
先行逃げ切りの必勝パターン
マンデーナイトは中位のチーム同士の一戦。勝ち点が詰まっているこの辺りは3ポイントで大幅なジャンプアップが期待できる位置である。
強度には定評がある両チームということで、かなりアグレッシブな入りとなった。ニューカッスルはハイプレスからスタート。エバートンはひっくり返すべく、サイドの裏からカウンターを狙っていくが精度がアバウト。正確につなぐことができない。
珍しくジョエリントンを深めの位置でスタートさせたニューカッスル。エバートンのプレスはニューカッスルよりは控えめだったが、ロングボールに怖さがないと見るや徐々に圧力を上げていく。ロングボールがだいぶ手前に流されていたのを見ると、かなり風下であることの影響を受けていたように見える。
ロングボールの迎撃が好調だったエバートン。思い切りのいい潰しから相手の起点を潰していく。攻撃においては左右に広げながらのチャンスメイク。左サイドのジョージからの仕掛けはいいアクセントに。普段通りの光景であるデューズバリー=ホールのハーフスペースアタックに加えて、CFのバリーもサイドに流れながらポストでサイドからの崩しに貢献していた。
しかし、ニューカッスルもすぐにリカバリー。2列目の下りるアクションでCHを浮かせると、ここからニコ・ゴンサレスの配球が効くように。ロングボールから一旦離れた前進から少しずつ展開を引き戻しにいく。
一回押し込まれると苦しい状況になったエバートンだったが、ホールの負傷に伴う一時的な退場で押し返すきっかけを作ることに成功。アームストロング、オブライエンにそれぞれ決定機が訪れる。
前半は動かなかった試合が後半早々に動き出す。タフなデュエルの中から先制したのはエバートン。セットプレーから左の大外のジョージのバックドアを経てバリーがゴール。2つの際どいオフサイドをかいくぐり、見事にゴールを決めた。
得点で勢いに乗るエバートン。ポストから前向きの選手を作って加速。デューズバリー=ホールのキャリーは前にボールを運ぶための武器になっていた。
ビハインドのニューカッスルはジリッと保持の機会を取り戻す。選手交代で左サイドからラッシュをかけるニューカッスルだが、エバートンは得意の水際対応でピンチをしのぐ。
ロングカウンターから反撃を狙うエバートンだったが、バリーの途中交代は痛恨。人がいないのは重々承知だが、背中を向けるタスクが増えるジョンソンのCF起用はその中でもつらいものがあった。
それでもオープンな状況で前を向く選手を作る手間がかからなかったのはエバートンにとっては幸い。最後にはラムジーの退場でニューカッスルは万事休す。質実剛健な中堅同士の一戦はエバートンが制した。
ひとこと
先行逃げ切りというエバートンの必勝パターンを引き寄せることができた。
試合結果
2026.11.2
プレミアリーグ 第9節
ニューカッスル 0-1 エバートン
セント・ジェームズ・パーク
【得点者】
EVE:49′ バリー
主審:ジョン・ブルックス
