
完璧ではない完勝
序盤は高い位置からプレスをかけていくポルト。ほとんどマンツーという状況から敵陣に深追いしていく。しかしながら、シティはこれに落ち着いて対応。サイドにボールをつけながらジリジリと押し下げていく。
シティも非保持に回ればハイプレス。後方を1人余らせながら、敵陣深くまで追い回していく。ポルトは完全にマンツーで来ない分、細かいパスワークで逃がすことに注力。浮いたバレラから縦にパスを入れていく。シティの保持のアプローチがポルトに諦めさせるようなものであるのに対して、ポルトのアプローチは外してひっくり返すようなイメージだった。
ポルトもサイドから丁寧に進んでいく、もしくは横断で横幅を使っていくなど前進の際のアプローチは面白いものではあった。しかし、機会の面で優っているのはシティ。フォーデンのフリーラン、チェルキの細かい縦へのパスからナロースペースの攻略に手応えを掴んでいく。
だが、これを仕留めることができないのがこの日のハーランド。コスタの粘りも含めて、なんとか前半をスコアレスで折り返すことに成功したポルトだった。
後半、シティはハイプレスからのテンポアップを画策。ポルトのリズムを乱しつつ、一気にプレミアらしいテンポに持っていく。
シティはファーストチャンスで先制。前半はなかなか決めきれなかったハーランドだが、後半1つ目でようやく。チェルキの裏抜け対応の分、ポジショニングを整える余裕がなかったコスタの逆を突く格好でゴールに押し込んだ。
ポルトはハイプレスでシティに食らいついていく。ドンナルンマがゴールマウスを守っている分、ビルドアップは従来のシティよりも不安定。実際にシティ陣内でミスが出るケースも多く、ポルトに危険なカウンターを許す。
勿体なかったのはポルトが無駄にパスをずらしてしまうせいで、カウンターが成立しないこと。ドンナルンマを相手にするチームはスピード感のある速攻を仕掛けられても、GKの牙城を越えなければいけないのだけども、そこまでのセットアップで先に折れてしまうと辛いものがある。
シティも完全に試合をコントロールしたわけではないが、カウンターの一発の精度に関してはポルトよりも上。時間帯の関係で前がかりになっていたポルトを追加タイムに再びハーランドが仕留めて試合は決着。アウェイの地でシティが白星発進を決めた。
ひとこと
完璧ではないけども完勝。そんなシティだった。
試合結果
2026.9.8
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
ポルト 0-2 マンチェスター・シティ
エスタディオ・ドラゴン
【得点者】
Man City:47′ 90+1′ ハーランド
主審:シモン・マルチニャク
