
緊急出場も自然にフィット
非常にダイレクトなスタートとなった立ち上がり。より手応えがあったのは群馬。狙い撃ちにしていたのは右サイドの裏。立ち上がりの神垣の右のハーフスペースへの突撃など、あらかじめエリアを定めて背後を取りにいく。
熊本の保持は5-3-2と5-4-1のハーフのような立ち上がり。藤井の負傷によって緊急出場となった鹿取はMFカラーの強い選手。保持においては特にアンカーに飯星を置くバランスで、鹿取と那須がライン間でボールを引き出していくという、WBの旋回から幅を使っていくいつもの攻撃とはまた異なる形ではあった。
少しずつポゼッションの色が強まる両チーム。群馬も玉城、中村で枚数調整をしながらのビルドアップ。中盤で段差をつけながら細かくつないでいく。ポストからのレイオフで地道に前に行きつつ、ファーサイドからのクロスの折り返しなど、エリアで怪しい場面も作り出すことができた群馬。
熊本も左サイドから突っついていくアクションが見られたが、押し込む局面の少なさが際立つ。35分過ぎにようやくポゼッションの機会が増えたことで徐々にペースを握っていく。それでもチャンスを掴むところまでは至らず。試合はスコアレスでハーフタイムを迎える。
後半、群馬はもう一度ハイプレスから対応。熊本は大外レーンからスピードを活かして裏を取っていこうとするが、自陣でのミスも多かったためにカウンターを受ける場面も。群馬は敵陣でボールを奪うところからあわやという場面を作っていく。
熊本のワイドのCBをフリーにするかどうかが、安定したポゼッションが生み出されるかの生命線。ここに圧力がかかりワンタッチでのプレーが増えてくると熊本はミスが増える。逆に彼らがフリーで展開できる上で高い位置で攻撃参加ができればペースは熊本。後半はその前提が成り立ったり、成り立たなかったりの一進一退の攻防が続く。
最終的にタイトな局面を仕留めたのは緊急出場した鹿取。デビュー戦となった石田の右サイドからのクロスのセカンドボールを見事に仕留めて先制点を生み出す。
終盤は押し込むことができた群馬だが、熊本をこじ開けることができないままタイムアップ。熊本がアウェイの地で連勝を飾ることに成功した。
ひとこと
緊急出場の割には鹿取がとてもフィットしたように見えた。
試合結果
2026.9.26
J3リーグ
第8節
ザスパクサツ群馬 0-1 ロアッソ熊本
正田醤油スタジアム群馬
【得点者】
熊本:71′ 鹿取勇斗
主審:矢野浩平
