Fixture
プレミアリーグ 第8節
2026.10.24
アーセナル(2位/6勝0分1敗/勝ち点18/得点11 失点5)
×
エバートン(8位/2勝4分1敗/勝ち点10/得点8 失点7)
@エミレーツ・スタジアム
戦績
過去の対戦成績

直近10試合でアーセナルの6勝、エバートンの2勝、引き分けが2つ。
アーセナルホームでの戦績

直近10試合でアーセナルの8勝、エバートンの1勝、引き分けが1つ。
Match facts from Chat GPT
- アーセナルはエバートンとの直近7試合のプレミアリーグで無敗(5勝2分)。最後に敗れたのは2023年2月のアウェイゲーム(0-1)。
- アーセナルはエバートンとの直近4試合のうち3試合でクリーンシートを達成。
- アーセナルはエバートンとの直近5試合で合計6得点、失点は2。両チーム合わせた得点数は1試合平均1.6点。
- エバートンが最後にエミレーツ・スタジアムでアーセナルに勝利したのは2021年4月。その後のアーセナルはホームで4勝1分。
- 2026年3月の前回対戦では、89分のヴィクトル・ギョケレシュと90+7分のマックス・ダウマンのゴールでアーセナルが2-0の勝利。
- プレミアリーグでの通算対戦成績はアーセナルの40勝16分12敗。アーセナルがプレミアリーグで最も多く勝利している相手がエバートン。
- アーセナルは今季のプレミアリーグでホーム3戦全勝。7得点2失点を記録している。
- エバートンは開幕から6試合無敗を維持していたが、前節のチェルシー戦で0-2と敗れ、今季初黒星を喫した。
- エバートンの今季のアウェイ3試合はすべて引き分け(1-1、0-0、2-2)。敵地ではいまだ勝敗がついていない。
- エバートンは今季7試合で3度のクリーンシートを達成。7試合のうち5試合は、両チームの合計得点が2点以下。
- エバートンは今季36回のシュートブロックを記録。リーグ4位に相当する数字。
- ティエルノ・バリーはここまでチーム最多の3得点。エバートンの全8得点のうち37.5%を記録している。シュート25本でプレミアリーグ2位、枠内シュート11本も2位。xGは4.71でリーグ2位となっている。
スカッド情報
- ブカヨ・サカ(腿)
- ウィリアム・サリバ(背中)
- ピエロ・インカピエ(脚)
- クリストス・ツォリス(ハムストリング)
- 主だった負傷者はなし。
予習
第5節 イプスウィッチ戦

第6節 ハル戦

第7節 チェルシー戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望
潰しと左サイドで攻めを作る
日曜日から始まる7日間での3試合の連戦。それ以前も連戦は続いていたのだが、直近2試合のアウェイゲームも含めてここはかなりタイト。対戦相手を見てもこのエバートン戦までの一連は、かなりタフな日程が続く秋の山という位置づけでいいだろう。
エバートンは今季ここまでは8位。前節のチェルシー戦までは無敗をキープしており、チェルシーに今季初黒星をつけられてしまったというのがここまでの運びということになる。
なんといっても特徴は実直な守備のスタイルである。ここまでは失点が少なく堅い展開にまとめている。中でも印象的なのは若いCHコンビだろう。ガーナーとアームストロングという運動量豊富な中盤は相手のビルドアップを容赦なく高い位置から阻害。中盤の要人についていきながら、背中を向けている相手からボールを奪い取る。
このボールを奪って前に進んでいくところは守備としてだけでなく、攻撃としても機能。ショートカウンターの起点として相手の守備が整っていないうちに、得点を狙うための大きな武器となっている。
ビルドアップを狭いところに追い込み、狙いを定めたところで2人のCHでボールを奪い取る。今季のエバートンがリズムをつかむための一番のパターンだといっていいだろう。
一方で「リズムをつかめない試合」における粘りも彼らの持ち味だ。高い位置でボールを奪うことができれば一番いいが、そう簡単な試合ばかりでもない。そういう試合においては割り切って自陣に壁を築くことにも全くためらいはなし。ローブロックで相手の攻撃を迎え撃つ。
シュートを打たれそうになってもブロックにかかるのであれば問題はなし。エバートンにとってのピンチはこのシュートに対して投げ出した足にボールが当たらなかった時に初めて出てくるワードだといえるだろう。押し込んでもう一歩という場面を作られても、その一歩を踏ませないための粘りに関してはリーグでもトップクラス。今季の序盤戦は特にこの粘りがさえわたっている印象だ。
自陣からの攻撃に関してはやはり今季も左サイドが主力。昨季後半は負傷で離脱したグリーリッシュを中心に、デューズバリー=ホールのハーフスペースでの裏抜けから相手を押し下げていく。
逆サイドのSHにジョンソンが主に起用されていることからもサイドの役割は明確。左サイドで作り、右で仕上げていくという区分でゴールに向かっていく。
サイドアタックに関してはチェルシーから加入したジョージの存在もアクセントに。ドリブルからの仕掛けという意味ではマンチェスター・シティに去っていったエンジアイの穴を埋めるイメージだろうか。前任者ほど確固たる存在にはなっていないが、すでにスーパーなシュートを決めるなど存在感は十分だ。
仮に先制点を決めたとしても、セットプレーも含めて終盤にすべてを投げ打って怖さを体現することができるチーム。とにかくタフな相手であり、アーセナルにとってはホームに帰ってきたとはいえ、粘り強い来客者を相手にしなくてはいけない面倒な状況に直面することとなる。
楽すると苦しい
日程的にもアドバンテージは向こう。エミレーツに帰ってきたとはいえ、ハードな中2日でのゲームを強いられる可能性はかなり高いといえるだろう。
今季の戦いぶりを踏まえれば、相手を押し下げ切ることには十分な成功体験がある。そういう意味ではまずはプレスを回避しながら押し込んでいくことを気にしたいところではある。
エバートンの攻撃のパターンを考えても、今季はスピードに乗ったカウンターよりも左サイドを軸とした定点攻撃とセットプレーがメイン。まずは押し込んでナンボというところ。前ベクトルのCHのボールハントに対して、ある程度リスクヘッジをかけることができるという意味でも、押し込んで試合を運ぶというのは「負けからチームを遠ざける」という観点では効果があるだろう。
ただ、エバートンに関して言えばやはり押し込んだところから崩れるイメージがどうしても湧きにくい。保持から相手を動かしていきたいところではあるけども、クロスを上げる前の段階で相手にバグが発生しやすい状況は作っておく必要がある。
まずはバックラインのキャリー。中盤の3枚に対して枚数を合わせてマンツー気味に出てくる可能性が高い。その分、CBはオープンになることが多い。SBが絞るアクションでもいいけども、基本的にはなるべく敵陣に多くの人を送り込むために、CBはキャリーをしてバリーの外側から運び、中盤のマークのズレを作っていきたい。
ハル戦では簡単なすれ違いなど、失点につながる少し手前の段階で明確なほころびがある。CB陣は機動力で攻め込みながら動き直すレーンを変える。サイドでは寄ってくる相手をターンではがす。どちらもハル戦で失点の直前に起きた形である。
こうした相手にとっての予測外をプロセスの中にどれだけ差し込むことができるかが重要。CHの強力さが目に付く一方で、「オープンスペースに晒された時の」CBの守備とSBの対人にはやや脆さがある。エミレーツへの凱旋となるメイトランド=ナイルズのマッチアップのところは狙い目でもある。
苦しい日程の中で、とりあえずボックス内で勝負をかけて楽になりたいという気持ちはわからないでもない。しかしながら、クロスを入れる前にきっちりとバグを差し込めるかどうかは重要。苦しいからこそ、プロセスに工夫を入れながらボックスに勝負をかけてこじ開けていきたいところだ。
