
局面の切れ味で勝負がつく
序盤はロングボールフォーカス。互いに2トップにひたすらボールを当てる。笑ってしまうくらいロングボールとそれに付随する肉弾戦が中心となっていたこの試合。イングランド下部カテゴリー対決すぎるだろ、いくらなんでも。
先に光を見つけたのはホームのフリートウッド。ヘルムとアンドリューで左サイドをブレイクすることに成功すると、クロスがオウンゴールを誘発。シュルーズベリーはボイルのオウンゴールであっさりと先制点を献上してしまうことに。
シュルーズベリーの仕掛けはより早く、サイドにボールを対角で散らしたら素早くクロスを入れていく。クロスの勝負所はファーサイド側。ボールサイドから遠い側のCBに競りかけさせるように長いボールを放り込んでいく。
2トップはポストで貢献。ダヴィソンのポストから左サイドのゲートやバーコーがクロスを上げる形を作ることがシュルーズベリーの攻撃の形となっていた。
フリートウッドも攻撃の要は2トップ。ルパロ=ビ、エバンスという2人のFWにボールを当てていく。エバンスはサイドの裏に流れるなど、単純な肉弾戦以外の駆け引きも見せていた。
この2トップでシュルーズベリーのバックラインをピン留めしたことで、中盤に降りたヘルムは自由を享受。ドリブルからサイドにボールをつけると、最後はエバンスのゴールでリードを広げる。フリーとはいえ素晴らしいボディバランスだった。
3点目もファークロスを受けたエバンスの一撃。これで前半のうちにフリートウッドは3点のリードを奪うことに。
正直、内容的には3点差もつくほど一方的という感じはしないのだけども、特にDFの相手FWへの迎撃を中心として、一回一回で大きなダメージを与えられてしまうような対応をシュルーズベリーがしてしまっているなという感じ。前半で言えば枠内シュート以上の失点をしてしまっているのはなかなか辛いところである。
後半、リードしているフリートウッドはサイドから素早くクロスを入れていく。対するシュルーズベリーはセットプレーからの二次攻撃で得点のチャンスを迎える。
総じて、後半はシュルーズベリーの方がボールを持つ時間は長かったが、そこからの決め手にどうしても欠けてしまうところ。ゆったりとどちらのものでもない試合は続いていたし、そういう中で相手を置き去りにできるマッチアップもなかった。
交代で入ったデイビスも90分にゴールを決めるなど、FW陣が立て続けに活躍を見せたフリートウッド。大量4得点で3回戦への進出を決めた。
ひとこと
盤面というよりは局面の切れ味で勝負がついた試合だった。
試合結果
2026.8.25
カラバオカップ
2回戦
フリートウッド・タウン 4-0 シュルーズベリー
ハイベリー・スタジアム
【得点者】
FLE:8′ ボイル(OG), 28′ 35′ エバンス, 90′ デイビス
主審:トーマス・パーソンズ
