Fixture
明治安田 J1リーグ 第10節
2026.10.17
セレッソ大阪(12位/3勝3分3敗/勝ち点12/得点7/失点12)
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川崎フロンターレ(8位/3勝4分2敗/勝ち点13/得点17/失点14)
@ヤンマーハナサカスタジアム
戦績
近年の対戦成績

直近5年間の対戦でC大阪の5勝、川崎の3勝、引き分けが4つ。
C大阪ホームでの戦績

直近10戦でC大阪の7勝、川崎の2勝、引き分けが1つ。
Head-to-head
- 直近の公式戦9試合でアウェイ側の勝利がないカード(D4,L5)。
- 直近の公式戦6試合の対戦ではホーム側がアウェイ側にAGG:9-1と得失点差でも大きなアドバンテージ。
- C大阪は直近9試合の公式戦の川崎戦で1勝のみ(D4,L4)。
- 川崎は直近5試合のC大阪のホームで勝利がない(D1,L4)。
スカッド情報
- 畠中槙之輔(ハムストリング?)
- チアゴ・アンドラーデ(?)
- 柴山昌也(左膝複合靭帯損傷)
- 大島僚太(?)
- ラザル・ロマニッチ(左足底腱膜損傷)
- 宮城天(ハムストリング)
- 林駿佑(左膝側副靱帯損傷)
- 谷口栄斗(右長内転筋肉離れ)
- 紺野和也(右リスフラン靭帯損傷)
予想スタメン

Match facts
- リーグ戦では直近4試合で勝利がない。
- ホームではリーグ戦5試合で1失点。直近4試合はいずれもクリーンシート。
- 今季の12失点のうち、6つの失点は広島戦1試合で記録したもの。
- 今季7得点。これより少ないのは東京V(4)だけ。
- ヤンマーでのリーグ戦では現在202分間得点が生まれていない。最後の得点は9月2日の柏戦の櫻川ソロモン。以降はC大阪の得点も失点もない。
- 櫻川ソロモンが直近得点を挙げた4つの試合のうち、3試合は2ゴールを決めている。
- 敗れれば5月以来初めてのリーグ戦連敗。
- 直近4試合アウェイでの公式戦は全勝。全てクリーンシート。
- 関西遠征は直近10試合で勝利がない(D3,L7)
- 今季、リーグ戦において途中交代の選手が得点を決めたのは2試合だけ。東京V戦のラザル・ロマニッチと清水戦のマルシーニョ。
- 脇坂泰斗が得点を挙げている直近2試合は負けている。
- マルシーニョはC大阪戦で5得点。福岡と並び、最も得点を取っている相手。
予習
第7節 広島戦

第8節 長崎戦

第9節 横浜FM戦

展望
偏っている得意な型
ミッドウィークの磐田戦では4-0とリカバリーに成功。ベンチメンバー主体のスターターの叩き合いを制した。この勢いでリーグ戦の連敗を回避したいところで迎えるのは、大の苦手と言っていい関西遠征。ヤンマーでのC大阪戦である。
パブロ・マチン監督をシーズン前に新指揮官として招聘したC大阪。基本的なフォーメーションは3-4-2-1。直近3試合はいずれもこのフォーメーションでスタートしており、大量リードを許した広島戦では4バックにシフトする形も見られた。
構造的に最も参考になるのは4-4-2ベースの横浜FM戦だろう。この試合では2トップの脇を起点にするところからスタートしていた。ワイドのCBがそのまま使うケースか、もしくはCHが流れて3バックの一角のように振る舞うパターンのどちらかが基本線。
畠中が負傷している影響もあり、今のC大阪の3バックは純正のCBが井上くらい。エルナンデスは他の試合ではWBをやっていたし、クールズはSBロールの方が本職に近いイメージがある。そのため、特に右サイドはCHが落ちることでサイドを押し上げていきたいスタンスが見られる。
右サイドはルーカス、奥田、クールズとSB~WB的なキャラクターが勢揃いなので、ここはもうどんどん追い越していってくれ!というようなイメージ。左サイドは直線的に背後を取りながらSB-CBのチェーンを切っていくようなフリーランで最終ラインを突破していく。
センターラインでは櫻川へのロングボールが基本線。いずれも縦に速い攻撃が基本線であり、定点でゆったりとした攻撃に移行すると、どこを軸に攻撃を仕上げていきたいのか?というところがぼやけてしまう印象。横浜FM戦や広島戦の後半はサイドから幅を取りながら攻撃をしていくシーンもあったが、陣形が異なる相手にスライドして対応されてギャップをうまく突くことができなかった。ゆったりとした攻撃の軸作りはここからの課題になるだろう。
守備においては3トップがナローなチェイスをかけていく格好。インサイドは高い位置から連携して起点を作ることを許さないことで、相手のCHには余裕を与えない。
その一方で大外レーンはややもろさが先行。WBのフォローがやや遅れることも多いし、広いスペースであればスピード優位な相手のアタッカーに入れ替わられてしまうことが致命傷につながる。特にエルナンデスにこの傾向が強く、ターンが上手い選手に一発で入れ替わられて致命傷となる場面を作られるケースも少なくない。
井上が縦横無尽に駆け回ってサイドの守備をフォローしているが、なかなかハードモード。失点数自体は少ないので、きっちりとリトリートする局面を作れれば問題ないのかもしれないが、最終ラインが広いスペースに晒されてしまうと脆さが出るのは否定できない。DFラインがSB中心で形成されていることもあり、ファーに高さのあるクロスを上げられるのにも怖さがある。横浜FM戦では奥田が宮市にフリーでヘディングを許したりもしていた。
現状、攻撃でも守備でも得意な型が偏っている印象。そうした型に相手を巻き込むような形を持っているわけでもないため、なかなか相手を圧倒できる試合を作れていないように見受けられる。
一つ目を封じることを優先する
C大阪攻略という観点に立てば、基本的には名古屋戦と似たプランニングで臨むのがベターだろう。守備をきっちりと組んだところからカウンターに出ていくことでC大阪の苦手な広いスペースでの対応を強いたい。
カウンターの精度という意味ではレギュラーセットが名古屋戦で見せた課題ではあるが、ここは再トライしたいところ。高嶺、野上で両ワイドを形成した名古屋に比べると、おそらくC大阪はワイドのCBにストッパーを新たに置くような組み方はできないはず。
特にエルナンデスと対峙する伊藤には入れ替わって背後を取って一気にゴールを陥れるチャンスがある。この形を作ればおそらくは井上がカバーに来るはず。井上をゴール前から退かす機会を作るのがまずはC大阪の攻略のための第一歩。トランジッションから混乱を引き起こすのがそのための最短ルートだと予想する。
定点攻撃においては前の5枚がナローにCBとCHにプレスをかけてくるので、SBがビルドアップで機能するかがポイント。佐々木が先発で出場できる状態ならばここはきっちりと使っていきたい。
もちろん、ここにWBが出てくるのであれば、その背後にはスペースが生まれる。SBを起点に相手のWBを引き出しながら、SHがその背後に飛び込むという縦関係を作ることができれば、C大阪の最終ラインを背走させることができるだろう。
C大阪は中央が手厚い分、サイドの守備は薄いので、ここからワンツーを使って大外から背後を取る形で相手の守備を背走させて、ボックス内にスペースを作っていきたいところだ。
相手の攻撃に対して、基本的には初手でやられないようにはしたい。前線は身体能力が高いため、スピードを生かすカウンターをプレゼントしたり、空中戦で櫻川に競り負けたりなど、C大阪のシンプルな狙いの一つ目を阻害できるかどうかが分かれ目になるように思える。
最終ラインからハーフスペースの背後に送るボールも含めて、想定される攻撃のパターンの1つ目をきっちり封じ、相手にその先を求めるような試合展開の制御の仕方をしたい。空中戦以外は基本的にはスペースが必要なものが多いので、そのためならば相手にボールを持たれる展開は問題ないように思える。ボールを持つことだけが制御じゃない。
名古屋戦は受ける機会自体は多かったと思うが、その中に入っている1つずつのプレー精度がまずかっただけで、特に前半はまずいプランニングをしていたわけではないと思う。相手の嫌なことを狙ってやるプランニングの構築は今年の川崎には高い期待を持てる部分。苦手な関西アウェイだが、連敗回避のためにどのように試合を制御するプランを構築するかを楽しみにしたい。
【参考】
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)
