
ロマンのあるカウンター
ボールを持つパリに対して、リヨンは5-4-1のミドルブロックで対応。ホルダーに常にプレッシャーをかけ続けるわけではないが、コンパクトさを重視しつつ、落ちる選手に対しては厳しくアタックを仕掛けていく。
リヨンは受けるだけではなく、ボールを持つところからも反撃。押し返したところでのセットプレーでいきなりパリのバックラインを脅かすところからスタートする。
セットプレーだけでなくボールを持ったところからも反撃。こちらもプレッシャーを受けないバックラインからニアカテのフィードで前線を生かしたスピードでの抜け出しでチャンスを作っていく。エンドリッキがわずか6分でゴールを陥れる。
先制を許したパリはさらにヴィチーニャの列をコントロールするなど、ポゼッションから相手の穴をあけに行く。しかし、受けたところからの反撃の術を持っているのがこの日のリヨン。
カウンターからエンドリッキと共に前線を牽引したモレイラがリヨンに追加点をもたらすことに成功。リヨンは前半の早い段階でリードを広げる。
反撃に出たいパリは少しずつポゼッションで押し込んでいく。サイドから押し込みながら少しずつミドルシュートのスペースが出てくるなど、パリはゴールに向かう動きを見せる。
決め手になったのは左サイドの縦関係。追い越す形で抜け出したリュカがPKを奪取することに成功。しかし、このPKをラモスが止められてしまい、パリは反撃のチャンスを逃してしまうこととなった。
後半、引き続きボールを持つのはパリ。負傷交代したヴィチーニャに代わって、アンカーに入ったザイール・エメリを司令塔として組み立てを敢行。WGはバックドアを織り交ぜながら背後を取るアクションを絡めて、一気に敵陣に入っていく。
リヨンは変わらずカウンターから反撃。2トップのスピードを生かすところから一気に縦に進んでいく。前半のようなロングボールだけでなく、ポストでフリーマンを作るということを密集地帯でやることでパリの即時奪回のプレッシャーを回避。抜け出す選手を作るプロセスの確実性を担保していく。
それでもパリは前半に手ごたえがあった左サイドから攻め筋を構築。この日が復帰戦となったファビアンとクワラツヘリアの左サイドからさらなるチャンスを作りに行く。
左サイドのクワラツヘリアを軸とした突破と右サイドのユニット攻撃はいずれも中に入り切ることができず。それでもクワラツヘリアのミドルで一発を返したのはパリの意地だろう。だが、反撃もここまで。前半にシャープなカウンターで生み出したリードをリヨンが守り切った。
ひとこと
リヨンのカウンターはシャープさにロマンがのっかっていた。
試合結果
2026.4.19
リーグアン
第30節
パリ・サンジェルマン 1-2 リヨン
パルク・デ・フランス
【得点者】
PSG:90+3′ クワラツヘリア
OL:6′ エンドリック, 18′ モレイラ
主審:ジェロム・トレザール
