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「アーセナル特効薬」~2026.10.10 プレミアリーグ 第6節 アーセナル×リーズ プレビュー

目次

Fixture

プレミアリーグ 第6節
2026.10.10
アーセナル(2位/4勝0分1敗/勝ち点12/得点8 失点4)
×
リーズ(5位/2勝3分0敗/勝ち点9/得点7 失点3)
@エミレーツ・スタジアム

戦績

過去の対戦成績

 過去10回の対戦でアーセナルの9勝、引き分けが1つ。

アーセナルホームでの戦績

 過去10回の対戦でアーセナルの8勝、リーズの1勝、1回は引き分け。

Match facts from BBC sport

Match facts
  • BBC更新待ち

スカッド情報

Arsenal
  • エズリ・コンサ(腿)
  • クリスティアン・モスケラ(腿)
  • ベン・ホワイト(鼠蹊部)
  • デクラン・ライス(ハムストリング)
  • マックス・ダウマン(打撲)
  • ウィリアム・サリバ(背中)
  • カイ・ハヴァーツ(腿)
  • クリストス・ツォリス(腿)
Leeds
  • ジーン=マッテオ・バホヤ(脚)
  • ハリー・ウィルソン(腿)
  • マテオ・ジョゼフ(膝)
  • ジョー・ロドン(腿)
  • ダニエル・ジェームズ(背中)

予習

第3節 ブライトン戦

第4節 ニューカッスル戦

第5節 クリスタル・パレス戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望

無敗キープの要因は?

 ブライトン戦で大敗し、9月シリーズを全勝で飾れなかったアーセナル。3週間の中断期間を経て、リーズとのホームゲームからリスタートすることとなる。

 リーズはここまで開幕5戦で無敗。順位は5位につけていると好スタート。失点数3はエバートンと並んでリーグで最も少ない数字となっている。

 基本的なチームのフォーメーションは3-4-2-1。試合の中で2トップを採用したり、あるいは4バックに移行したりなど展開に応じて柔軟かつ大胆にフォーメーションを変えていく。フォーメーションを変えずとも、3バックの一角にジャスティンを起用したりなど、使う選手のキャラクターに変化をつけながらバランスを調整する。

 細かいことはおいておいて、リーズはとにかく開幕から体のキレがいいなと感じるチーム。特に早い展開における強度負けはほとんどなく、ブレントフォードやブライトンとは互角に渡り合い、ニューカッスルはエランド・ロードで簡単に飲み込んでボコボコにして見せた。

 もちろん、ターゲットマンとしてのキャルバート=ルーウィンの存在感の高さは間違いなく、縦への鋭さを出すことができているのは彼の存在が大きい。ただ、それはある意味で昨季もできていたことでもある。

 むしろ昨季からの上積みを感じるのは後方でチームを支えるDF陣。早い展開を繰り返すということは自分たちも積極的に出ていける一方で、ファストブレイクに自分たちの守備陣が晒されるということでもある。

 エルヴェディ、ムハレモヴィッチ、ジャスティンの3バックはこのスタイルをうまく支えながら対応しているといえる。特にジャスティンは敵陣で手数をかけたサイドアタックに関してはSBとしてファーサイドのクロスに飛び込むタスクもできる。攻守に存在感を発揮しているシーズンといえるだろう。

 一方でここまでの相手が中位勢に集約されていたのも事実。アーセナルのような上位勢と戦うことができれば、もう一段自信をつけることにもつながるはずで、大きな試金石にもなる。

 セットプレーではシュタッハのFKの精度が光る。開幕節では苦手のアウェイをシュタッハの直接FKの一撃で乗り切ったことで、リーズはここまでリズムに乗れた感がある。キャルバート=ルーウィンのようなターゲットも十分であり、直接だけでなく合わせる形でも脅威を与えることができる。泥臭くゴールに迫る姿勢を直線的なカウンター以外でも見せることができるチームであることは確かだ。

ロングボールはセカンド勝負

 ブライトン戦を受けて、ハイラインと素早くミドルを放つプランはアーセナル戦の特効薬ではないか?という話をちらほらと見かけるようになっている。カラバオカップのファイナルも含めて、特にハイプレスはアーセナル相手の有効な手段であるという既成事実が出来上がっている印象だ。

 リーズはブライトンのハイプレスをコピーできるチームではあると思う。シンプルに体のキレもあるし、相手のフォーメーションと関係なく前にズレながら相手を捕まえに行くアクションはできるチームではあるはずだ。

 しかしながら、アーセナルは極端にハイプレスが苦手なチームだとは思わない。やられる試合ではハイプレスの餌食になっている側面もあるが、ハイプレスを撃退しながら敵陣に押し込む展開に持ち込んだ試合も少なくはない。ブライトン戦もギマランイスが前を向いてフリーでボールを持てる場面自体は作れており、構造に対して完全に歯が立たなかったとするのは早計だろう。

 ハイプレス対策としては中盤にルイス=スケリーのようなターンとドリブルが得意な選手を入れるというやり方もあるだろうが、ブライトン戦の後半の頭のように丁寧に低い位置でボールを左右に動かしつつ、中盤で前を向く選手を作るプロセスを踏み続けるしかないだろう。少なくとも3失点する前までは丁寧にワンサイドカットを外しながら前を向くための手順も踏んでいた。もう少し前への長いボールを使えると楽な部分もあるが、それがなくともブライトン戦以外ではハイプレスを外せていた。できた部分に目を向けながら後方で前を向く選手作りに取り組んでいくべきだろう。

 もう1つのアーセナル特効薬といえるミドルシュートに関しては、ブライトンのように速攻の中で打つというイメージはあまりリーズにはない。「Statz」というサイトから引用したデータによると、ブライトンは1試合平均のボックス外のシュートが6.4本で3位だったのに対して、リーズは4.0本で13位タイ。あまりやみくもにボックスの外から打ち込んでくるチームではない。ミドルはファストブレイク基準よりも手数をかけた末に空いたバイタルから打つ形(ニューカッスル戦の田中など)か、シュタッハの直接FKが多い気がする。

 縦に速い攻撃に関してはキャルバート=ルーウィンに当てるところからセカンドを回収し、左右に散らしながらWBの攻撃参加で圧力をかけていく形が有力。ブロビー相手に「勝てなかったが負けなかった」コンサが出てくるのであれば、おそらくキャルバート=ルーウィン相手でも同じような力関係になると推察する。そうなると中盤がどれだけセカンドボールを回収できるか。アーセナルの元々の得意分野ではあるが、今のリーズの体のキレは怖さがある。

 過去の戦績的には相性は抜群の相手ではあるが、直近の流れを見るとアーセナルの前節の大敗を除いても簡単な試合にはならないのが今のリーズ。信頼をなくすようなパフォーマンスを繰り返してしまうと、一気に雲行きが怪しくなる。初戦を飾り、まずは次の代表ウィークまでのいい流れを生み出したいところだ。

【参考】
https://www.bbc.com/sport/football/premier-league

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