Fixture
明治安田 J1百年構想リーグ プレーオフラウンド 第2戦
2026.6.6
川崎フロンターレ
×
サンフレッチェ広島
@Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
戦績
近年の対戦成績

直近5年間の対戦で川崎は4勝、広島の3勝、引き分けが4つ。
川崎ホームでの戦績

過去10戦で川崎の6勝、広島の2勝、引き分けが2つ。
Head-to-head
- 直近6試合でどちらのチームのクリーンシートもないカード。
- 直近3試合はいずれも2-1のスコア。
- 6試合のホームでの広島戦負けなしは昨季の対戦でストップ。川崎は第37節で1-2での敗戦を喫している。
- ホームでの広島戦で川崎は直近7試合連続で先制点を取っている。しかし、ここ5試合のうち3試合ではリードを守ることができていない。
スカッド情報
- 佐々木旭(?)
- 大関友翔(?)
- 山本悠樹(鼠蹊部?)
- エリソン(?)
- 家長昭博(右腓腹筋肉離れ)
- 大島僚太(?)
- 谷口栄斗(左ハムストリング肉離れ)
- 山市秀翔(右鎖骨下静脈血栓症、右胸郭出口症候群)
- 小林悠(左ヒラメ筋肉離れ)
- 長璃喜(代表活動)
- 林駿佑(代表活動)
- 神田奏真(代表活動)
- 荒木隼人
- キム・ジュソン
- トルガイ・アルスラン
- 越道草太
- 大迫敬介
- 塩谷司
- 小川煌
- 中島洋太朗
- 小林志紋
予想スタメン

Match facts
- ホームでの直近3試合で負けがない(W2,D1)
- 先制した6試合は全て勝利を挙げている。
- 昨季、大阪より西のチームとのホームゲームは7戦で1勝だけ(D2,L4)
- 全体の得点の45%が75分以降に決まっている。
- 伊藤達哉は第1戦で今季初ゴール。2試合連続ゴールとなれば、4試合連続得点となった昨年10月以来。
- 昨季の最後のゴールは伊藤達哉。決めたのは第37節のホームの広島戦。
- 3試合勝ちがないあと、今季初めての4連勝。
- 得点のうち、62%が後半に生まれたもの。
- アウェイでは2連勝中でいずれの試合もクリーンシート。
- 2点差以上の敗戦は3月22日の清水戦が最後。
- 直近3試合はいずれも複数得点。この期間で10得点をとっている。
- 関東でのアウェイゲームでは2025年の10試合中6勝をあげている。
予習
第16節 G大阪戦

第17節 京都戦

第18節 名古屋戦

プレーオフ 第1節 川崎戦

展望
GK起用の意味づけ
百年構想リーグもついにラストマッチ。広島とのリターンレグで特殊な半年は幕を閉じることとなる。
基本的には1st legを反省しながらの90分になるだろう。特に前半の立ち上がりのところを反省しながら試合を進めていく必要がある。
ビルドアップの局面においてはなかなか山口を使いながらのメリットが出なかった感じがある。特に、広島が強引に枚数をかけずにワンサイドに相手を追い込もうとしている時間帯においては、「山口まで戻して逆サイドからやり直せるか?」という部分がクリーンにボールを運べるかの分かれ目になる。
山原、三浦の両SBは大外の低い位置に下がった状態でボールを受けた時に縦を防がれると、かなり判断が悪くなるという欠点がある。山原は縦に雑に蹴り、三浦は横パスがミスになってカウンターに進まれることが多い。山口によってショートパスからの組み立てを改善したいということなのであれば、少なくとも両SBが縦を切られた時にやり直しのバッファをもたらせることが最低条件のように思える。
縦をふさがれた際のSB側の対応も間口を広げられればベスト。具体的には縦を切ってくる相手に対して、インサイドに切り込むようなドリブルができれば面白い。かつての所属選手で言えば、ファン・ウェルメスケルケンが得意にしていたプレーである。
広島は人につく意識が強いチームなため、マンツーで対面をはがすことができれば、サポートは遅れがち。第1戦では橘田がフリーランでマーカーを釣る動きもあり、こうした動きと組み合わせればさらにインサイドへのマークは薄くなる。ミクロなオフザボールの動きを生かして抜け出すアクションは欲しいところだ。
2-0になった後、広島はマンツーでより強いプレスを敵陣に仕掛けていた。このハイプレスを発動している時に関しては少なくとも河原のサリーは悪くはなかった。サリーの意義の1つに相手の陣形を動かせているのか?というものがあると思うが、マンツーは人が動けば動くという守備基準。より高い位置にボールを預けるための一手としては有効になりそうなシチュエーションだった。
ボールの預けどころになるのは降りる脇坂だろう。今の川崎がハイプレス回避で勝負をかけるとしたら、個人的には脇坂の相手をはがすアクションにフルベットするのがいいように思える。脇坂にボールが入ったタイミングでほかの選手が攻撃を加速させるフリーランを仕掛けて対面を出し抜くことができるか?ここに論点を絞るのがいいと思う。
第1戦では広島のプレスに落ち着いて対応できた時間帯もあったが、回避してスローダウンするケースも多く、相手が前に出てきたことに罰を与えるような攻撃があまりできなかった。広いスペースを守るという点では思ったよりも広島には隙がありそうだったので、ひっくり返すところまで持っていきたい。
まとめると、自陣でのビルドアップは山口を起用する意味付けと脇坂にフルベットするためのフリーランを仕掛けられるかどうかに注目していきたい。
最速ルートだけは潰す
第1戦で後半の川崎の攻撃が停滞した要因は交代選手が織りなす形がうまくいかなかったからだろう。こういう言い方をすると、交代選手の個人能力に起因するところがあると考えてしまうと思うのだけど、個人的には攻め方の方策も絡んできている話かなと思う。それも含めて個人能力というのはあるかもしれないけども。
前半終盤から交代までの時間帯で川崎の攻撃がハマっていたのはファストブレイクが効いていたからだろう。河原の縦につけるパスなどを起点に中央から縦に速く作る攻撃を3トップがきっちりとフィニッシュまで結びつけるという流れができたからだ。
逆に言えば、終盤のような長や紺野のクロスを主体とする戦い方は今年の川崎ではまずハマった試しがない。クロスが決まるとしたら、三浦のオーバーラップなどアウトサイドでスペースを揺さぶるタイミングを掴むプレーを挟む必要がある。WGが目の前の相手を抜き切らないまま上げるクロスは、対面を上から叩くことができるほど空中戦で無双できるターゲットがいるか、抜け出すスペースにクロスを上げてゴールを決めるプレーが設計されているかのどちらかが欲しいところ。残念ながら今の川崎はどちらもできていない。
広島は非常にアグレッシブなチームなので、リードをしている状況がプレースピードをダウンさせてスペースレスな状況を攻略するような展開を招くことはない。それでも終盤にリードを奪っていれば、ある程度自陣の守りを固めてくるだろう。そうなった時にWGの抜き切らないクロスに合わせるビジョンを用意していなければその時点で詰みだろう。それを避けるのであれば、オープンでスペースがある時間にリードを奪うところまでたどり着く必要がある。
非保持においてはやはり2つの失点場面が基準になるだろう。中村の裏抜け、特にハーフスペースの封鎖に対してはどのように対応するかをまず整理する必要がある。
第1戦でのクオリティを維持できるという前提に立つのであれば、マルシーニョと伊藤が非保持でスイッチを入れられるプレスとリトリートでの運動量を見せたのは好材料。CHが彼らの背後をカバーする負荷を下げられるのであれば、最終ラインのフォローとバイタル封鎖にリソースを割くことができる。
基本的にはCBが広い範囲をカバーするような設計になってしまうと、丸山と松長根のコンビは壊れてしまう。なので、そうならないようにその手前でいかに予防をすることができるかが重要だ。
CBコンビはマークの受け渡しを確認してほしいところ。2失点目のように1人がはがされると、もう1人のカバーも中途半端になり、都合2人の相手選手が結果的にフリーになる。
一番大事なことは上で述べたようにこの2人にそもそも丸投げする局面を作らないことなのだけども、そうなってしまう場面が出てくることはあるだろう。そうなったら、最低でも1つのルート、一番ゴールに直結するルートは必ずつぶしてほしい。ゴールまでにパスを挟まなくてはいけないプレーであれば、まだミスが起こる余地はある。すべてをふさぐことは無理でも電車道を空けずに、相手に余計なミスが起きる可能性を挟み込みたい。
【参考】
transfermarkt(https://www.transfermarkt.co.uk/)
soccer D.B.(https://soccer-db.net/)
Football LAB(http://www.football-lab.jp/)
Jリーグ データサイト(https://data.j-league.or.jp/SFTP01/)
FBref.com(https://fbref.com/en/)
日刊スポーツ(https://www.nikkansports.com/soccer/)
