく。試合の流れをいきなり動かしたのはこの構えるプレスからのスイッチ。ザビッツァーが前から捕まえに行ったところに対して、アルゼンチンはモリーナを軸として脱出。加速するスペースを作ると、ボックス内に入り込み、ラウタロがPKを奪取することに成功する。

 しかし、このPKはメッシが失敗。オーストリアとしては事なきを得たが、前へのプレスのスイッチを外されてPKまで持っていかれたという傷は残るだろうなというようなシーンだった。

 基本的にはアルゼンチンは大外勝負のWGがいないので、インサイドをいかに強引にこじ開けるかの勝負。ロメロは浮き球でもライン間に入れていくし、リサンドロ・マルティネスは鬼のような速さと精度のパスを中央につけていく。

 インサイドの面々はそうしたパスでも簡単にコントロールし、少ないタッチから相手のプレスの逆を取っていく。大外レーンは相手の矢印を折るための手段という感じで、あくまでインサイドを空けるための方策として一旦噛ませる以上の意味合いはないように見えた。

 やはり圧巻なのはメッシだろう。パスがこの人に通れば確実に攻撃は加速する。4年前はほぼ動かなくて仙人のようだなと思ったのだけども、今の方が動けているように感じるのは勘違いだろうか。いずれにしても一度インサイドに差し込んで前を向ければそこからゴールまでの導線は保証されているようなもの。外に一旦叩くところからコースが空いたインサイドに走り込んだメッシがゴールを奪う。

 オーストリアもアルゼンチンと似たようなエッセンス自体は感じる。プレスに対して相手を引き込んで矢印を折りながら前進。質も高いように思うのだけども、やはりメッシのいるアルゼンチンが比較対象になってしまうのであれば、なかなか厳しいものがある。狭い距離感で少ないタッチ、相手をへし折るようなパスワークというのは個人的にはバスケットボールを見ているような感覚に近く、その枠の中でアルゼンチンがより上質なサッカーを展開していたというのがこの試合の全体に対する印象だ。

 後半、追いかける立場になったオーストリアはプレスを強化していくが、アルゼンチンのミスを誘うことは全くできず。むしろ、瞬間的に差し込むスペースを差し出してくれたという感じでオーストリアを置いていきながらスピードアップしていく。

 オーストリアは戦う土俵を変更し、ゴリっとザビッツァーからグレゴリッチュの空中戦を活かすような形からゴールに迫っていく。このスタンスの方が!というふうになるのは理解はできる。それくらい同じ土俵で戦うのはハードだった。

 終盤にはメッシがダメ押しのゴールをゲットしてアルゼンチンは完勝。前を向けば何かをしてくれるという期待に応えた神が2試合連続の複数得点でアルゼンチンをグループステージの突破に導いた。

ひとこと

 アルゼンチン、前回大会に比べて圧倒的に見ていて楽しい。

試合結果

2026.6.22
アメリカ・メキシコ・カナダW杯
グループJ 第2節
アルゼンチン 2-0 オーストリア
ダラス・スタジアム
【得点者】
ARG:38′ 90+5′ メッシ
主審:アミン・モハメド

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