Fixture
UEFAチャンピオンズリーグ
リーグフェーズ 第1節
2026.9.9
ナポリ
×
アーセナル
@スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ
戦績
過去の対戦成績

過去4回の対戦でナポリの1勝、アーセナルの3勝。
スカッド情報
- アレッサンドロ・ボンジョルノ
- ジオバニ
- ルカ・マリアヌッチ
- スコット・マクトミネイ
- ユリエン・ティンバー(脚)
- クリスティアン・モスケラ(脚)
- ウィリアム・サリバ(背中、腰)
Match facts from BBC sport
- 18-19のEL準々決勝から数えて5回目の対戦。アーセナルは過去4回で3勝(L1)しており、いずれもクリーンシートを記録。
- ナポリは直近13試合のイングランド勢とのホームゲームで3敗のみ(W8,D2)。しかし、直近の試合である今年のCLのチェルシー戦では敗れている。
- アーセナルは直近6試合のイタリアでのCLのアウェイゲームでは1勝のみ(D1,L4)。6試合中5試合で歯無得点。しかし、直近となる1月のインテル戦では3-1で勝利を挙げている。
- ナポリは直近21試合のCLのホームゲームで2敗のみ。しかし、そのうちの1試合は先の1月のチェルシー戦。37試合のホームでのCLやヨーロピアンカップにおいて過去にナポリが連敗を喫したことはない。
- 昨季のCLにおいてアーセナルは無敗(W11,D4)。リードを許した時間は42:48でどのチームよりも少ない。
- 決勝まで15試合プレーしたにも関わらず、アーセナルは昨季7失点でどのチームよりも少ない失点数。1試合で直面したシュートの合計xGは0.9で全チーム最小。
- ダビド・ラヤは先発した36試合のCLのうち、53%となる19試合でクリーンシートを記録。25試合以上出場したGKの中で最も高いCS率。
- ケビン・デ・ブライネは公式戦におけるアーセナル戦17試合で12得点に関与(8G,4A)。直近3試合では5得点に関与している(3G,2A)。
- 24-25の開幕以降、ガブリエウ・マガリャンイスはCLで121回のデュエルのうち82回で勝利。174人の100回以上のデュエルを記録した選手の中で勝率が一番高い(68%)。
- ブルーノ・ギマランイスは昨季のCLにおいて90分平均で2.2回のディフェンシブラインブレイクパスを記録。昨季300分以上プレーした選手の中ではトップ。3位には2.1でマルティン・ウーデゴールがランクインしている。
予習
第2節 コモ戦

第3節 インテル戦

予想スタメン

展望
弱みを隠すポゼッションでの攻勢
プレミアリーグは開幕3連勝。これ以上ないスタートを切ることができたアーセナル。欧州に戦いの舞台を移した今季初のミッドウィーク。ナポリに乗り込んでCLの幕を上げることとなる。
アーセナルから見るとPot3のアウェイ枠という扱いになる今節。昨季のセリエAでは2位となったナポリ。だが、ここまでは3試合で1勝2敗。現在はリーグ戦でコモ、インテルというCL組との連戦で連敗中という成績の推移となる。
カルチョでの経験が豊富なアッレグリが就任したナポリは4-5-1がベース。中盤はロボツカをアンカーとして逆三角形を組んでいく。インテル戦では前からのプレスでゴールを生み出したが、普段のスタイルはかなり静的寄り。相手のバックラインにはあまりプレスをかけず、陣形をミドルブロックでキープする。
アンカーのロボツカの脇は構造上の弱みではあるが、ボールサイドではないIHは列を下げて埋めるようなアクションをしていく。人の枚数を合わせる側面もなくはないだろうが、まずはスペースを消していく形から入っていくイメージだ。
前から追うアクションは上に挙げたようにインテル戦でショートカウンターにつながった実績がある。ただ、頻度自体は多くないことは頭に入れておきたい。この理由はおそらく、トランジッションを頻発できるほど高い強度で90分をプレーするのは難しいからではないか。
コモ戦でもデ・ブライネの投入により保持局面での整理をベースとした反撃はできたが、プレッシングの強度が上がるわけではないので、非保持に回ると一旦展開が落ち着いてしまうという難点がある。前線がプレス強度でペースをかき乱すような択は持ち合わせているようには見えない。
かといって撤退したケースが盤石かといわれると難しいところ。インテル戦での悲劇的な逆転負けは5バックに移行した結果、交代で入れたバディアシルがテュラムに上から叩かれて失点するという目も当てられない流れから。コモ戦で簡単に置いていかれたオリベイラなど、サイドの守備にも怖さが残る。
攻撃においてはバックスや中盤は大きく陣形を崩さず、SBは高い位置を取りながらコンビネーションからサイドの裏を取りに行くイメージ。アンカーのロボツカはほぼジョルジーニョみたいなもので、ここにわずかでも隙ができてしまうと、簡単に前進を許してしまうことになる。
アンカーからの縦パスでリズムを作ってサイドに展開。ここから押し下げて攻撃を敢行し、ハイラインで即時奪回を続けてずっと保持のターンを続ける。これが攻撃における理想形。トランジッションの弱さを延々と保持のターンで叩くことで何とかしていきたいところではある。
層の厚さを見せられるか
アーセナル目線で一番勝ち目があるのはハイペースでナポリを置いていくこと。トランジッションを連発するような展開を生み出せば、まず間違いなくアドバンテージは取れるはず。アウェイで休養が1日少ないという懸念がなくはないが、一定以上の攻守の切り替えのリズムを生み出すことができれば、十分に勝算はあるはずだ。
トランジッション色を強めれば、ナポリは自動的にライン間が空いてくる。中盤の切り替えで上回ることができれば、アーセナルは十分にアドバンテージを得ることができる。プレミアらしい縦への鋭さを前面に押し出す戦い方ができれば一番簡単だ。
基本的にはナポリは敵陣に押し込みながら殴り続けることに強みがあるチームなので、それを取り上げてしまうことが一番いい。ロングカウンターのシャープさもプレミアのチームと比べると単純な脚力の面で見劣りはする。相手がプレスに来ないことを利用しながら、きっちりと押し込んで相手のターンになることを抑制していきたい。
先に述べた通り、サイドでの1on1は狙い目。序盤はマドゥエケで足を疲れさせたところから、最後はサカで仕上げるというリレーもあり。トランジッションが頻発することに舵を切るのであればギョケレシュ、中盤をガチムチ仕様に仕上げるのであればギマランイスにメリーノと、ターンオーバーをしながらの戦い方は想像ができる。
DFリーダーのガブリエウ、不動の守護神のラヤを除いたときに一番替えが効かないのはひょっとするとカラフィオーリか。この試合においても中盤に入り込むところから逆サイドへの出張、前線への飛び出しは効きそうであり、ぜひとも使いたい選手である。負傷が少なくない上に、アウェイ4連戦であることを考えると、ここで一息を入れることができれば楽なのだが。
Pot3でナポリを引くというのはあまり運がいいとは言えないが、相性を考えてみると割と組み合えるイメージの湧く相手のようにも思える。週末は北部に飛ばされることを考えるとターンオーバーも重要ではあるが、1つ落とした時のダメージはCLの方が大きいのも確か。2つのチームを回せる運用がリーグフェーズで今年も通用するのかの試金石になりそうな開幕節となる。
