Fixture
プレミアリーグ 第35節
2026.5.2
アーセナル(1位/22勝7分5敗/勝ち点73/得点64 失点26)
×
フラム(10位/14勝6分14敗/勝ち点48/得点44 失点46)
@エミレーツ・スタジアム
戦績
過去の対戦成績

過去10回の対戦でアーセナルの6勝、フラムの1勝、引き分けが3つ。
アーセナルホームでの戦績

直近10試合でアーセナルの6勝、引き分けが4つ。
Match facts from BBC sport
- アーセナルは直近32試合のフラムとのホームのリーグ戦に負けていない(W25,D7)。英国のリーグの歴史において1つのチームがあるチームに対しての無敗記録として最長。
- フラムは直近15試合のアーセナルとのプレミアで1勝のみ(D4,L10)。唯一の勝利は2023年12月のホームでの2-1。
- フラムは過去13試合のリーグ首位とのアウェイの試合で勝った事がない(D3,L10)。最後の対戦は2024年12月のリバプール戦。
- アーセナルは今季17試合のプレミアのホームゲームで11失点で無得点試合は1つだけ。複数失点は2回だけでその2試合で敗れている(2-3のマンチェスター・ユナイテッド戦、1-2のボーンマス戦)。
- フラムは直近6試合のリーグ戦で4試合で無得点。だが、得点を決めた2試合はいずれも勝利している。
- アーセナルはニューカッスル戦の決勝ゴールを含めて、今季CKから17得点を決めている。これは1シーズンのCKからの得点のレコード。
- フラムはマンチェスター・シティと並んでプレミアにおいて開始15分の失点がないチーム。しかし、ハーフタイム以降の15分の失点は12でリーグ最多。一方でアーセナルはこの時間帯に14得点と最も多くの得点を挙げているチーム。
- エベレチ・エゼは今季のプレミアの7得点を全てロンドンで決めている。デビューシーズンのゴールを全てロンドンで決めているアーセナルの選手でエゼより多く決めているのはオリビエ・ジルー(14)とトニー・アダムス(12)だけ。
- ブカヨ・サカは今季のプレミアの中でボールキャリーの後に20本以上のシュート(28)と20回以上のチャンスクリエイト(22)を記録している唯一の選手。
- ハリー・ウィルソンは今季10得点6アシストで共にチームリーダー。敵陣のボックス内での100回以上のタッチ(137)と100回以上のパス(100)を記録している13人の選手のうちの1人。
スカッド情報
- マルティン・ウーデゴール(?)
- ミケル・メリーノ(脚)
- カイ・ハヴァーツ(打撲)
- ユリエン・ティンバー(筋肉)
- ケニー・テテ(足首)
- ケビン(足首)
- アレックス・イウォビ(腿)
- ライアン・セセニョン(腿)
予習
第32節 リバプール戦

第33節 ブレントフォード戦

第34節 アストンビラ戦

今季ここまでの道のり

予想スタメン

展望
やや停滞気味ながらカップ戦争いに喰らいつけるか
5月に入り、プレミアリーグはラストスパート。優勝争いは一騎打ちとなっている。34節はシティが先に試合を行ったが、35節はアーセナルが先行して試合に臨むことになる。今節の相手は、勝率自体は悪くないものの、大事なところで壁になるイメージのあるフラムだ。
アストンビラのELの結果次第では6位にもCL出場権が与えられる可能性があることを踏まえれば、フラムは大きな6位争いの中にいると言える。勝ち点は拮抗しているが、現実的にはブライトンから3ポイント差のエバートンまでがこの争いの集団だろう。そうした状況の中で、今節のアーセナルはタフなCL日程(水曜→火曜)の合間に、欧州カップ戦出場権を狙うチームと対戦することになる。
もっとも、フラムが欧州争いに絡んでいるのは右肩上がりの戦績というより、上位にいたチェルシーの失速に巻き込まれた側面が強いのが実情だ。調子が上がっているチームというわけではない。
フラムは基本的に4-2-3-1。シーズン中盤までは活発な2列目が攻撃を牽引していたが、直近はその勢いがやや鈍っている。確変気味だったウィルソンはすでにワイドとして十分すぎる10得点を挙げているが、2月以降の10試合あまりで2得点と数字は落ち着いてきている。
序盤に光っていたキングも中盤戦以降は存在感を示せず。チュクウェゼもポテンシャルは感じさせるものの、起用法やサイドが定まらずジョーカーの域を出ていない。
さらに痛恨なのがイウォビの負傷だ。サイドでタメを作りつつ、周囲の動きを引き出す役割は、複数枚で崩すフラムのサイドアタックの要。個でこじ開けられない場面でも連携でスペースを生み出せる存在を欠いているのは大きい。
イウォビ不在以降はヒメネスがサイドに流れてチャンスメイクする場面が増えた。従来は中央にとどまることが多かったが、サイドで時間を作る意図が見える。ただし、その分ボックス内の枚数が減るなど課題も明確で、アストンビラ戦のゴールも泥臭い形だった。
それでも大崩れしないのが今のフラムの強み。守備的に構えて我慢する展開では耐えられるが、劣勢時に決め手を欠くというのが現状の姿だ。
なんとしても先制点をこじ開ける
残り4試合の中ではこの試合が最も日程的にタイト。中2日の今節と、CL後に中5日で迎える来週を乗り切れば、最後の2試合には1週間の準備期間がある。個人的には、ウェストハム戦後の時点でシティとフラットに並んでいることが一つの目標になるだろう。
強豪相手には5バックを採用することもあり、アーセナル戦でも形こそ維持しつつSHが下がって6バックのようになるケースがあった。直近はトランジッションが少なく、ポゼッションのターン制になりやすい展開も多いのがフラムの傾向。よって、この試合も押し込む相手をどうこじ開けるかが焦点になる可能性が高い。
押し込む展開で打開するために鍵となるのはエゼとサカ。右はウーデゴールがいれば多人数での崩しも期待できる。相手が撤退基調になると読むならホワイト起用も一案だが、全体のバランスを考えればSBはモスケラの方が安定しそうだ。逆サイドではカラフィオーリの投入も視野に入る。
セットプレーは最近は得点源になっていないが、ブレントフォード戦ではファーの折り返し対応に苦しむ場面もあり、攻略の余地はある。押し込み続けることで副次的なチャンスが生まれる可能性もあるため、どんな形でもゴールは欲しいところだ。
ヒメネスを軸としたファストブレイクへの対応も重要になる。ガブリエウとサリバでロングボールの起点を封じつつ、押し込む時間を維持したい。
フラムとしても一方的に押し込まれる展開は避けたいはずで、ハイプレスを仕掛けてくる可能性もある。その場合、右サイドのビルドアップの不安定さは懸念材料だ。スビメンディをアンカーに置けばウーデゴールとの接続は改善しそうだが、非保持時の右サイドのカバーやボックス侵入の優先度を考えれば、アトレティコ戦のCH配置を継続する選択肢もある。
CLを控えているとはいえ、余裕を持ったターンオーバーは難しい。フラムの出方や想定される展開によって最適なメンバーは変わるはずだ。展開と人選のミスマッチを避けながら、この難局を乗り切りたい。
