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「米国ツアーで加速する市場」〜アーセナル週間移籍市場予報 vol.6 2024.7.26~

 詳細はこちら。

リカルド・カラフィオーリ

 長かった待ち時間はようやく終わりを迎えそうだ。残すはメディカル、リリース、そしてチームへの合流だろう。20日のクラブ間合意はRomano、Moretto、Ornsteinという錚々たる顔ぶれに多くのジャーナリストがお墨付き。メディカルの結果以外で合意が覆ることはまずないだろうというところまできた。

 後から出てくる情報で分かったことは昨今のアーセナルのプランはターゲットの第一希望が固まったらクラブ間合意は急がないということ。昨季シティと競合したライスもそうだが、購入する一歩手前のフェーズからの構造やアドオンの交渉は慌てずに時間をかけずにやるということ。おそらくはカラフィオーリに関してはアーセナルに行きたいという意思が確認できた時点で、時間をかけていいという判断をしたのだろう。

 €40+5mという決着はアーセナル寄りの条件と言えるだろう。ただし、セルオンの割合がどこまで乗っているか次第であるということは留意しなければならない。いずれにしてもイタリア代表がアーセナルのユニフォームを纏っている姿を見れる日は遠くなさそうだ。

ウチに来そう度:★★★★

ヴィクター・オシムヘン、ジョアン・ネベス

 今週も引き続き両者はパリのターゲットである。最新情報によるとより合意が近いのはジョアン・ネベス。違約金は€100mという話だったが、€70m+プレイヤーのオファーで話が大きく進んだと報じられている。

 オシムヘンに関してはパリがRCを満額払うことも、ガンインをオファーに含めることも拒否しているということでこちらはクラブ間合意が進展していない。まだ市場中盤ということでナポリの姿勢は依然として強固。ナポリからすれば他のオファーが来るかどうかのチキンレースに突入している感がある。アーセナルに来る可能性があるとすれば、パリが交渉から離れて、さらにナポリが不利なチキンレースを強いられる状況になった場合のみだろう。それで初めてほんのり可能性が出てくるくらいの感じである。

ウチに来そう度:★☆☆☆☆

ニコ・ウィリアムス

 1週間でほとんど進展はなし。アーセナルはバルセロナの交渉失敗に備えて、ポールポジションの広報で待機している状況だ。

ウチに来そう度:★★☆☆

ミケル・メリーノ

 アトレティコ、バルセロナ、アーセナル、チェルシーの4者競合の案件。とにかく報道機関によってスタンスがバラバラなのがこの案件の難しいところである。バルセロナに関しては『Sport』のToni Juanmartíが述べているように明らかにニコ・ウィリアムスフォーカスなのだろう。『ElDesmarque』のDeportes Cuatroが指摘するように売りが先に来なければいけない可能性がある。

 アトレティコはオファーを出したとされる記事もあるが、おそらくこれは通らなかった様子。Eduardo Burgosや『Mundo Deportivo』のGabriel Sansは選手がアトレティコに惹かれていないと述べている。同じく『Mundo Deportivo』のUnai Valverdeによるとチェルシーには欧州カップ戦の問題がある。28歳で選手としてピークを迎えるタイミングではCLを優先したいようだ。

 そういうわけで今のスペインの情勢的にはアーセナルに落ち着くのではないかという見方が出始めている。そうした中でTeam news and ticksがアーセナル行きに近づいているとスタンスを表明。文脈を探るに、おそらくは個人合意に近づいたということだろう。それであれば直後に出てきたRomanoの「オファーは出していないが近づいている」という話とも矛盾がなくなる。カラフィオーリの交渉が纏まれば、次はここにフォーカスすることになるだろう。

ウチに来そう度:★★★☆☆

エミール・スミス・ロウ

 フラムとパレスで行われていたとされる綱引きだが、フラムの2回目のオファーで流れは大きく変わりそうだ。フラムにとってクラブレコードとなる£35m(おそらくはボーナス込み)でのオファーでクラブ間合意には大きく近づいたという肌感覚がある。

 アーセナルは完全に合意をしたという報道はないが、選手はおそらく新しいチャレンジに前向き。ボーンマス戦後のアルテタのコメントを見ても、クラブとしては放出の方向に動いていることは間違いなく、これを否定するソースは残念ながらただの1つもない。アーセナルは背番号10とのお別れが近づいているようだ。

ウチに残りそう度:★★☆☆☆

アーセナルの選手の去就

 キヴィオルの話はイタリア方面から引きがあるが具体的な話は出てきていない。インテルの報道がやや増えてきたが、以前にオファーを狙っていたとされる他のイタリア勢に比べると極端に条件がいいわけではなさそうだ。Tomasz Włodarczykというキヴィオルのアーセナル行きの第一報を出したとされるソースによると「インテルはまだ興味を示していないが、他のビッグクラブは注目している。同選手は移籍に前向きで、アーセナルは少なくとも義務付きローンを求めている。」とのことだった。

 エンケティアはマルセイユとのリンクが続いている。アーセナルに対する新しいアプローチはなさそうだが、買取義務付きレンタルも含めて、選手の合意を盾により優位なクラブ間合意を引き出そうとしているフェーズなのかなとなんとなく類推している。

 ネルソンは風向きが変わった。ExWHUemployeeはウェストハムが高額なためターゲットの見直しを図るという報道を出した。その一方で新しく顔を出したのはレスター。財政的には厳しい部類のクラブという印象だが、自身がアンダーカテゴリーの監督を務めた経験のあるクーパーは英国若手のレンタルに積極的。クラブ間の合意に関しては動きはないが、今後1週間で更なる進展があってもおかしくはない。

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